1月26日付けNTTドコモ公式サイトの地域からのお知らせ(東海)によると、NTT ComとNTTドコモは、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)において、園内バスと同型の大型バスによる自動運転の実証実験を2023年2月10日(金曜)から行うことをお知らせしている。

本実証では、ドコモビジネスが強みとする5GやAIなどの先進技術を活用し、自動運転による利便性だけでなく安全性の向上にも貢献する。

■実施日程
2023年2月10日(金曜)~2月12日(日曜)、および2月14日(火曜)の計4日間

■場所
愛・地球博記念公園の園内西ルートおよび園内管理道路ルート

■実施内容
公園施設へのアクセスを自動運転バスで補完することを想定し、園内西ルートでは歩行者と自動運転バスのあんしん・安全な共存の在り方を検証、園内管理道路ルートでは樹木などによりGNSS(Global Navigation Satellite System:人工衛星から発射される信号を用いて自己位置などの測位を行う技術)の電波を検知しづらい環境における自動運転の検証をする。

■本実証の特長
園内初となる大型バスによる自動運転走行
園内バスと同型の大型バスを使用した園内初の自動運転走行を実施する。本実証では、交通事業者が専門的な視点から課題抽出を行うことで、あんしん・安全な自動運転の社会実装に貢献する。

<本実証で活用する大型バス>
愛・地球博記念公園で自動運転実証に活用する大型バス

歩車混在環境におけるAI映像解析技術を活用した注意喚起
AIが、走行ルート上に設置されたカメラから取得した映像を解析し、自動運転バスの接近時、その周辺に歩行者を確認した場合、AIと連動する路側に設置されたスピーカーから歩行者に対し、注意を促すアナウンスを発報する。本システムの有用性評価により、歩車共存環境の在り方を検討する。

<AI映像解析技術を活用した注意喚起のイメージ図>
AI映像解析技術を活用した注意喚起のイメージ図

5Gを活用した遠隔管制
管制員は、5Gで伝送される走行ルート上や大型バスに設置された複数のカメラ映像をもとに、運行状況を遠隔管制室で監視し、危険を確認した場合、大型バスの運転手に伝達する。将来的な園内での導入をめざし、死角や歩行者が多い場所における危険回避の手段として、本システムの有用性を評価する。

<5Gを活用した遠隔管制のイメージ図>
5Gを活用した遠隔管制のイメージ図


参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/notice/tokai/page/230126_00.html