人生には、3回のモテ期があるという。
三十をとうに越えてしまったけれど、私のは一体いつだったのかな。
もう来ないのだろか。
こういう訳の分からない話をしているときは大体疲れているか、何か心に引っかかっていることがあるのだ。
いつも戯れている同僚の女性が、部署の人間から可愛いと言われて評判らしい。
それを臆面もなく話してくるあたり、全く無邪気な話ではあるけど、私は心中穏やかではない。
仕事中に愉快におしゃべりをするだけで、プライベートまで踏み込むつもりもなく、踏み込まれても困るような関係だが、それでも面白くないというのは、何とも我が儘な話だ。
ただ、あと半年は愉快だから、せいぜい楽しむとしよう。