「勝負の神は細部に宿る」
元サッカー日本代表監督の岡田武史さんにお会いする機会があった際に教えて頂いた言葉です。
岡田さんは、日本代表を監督という立場で、2度ワールドカップという大舞台を闘ったご経験をお持ちの方です。
その岡田さんが仰っていたのが
・サッカーの監督として、チームの戦術、相手は4-5-1(サッカーのシステムの1つ)だから、こちらは3-5-2で・・・
・こういう状況の時は、こういう動きで、ここに走り込んで、〇〇がその時こういうポジションを取って・・・
・セットプレーの約束事は・・・
・開始何分まではこういうサッカーをして・・・
・相手の試合映像を繰り返し見て分析して・・・
もちろん、このような事は非常に重要で、必要不可欠だと思う。
ただ、じゃあ
どういう事で勝負が決したか
というと、
後もう1歩、前にポジションを取っていたら、このシュートを防ぐ事が出来たんじゃないか
とか・・・
もうちょっと早く足を出していたら、ボールに届いてゴールを決める事が出来たんじゃないか
とか。
ワールドカップを2度闘ってみて
どういう所で勝負が決したかと言うと
本当に、そういう些細な部分を突き詰めて求めれてたかとかそう言う部分だった。
また、
「ちょっとくらいミスしても大丈夫」
とか
「オレ1人くらい、少しの時間帯で走らなくても大丈夫」
と考えている選手がピッチやベンチに1人でもいると、負ける。
そんなご経験から、「神は細部に宿る」というのは本当なんだよね。
とのこと。
本当に深い、説得力があります。
そのお話を伺って以来、細部にこだわるということを意識して仕事をしてきました。
サッカーでは、例えば
10周のランニングトレーニングで、走るコースを4つのコーンでマーキングして走るコースを作ったとして、そのコーンの内側を通って角を曲がっていく選手がいたら、ちゃんと外側を通っていくように伝えたり・・・
ランニングのゴールが設定されていて、その直前でスピードを緩める選手がいたら、最後まで走り切るように指導したり・・・
サッカー以外の仕事の現場でも
この事は常に意識していました。
時に、「小うるさいおっさんだなー」と思われることもあったかと思いますが、
「このくらい大丈夫かな」
と妥協すると、勘違いから引き継ぎミスが起こったり、小さなミスが重なって大きな失敗に繋がったりする事がありました。
「勝負の神は細部に宿る」
細かいことにこだわったり、本当に大丈夫か?もう少しだけ頑張ってみよう、と自分のお尻を叩くことは、結構大変で、中々出来ないものだと思います。
だからこそ、やる人とやらない人に差が出てくるのかもしれません。
今日からのいよいよ仕事初め!
2023、細部を意識して行きます!