心臓に悪い。 心臓がとまるかと思った。いつものように出社して、いつものようにメールをチェックする。すると目に飛び込んでくる"件名:リストラ通知"の文字。差出人は社長になっている。そんな、まさか…


 心臓の鼓動の高まりを感じつつ添付メールを開くと、その内容に愕然とした。
 …なんてことはなく、リストラ通知というのは経費削減のためにいろいろやっていこうぜ、という内容でした。

 リストラという言葉を聞くとまず思い浮かぶのが、経営状態の悪化による人件費削減のための社員の首切りですが、それはリストラというものの要素の一部であって、イコールではありません。

 そもそもリストラとは、構築する・構造化するという意味の"structure"という単語に再び〜するという意味の"re"をくっつけたもので、本来は再構築する・仕組みを見直すという意味で使用します。"re"の使い方としては再スタートする・再挑戦するのリスタート・リトライという単語をよく耳にします。

 一般企業におけるリストラ案としては、上記の正規社員・派遣社員などの首切りによる人件費の削減のほか、給与のカット・新規採用の凍結・業務の縮小などさまざまなやり方があります。ちなみに僕の勤める会社のリストラ案の内容としては、

・役員報酬の20%カット
・新規採用の凍結
・時間外労働の禁止

 というものでした。最初の2つについては僕にはまったく関係ありませんが、最後の時間外労働の禁止はなにげに大ダメージでした。残業が減っていいですやん、という考え方もありますが、残業ができないということは残業代も当然ゼロになります。我が家はいわゆるおこづかい制ではなく、一定の金額を家計におさめて残りをこづかいにする、というやり方にしています。残業代は入らないということはすなわち僕のおこづかいがそのぶん減るということを意味します。きつい、きついぜこれは。

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