桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

炭焼き5日目、窯籠めと割木作り

2022年04月20日 18時37分25秒 | 活動報告

先日の割木作りの続きを行う。何度も書いているが貰い物の材料は大物

ぞろいで割木に特化した作業だけでも長時間に及ぶ。その作業もようや

く終わりが見え始め端切れの始末に取り掛かれるようになった。

それも午前中で粗方を終え一段落つく。ただ炭木用に作った材料は1窯

以上あり、さらなる炭焼き・割木への流用といつものシーズンより炭焼き仕

事が続いている。

これからは本格的な農作業へのシーズンに切り替えとなっていくため時

間の確保は難しくなるが桑炭会パワーなら何とかなると思っている。

炭焼きは最終局面を迎え今日のスケジュールを決める朝一の温度は気

にかかっていた。『昨晩越すのに煙突をもう少し抑えておいた方がよかっ

たかな?』とか

『締め過ぎになっていて思ったほど温度が上がらず、後々に影響が出な

ければ・・・』などの思いが交錯する中で通信簿をもらう

『230℃』、問題のない期待に近い数字に安心して、窯を籠める下準備と

して極緩やかな調整から始める。以後、急な上昇のないように注意しなが

ら調整していく。13時半に293℃となり、ここで煙突・通風孔とも開放にし

て精錬を始める。(ものの本によると260~270℃辺りとなっている)17時、

煙突の中は白くなり煙は殆ど透明になってきたが温度が324℃ともう少し

高いところで終えたいので1時間待つことにした。

18時、331℃になったのでガス抜き後に煙突を閉鎖して8回目の炭焼き

を終えた。目塗りは明朝とする。

前回のデータ・調整をコピーした形でやってみた。最初は少し遅れ気味

の温度推移をしていたが終盤に逆転し1時間15分速く終了した。

因みにこれは今シーズン最短の炭焼き、その内容は如何なるものか窯

出しが楽しみ。

        朝日に迎えられ夕日で終わった炭焼きの1日

            割木置き場はほぼいっぱい

        

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