日本人はお金のばらまきに反対し、成長戦略を求める
「政府は、ばらまきで人気取りはやめて、成長戦略を進めよ」。
それよく聞くわ
「ばらまきは一過性で、無駄にお金を失うだけ」。
「成長分野や有望企業へ投資すれば、未来が開ける」。
「選択と集中だ」。
もっともらしく聞こえるけど?
完全に間違った、反社会的な言動です。
現代は、政府がお金を国民にばらまいて経済成長させます。
なぜお金をまくだけで成長する?
ばらまくお金はいちいち追加発行するから、世のお金の総量が増えるからです。
これを「政府財政出動」と呼び、「管理通貨制度」の成長戦略です。
・ 政府が国民にお金を渡すと、物が買われ間接のGDPとなり、経済成長する
これに背を向けた日本だけがデフレ不況で、貧困化して不幸です。
日本国民は今も、経済成長させる方法を知らない
ばらまきとは政府財政出動を指し、お金をまず追加発行します。
そして物を買う客の側に、買うお金を先に持たせる仕込みです。
企業はお金を持つ国民を相手に、製品を作って店頭に並べます。
買う側が貧乏だと、企業はつぶれるね
政府が国民に自国通貨を持たせ、あとは市場原理にまかせます。
国民は良品を買うから、競争でイノベーションも起きるのです。
成功例は?
2020年からのアメリカも、2人の大統領のドルばらまきで、コロナ不況を脱しました。
ばらまきの穴となる徴税をふさぐため、トランプ政権はまず減税しました。
公共事業・失業給付・国民給付で、トランプ政権の2020年5月のインフレ率0.1%から、バイデン政権の翌年10月に6.2%へと、コロナ前より景気を上げました。
日本が難解な成長戦略をこねくり回して、インフレ率マイナスなのを尻目に。
アメリカと日本の、金銭感覚の違いはどこ?
日本はばらまき拒否で、減税も拒否、自国通貨の削減と所得減を進め、デフレです。
・ 日本 = 企業に改革させれば、商品は必ず売れて、経済成長するはずだ
二国の主義はどう違うか。
・ 日本 = 売る者が市場をリードする(金がない者も、商品が優秀なら買う)
結果はこう。
・ 日本 = 経済衰退(右肩下がり)
日本は企業を叩く政策ばかりだし
結果は企業幹部が部下を叩く、ブラック企業の大ブーム。
世間は「社長が馬鹿で社員がナマケモノのサボリだから、売れる物をつくれずにいる」の固定観念に閉じこもっています。
「だって、きちんと物をつくった企業は伸びてるし」と信じています。
伸びた企業もあるの?
伸びたのは輸出企業です。
輸出先の国は政府がお金をばらまいて、買う金を国民が持っているからです。同じ商品が国内で売れないのは、日本政府はばらまかないので、日本国民に買う金がないから。
客が金欠なら、売る努力は無意味です。
魚のいない池で、釣り人の腕を磨いても、結局は釣れないから。
日本の経済戦略は、夢みる子どもか
日本国民は「成長戦略」なる魔法のレシピを、政治に求めます。
野球漫画の「消える魔球」とか、ボクシング漫画の新パンチ「ギャラクティカマグナム」「ブーメランテリオス」「ゴッドイリュージョン」みたいに奇策や秘術に頼る。
ウイニング・ザ・レインボーもあった
でも今、口で言えない成長戦略は、脳内妄想です。
幸せの青い鳥になっています。
青い鳥の正体は、ばらまきか
世界が皆やり、日本もやりかけたばらまきが、イノベーションの原動力です。
・ 日本 = ばらまきと減税のみ絶対拒否、あとは国民はご自由に → デフレ不況
日本がばらまき断固拒否なのはなぜ?
ばらまけば金庫にたくわえた税収の一万円札が減ると、勘違いしているのです。
日本では「税金が財源だ」の嘘が広まり、「税金を役立つことに使え」という見当違いの願望でこり固まっています。
税金を使うつもりだから、使う額が増え行く中で無限に増税し、国民は金欠です。
財源を心配する時点で勘違いか
国費は国民負担だと言う時点で、完全に間違っています。
国の財源は、国庫短期証券か国債か財投債です。
使うたびに追加発行するから、残りが減るのでなく増えます。
使った額だけ増えて、それが経済成長ね
使った額を後で増税する奇行が、日本だけで起きる謎の貧困の原因です。
税金は財源ではない。
1973年に世界はそう変えたのです。なのに日本だけ19世紀のまま。