田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの種芋作り ①を紹介する。」



「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」



「一般的にジャガイモの栽培では食用ではなく専用の種芋が使われるが、この背景には歴史的に多くの犠牲者を生んだ疫病の流行があった。」



「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」



「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」





プチじゃが


下栗芋


男爵薯


メークイン


キタアカリ


ベニアカリ


トヨシロ


十勝こがね


北海こがね


インカのめざめ


インカのひとみ


インカルージュ


グラウンドペチカ


ノーザンルビー


シャドークイーン





ジャガイモの種芋の検疫について





田吾作「ジャガイモは食用の芋を植え付けるのではなく、種芋という栽培専用の芋を植え付けることが推奨されている。」



「これはジャガイモが病気になりやすくて細菌やウイルスや病害虫などに弱く、発症後の薬剤による防除が難しいことが理由だ。」



「そのためジャガイモは国による唯一の指定種苗にされており、農林水産省は植物防疫法に基づいて植物防疫官の厳格な検査を義務付けている。」



「種芋の検疫を合格するには、芋の内外が無病で、品種特有の性質を備えており、発芽する力が強く、大きさが規格を満たしている必要がある。」



「この種芋は専用の畑で栽培されており、植え付け前と植え付け後と掘り取り後の3段階で検査され、合格したものだけに合格証票が添付される。」





ジャガイモの種芋の芽出し





田吾作「ジャガイモの種芋は植え付け前に芽出しをしておくと、休眠が完全に終わって生育する準備が整い欠株が出るという失敗が少なくなる。」



「種芋を休眠打破するには光と温度が必要だが、春作と秋作では栽培環境が違うため、それぞれに適した芽出しの方法がある。」



「春作の場合は植え付けの2~4週間前に、約10~20度くらいの光が当たる場所に種芋を置き、数日ごとにひっくり返して全体を芽出しする。」



「秋作の場合は植え付けの2~3週間前に、直射日光が当たらない涼しい場所に種芋を置き、数日ごとにひっくり返して全体を芽出しする。」



「またジャガイモは品種によって休眠期間が違っており、長い品種は春作に適していて、短い品種は秋作に適している。」





ジャガイモの種芋の切り方





田吾作「ジャガイモの種芋の重さは約30~40gくらいが適しており、大きな場合は切って植え付ける数を増やすことが可能だ。」



「種芋にはたくさん芽が付いているが、発芽力が強くて収穫量が多いのは頂芽に近い部分で、切り方によっては生育が不揃いになることがある。」



「またジャガイモは芋が大きくなりやすい個重型品種と、芋が多くなりやすい個数型品種があり、それぞれ切り方を変えると発芽に効果的だ。」



「特殊な切り方としては種芋を完全に切り分けず、少しだけ残しておいて切り口を閉じておき、植え付け前に切ることで萌芽が良くなる。」



「切り口は腐敗防止のために草木灰を塗って乾燥させるが、秋作の場合は高温で種芋が腐りやすいため切らずに植え付ける。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの種芋作り ①だ。」



「ジャガイモは過去に世界各地で何度も大規模な疫病が発生したため、検疫を合格した種芋を植え付けるという栽培方法が確立された。」



「疫病が発生すると瞬く間に被害が広がり、雨や風などで1週間に約10kmのスピードで疫病菌が拡散し、広範囲で深刻な生育不良をもたらす。」



「家庭菜園であっても食用を種芋にするのは非推奨であり、近隣の畑に迷惑をかけないためにも必ず専用の種芋を使用してほしい。」



「明日の記事ではジャガイモの種芋作り ②を紹介する。」















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田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの土作りを紹介する。」



「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」



「植物は同じ品種であっても土作りによって生育が変わってくるので、肥料を駆使すれば自分だけの味を作ることが可能だ。」



「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」



「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」





プチじゃが


下栗芋


男爵薯


メークイン


キタアカリ


ベニアカリ


トヨシロ


十勝こがね


北海こがね


インカのめざめ


インカのひとみ


インカルージュ


グラウンドペチカ


ノーザンルビー


シャドークイーン





土壌の酸度





田吾作「植物には栽培に適した土壌の酸度があって、土作りの際に酸度計で測定して適切な数値に調整することが大切だ。」



「土壌の酸度の調整を疎かにすると、植物が病害虫の被害を受けやすくなってしまうのだ。」



「酸性に傾けるには、ピートモスや硫安や過リン酸石灰や塩化カリや硫酸カリなどを使う。」



「アルカリ性に傾けるには、草木灰や消石灰や苦土石灰や有機石灰などを使う。」



「ジャガイモは栽培に適した土壌の酸度が5.5~6.0pHなので、ピートモスや硫酸カリなどを使って酸性に調整する必要がある。」





連作障害





田吾作「連作障害とは同じ科に分類されている植物を同じ土壌で続けて栽培することで発生する生育不良である。」



「植物の生長に必要な栄養素は種類によって違っているため、同じ科の植物を同じ土壌で続けて栽培すると特定成分だけが不足した状態になる。」



「それによって土壌の微生物のバランスが崩れ、病害虫が増加する原因になるのだ。」



「この連作障害を発生させないためには、同じ科の植物を同じ土壌で続けて栽培することを避けて輪作するのが効果的だ。」



「輪作の目安は同じ科の植物の他に、種類によっても変わってくるので、よく調べてから栽培することをオススメする。」





サンアンドホープ: 花と野菜の土 プレミアム培養土






田吾作「土作りのベースには、サンアンドホープの花と野菜の土 プレミアム培養土を使った。」



「花と野菜の土 プレミアム培養土は天然有機原料が主体の安心で安全な有機培養土だ。」



「土壌の有効微生物の働きを盛んにして、草花や野菜の育成をしっかりサポートする。」



「植物の根張りは抜群で、効果がはっきり分かる天然有機肥料が入っている。」



「草花や野菜や花木やハーブや果樹や観葉植物や球根など幅広く使うことが可能だ。」





住友化学園芸: 石原フロンサイド粉剤





田吾作「種芋の植え付けの4週間前には、住友化学園芸の石原フロンサイド粉剤を土に混ぜた。」



「石原フロンサイド粉剤は土壌に混ぜたり植物の株元に散布するだけで、根こぶ病の休眠胞子に対して殺菌と消毒ができる土壌殺菌剤だ。」



「アブラナ科の根こぶ病、キャベツの苗立枯病と菌核病、ネギの白絹病、ジャガイモのそうか病など、広範囲の病害に優れた予防効果がある。」



「効果が持続して長期間に渡って根こぶ病の被害を抑え、石灰との併用で防除効果が高まる。」



「土壌の中で適度に分解するため栽培する植物に影響はなく、蒸気圧が低いので空気中への揮散はほとんどない。」





サンアンドホープ: 赤玉土 (小粒)





田吾作「種芋の植え付けの3週間前には、サンアンドホープの赤玉土 (小粒) を土に混ぜた。」



「赤玉土は赤土を粒状にしたもので、土壌に含まれる酸化鉄によって赤褐色になっている。」



「赤土は粘土質が高くて栄養素が低いが、保水性と排水性と保肥力と通気性が優れている。」



「ミネラルが豊富に含まれていて、有機質の含有量が少ないため雑菌が繁殖しにくい。」



「ジャガイモを赤土で栽培すると、光合成が活発になって地下の芋にデンプンを蓄積させ、表皮が美しくなって形状が整う。」





サンアンドホープ: ピートモス





田吾作「次にサンアンドホープのピートモスを土に混ぜた。」



「ピートモスはミズゴケなどの泥炭が主原料の土壌改良剤で、フミン酸を含んでいるため、無調整の場合は酸度を酸性に傾けることができる。」



「酸度は無調整のものは約3.8~4.8pH、調整済みのものは約6.0pHで、栽培する植物によって使い分けることが大切だ。」



「有機質を多く含んでおり、保水性と排水性と保肥力が良い土壌にしてくれて、荒く砕かれたものは通気性が優れている。」



「北海道やカナダやロシアなどが原産地だが、主原料となる植物と構成比が違っているため、物理的な効果に多少の違いがある。」





ヤサキ: 連作障害ブロックW





田吾作「次にヤサキの連作障害ブロックWを土に混ぜた。」



「連作障害ブロックWは天然ゼオライトと菌の黒汁を配合した土壌改良剤で、連作障害の予防と対処に効果がある。」



「連作障害は同じ科に分類されている植物を同じ土壌で続けて栽培することで、栄養バランスが崩れて悪玉微生物が増えることによって発生する。」



「そのため善玉微生物を増やすことによって、土壌に長く光合成細菌を生息させることが可能になり、連作障害を防ぐ効果がある。」



「土壌に混ぜたり植物の株元に散布するだけで、悪玉微生物を寄せ付けない環境を作ることが可能だ。」





朝日アグリア: ハイパワーたい肥





田吾作「次に朝日アグリアのハイパワーたい肥を土に混ぜた。」




「ハイパワーたい肥は様々な微生物を繁殖させることで連作障害を防ぎ、植物の根張りを良くして保肥力を向上させ生育を促進してくれる。」



「成分の配合は米ぬかや酒かすやバークといった良質有機原料、腐植酸、鉄分やホウ素やマンガンなどの微量要素だ。」



「植物の土作りの際に使うことによって、病害虫の被害を受けない栽培に適した土壌にしてくれる。」



「堆肥には動物性と植物性と鉱物性があって、連作障害を防ぐには組み合わせて使うのが効果的だ。」






サンアンドホープ: 硫酸カリ





田吾作「種芋の植え付けの2週間前には、サンアンドホープの硫酸カリを土に混ぜた。」



「硫酸カリは硫酸イオンとカリウムのみを含む即効性の化学肥料で、元肥として使うと酸度を酸性に傾けることができる。」



「主成分のカリウムは茎と根の生長を促進する効果があり、根菜類の肥大と収穫量を増加させるために使われることが多い。」



「ただ硫酸カリがデンプン質のホクホクした食感にするのに対して、塩化カリは繊維質のパサパサした食感にする効果がある。」



「肥料成分の配合は窒素0%、リン酸0%、カリ50%である。」





サンアンドホープ: ぼかし完熟有機100%肥料





田吾作「次にサンアンドホープのぼかし完熟有機100%肥料を土に混ぜた。」



「ぼかし完熟有機100%肥料は緩効性の有機肥料で、肉粕やレバーや魚粕や卵殻や植物粕などに菌体肥料をブレンドした配合肥料を完熟させたものだ。」



「各種の微量要素や野菜の旨味を引き出すアミノ酸、根張りを促進するヘモグロビン、害虫が寄り付きにくくなる有機燃焼灰などの原材料を使用している。」



「発酵済みなので根に触れても肥料焼けせず、花は色鮮やかになり、野菜は品質が向上しておいしく育ち収穫量が増加する。」



「肥料成分の配合は窒素4%、リン酸4%、カリ2%である。」





住友化学園芸: ベニカXガード粒剤





田吾作「種芋の植え付けの1週間前には、住友化学園芸のベニカXガード粒剤を土に混ぜた。」



「ベニカXガード粒剤は粒タイプの殺虫殺菌剤で、土壌に混ぜるだけで害虫と病気を同時に予防できる。」



「殺虫成分のクロチアニジンは根から吸収されて、薬効が葉の隅々まで行き渡り、害虫の被害から植物全体を守る。」



「微生物のバチルス チューリンゲンシス菌 (B. t. 菌) の作用によって植物の抵抗性を高め、丈夫にすることで病気を予防する。」



「家庭菜園でおなじみの野菜や花や観葉植物などに幅広く使用することができる。」





朝日アグリア: カルシウム肥料





田吾作「次に朝日アグリアのカルシウム肥料を土に混ぜた。」



「カルシウム肥料は土作りの効果を高めて植物の根張りを促進する有機由来の原材料が入っており、土壌と植物を元気に強く育てる。」



「丈夫な植物に育てるカルシウムを含んでいて、堆肥が入っているため緩やかに効いて良い土壌を作る。」



「土壌の酸度を変えない硫酸カルシウムを使用しているので即効性と水溶性が優れている。」



「ジャガイモの場合は表皮が美しくなって食味が向上し収穫量を増加させ、先端部生育阻害、葉縁部黄化、そうか病、軟腐病などに効果がある。」





アミノール化学研究所: 微量要素8






田吾作「次にアミノール化学研究所の微量要素8を土に混ぜた。」



「微量要素8は水溶性苦土と微量要素の相乗効果によって植物を丈夫に育てる。」



「含有する微量要素は植物に不足しがちなミネラルを補給して、根の伸長を促進して生長を助ける。」



「葉緑素を構成する成分の苦土を多量に含有しているため光合成を促進してくれる。」



「ジャガイモの場合はそうか病などに効果がある。」






朝日アグリア: リンカリ肥料






田吾作「次に朝日アグリアのリンカリ肥料を土に混ぜた。」



「リンカリ肥料は緩効性の化学肥料で、リン酸とカリとマグネシウムという栄養素が配合されていて、緩やかに効果が持続する。」



「窒素が含まれていないため、葉と茎の伸び過ぎを抑えることができる。」



「リン酸は花付きと実付きを充実させ、カリは根張りを良くして、マグネシウムはリン酸の吸収を助けて葉の色を良くする。」



「肥料成分の配合は窒素0%、リン酸14%、カリ15%、マグネシウム5%である。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの土作りだ。」



「ジャガイモの土作りのポイントは、茎と根の生長を促進させるカリという栄養素を多めに含んだ化学肥料を使うところにある。」



「それに対して窒素という栄養素が多いと、ツルボケして葉と茎ばかりが茂って芋が肥大せず病気になりやすくなるので注意が必要だ。」



「また赤土で栽培したジャガイモは特産品になるほど別格の味になるので、できれば赤玉土を使用して土壌改良をするのが望ましいと言えるだろう。」



「田吾作ファームのジャガイモの栽培は続く……。」



















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田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの種まきを紹介する。」



「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」



「種子には発芽に適した日照や温度や空気や水分などの条件があるので、事前に植物の性質を調べて育苗することが大切だ。」



「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」



「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」





プチじゃが


下栗芋


男爵薯


メークイン


キタアカリ


ベニアカリ


トヨシロ


十勝こがね


北海こがね


インカのめざめ


インカのひとみ


インカルージュ


グラウンドペチカ


ノーザンルビー


シャドークイーン





ジャガイモの栽培カレンダー






田吾作「これはジャガイモの栽培カレンダーだ。」



「ジャガイモ (春植え) は2月中旬から3月下旬に種まきをして、3月中旬から5月上旬に苗を植え付け、6月下旬から7月下旬に収穫期を迎える。」



「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」



「水やりは乾燥に強くて多湿に弱いため、土の表面が乾いたら控えめに水を与える。」



「肥料は草丈が約10cmの芽かきの頃に1回目の追肥を施し、草丈が約30cmの花の蕾が付いた頃に2回目の追肥を施す。」





種子の発芽に必要な条件





田吾作「種子の発芽には日照や温度や空気や水分などの条件が必要で、更に発芽させる育苗床や畑の土壌環境が密接に関係してくる。」



「温度は夏野菜の場合は高温でないと発芽しないが、冬野菜の場合は低温でも発芽するので種類によって発芽適温は違っている。」



「発芽させるには深さと水はけが重要で、空気中の酸素が必要になるため、種子をまく深さと土の種類と水やり量は酸素濃度を大きく左右する。」



「水分を吸収することで生育が始まって幼根が伸び幼芽が伸び出すので、固い土壌の場合は事前によく耕しておく必要がある。」



「以前は種子の浸漬処理は種皮の固い種類を発芽させるための裏技だったが、現在は種苗会社の種子加工や管理技術が向上しているので非推奨だ。」





好光性種子と嫌光性種子と中間性種子





田吾作「種子には発芽に光が必要な好光性種子と、発芽に光を必要としない嫌光性種子と、発芽に光が影響しない中間性種子がある。」



「好光性種子は発芽に光が必要なため、種子に覆土はしないか薄く覆土する。」



「嫌光性種子は発芽に光を必要としないため、種子の約2~3倍の深さに植え付けて覆土する。」



「中間性種子は発芽に光が影響しないため、種子を約0.5~1cmの深さに植え付けて覆土する。」



「ジャガイモは嫌光性種子なので、種子の約2~3倍の深さに植え付けて覆土する必要がある。」





DAIM: 種まきハウス





田吾作「これはDAIMの種まきハウスだ。」



「種子の発芽に最適なアンダートレイ付きの育苗ポットで、付属の透明カバーを使えば風や乾燥や寒さなどからしっかり守ってくれる。」



「アンダートレイには水が溜まる構造になっているので、植物の性質に合わせて水分管理がしやすく、室内を汚さずに生育を観察することができる。」



「種まきポットは植物の根が根巻きしにくい形状になっているため、苗の植え付け後はすくすく育つようになる。」



「6.5cmのポリポットを種まきポット1枚につき9個、合計で18個ほど設置することが可能だ。」





AIS: ネーロ スチールラック キャスター付き 5段 幅120cm ブラック





田吾作「これはAISのネーロ スチールラック キャスター付き 5段 幅120cm ブラックだ。」



「エンボス加工を施したマットな質感が魅力のヴィンテージスタイルスチールラックである。」



「棚板は収納する物に合わせて2.45cmの間隔で調整することが可能だ。」



「ガタつきを抑えるアジャスターが装着済みで、付属のキャスターに付け替えれば移動が楽になる。」



「各棚にはDAIMの育苗トレイを5個ほど設置することができる。」





GreenSindoor: 植物育成ライト LED 600W





田吾作「これはGreenSindoorの植物育成ライト LED 600Wだ。」



「SamsungのLM281Bダイオードと225個のLEDで、60~65Wの消費時にHPS /MH600Wの輝度を得られ、高効率と低消費電力を実現している。」



「植物の生育に必要な赤色の光と青色の光と紫外線と赤外線を含んでおり、約380~760nmのフルスペクトルで全ての生長過程に対応している。」



「アルミヒートシンクは厚く丈夫で、ライトボード面積が大きく、ファンがなくて優れた熱放射性を備えているので高温やノイズを排除してくれる。」



「パネルコーティングはIP64の防湿性で保護されており、電源コードでスイッチのオンとオフを切り替えることができる。」





Hyindoor: ヒートマット サーモスタット付き (25.4cm×53cm)





田吾作「これはHyindoorのヒートマット サーモスタット付き (25.4cm×53cm) だ。」



「デジタルサーモスタットを使えば20~45度の間で温度制御が可能で、LEDインジケータライトによって簡単にプラグイン操作することができる。」



「ヒートマットは連続加熱の他に加熱時間を設定することが可能だ。」



「根域の温度が周囲の温度より高くなるように設計されており、根元の温度を一定に保って苗や挿し木の成功率を高めてくれる。」



「防水加工で耐久性が高いため、衛生管理がしやすくて常にきれいに使うことができる。」





メネデール: メネデール





田吾作「種子は植え付け前にメネデールの100倍希釈液に約30分くらい浸漬した。」



「メネデールは植物の生長に欠かせない鉄分を2価鉄イオンの状態で含んでおり、発根を促進して元気な株に育ててくれる。」



「肥料や農薬ではないので毎日のように使用することができ、種まきや植え付けや挿し木や弱ったときの活力アップまで幅広く活躍する。」



「また水分や養分の吸収を高めたり、光合成を活発にする働きがあり、切り口に膜のようなものを作って保護すると同時に発根を促進する効果がある。」



「希釈倍率は希釈倍率計算アプリ希釈倍率早見表面積換算表を使って計算するのが便利だ。」





住友化学園芸: ジベレリン協和 粉末





田吾作「次に種子をジベレリン50ppm希釈液に約30秒くらい浸漬した。」



「ジベレリンは植物ホルモンで、植物の生長を促進させる効果があり、生育促進や開花促進や果実肥大などを目的に使用されている。」



「開花に低温処理や長日処理を必要とする場合は、春化処理が代行されて花芽形成や開花促進の効果が認められている。」



「種子にジベレリン処理をすると、発芽促進や休眠打破の促進をして発芽率を向上させる効果がある。」



「希釈倍率は住友化学園芸のジベレリンの希釈方法を参考にして計算するのが便利だ。」











田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの種まきだ。」



「プチじゃがは日本初の種から育てるジャガイモで情報が少なかったため、同じナス科ナス属のトマトを参考にして育苗することにした。」



「ジャガイモを種から栽培する場合は、初期の生育はゆっくりしていて、その後の生育は旺盛に育っていくという特徴がある。」



「種芋から栽培するより難易度は上がるが、観葉植物のように鉢で栽培できるので、子供と一緒に育てて食育に役立てるのもいいだろう。」



「田吾作ファームのジャガイモの栽培は続く……。」



























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田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ⑧を紹介する。」



「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」



「日本にジャガイモが伝来したのは戦国時代だが、現代の日本人が食べている品種は明治時代以降に伝来した西洋種をルーツに持っている。」



「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」



「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」





プチじゃが


下栗芋


男爵薯


メークイン


キタアカリ


ベニアカリ


トヨシロ


十勝こがね


北海こがね


インカのめざめ


インカのひとみ


インカルージュ


グラウンドペチカ


ノーザンルビー


シャドークイーン





ジャガイモの伝来史





田吾作「現代の日本人が食べているジャガイモは、アメリカ大陸が発見された後に西洋で品種改良されて明治時代以降に伝わった西洋種だ。」




「それに対して戦国時代の1598年 (慶長3年) に伝わったジャガイモを、日本で品種改良して受け継いできたものが在来種である。」



「当時のジャガイモは見た目と味が悪かったため普及しなかったが、日本各地の山岳地帯に広まったジャガイモは独自の進化を遂げた。」



「江戸時代の1833年 (天保4年) に天保の大飢饉が発生した際には、在来種のジャガイモが多くの庶民の命を救ったと言われている。」



「しかし明治時代に男爵薯、大正時代にメークインなどの西洋種が伝わると、見た目と味で劣る在来種のジャガイモは忘れ去られてしまった。」






川田龍吉 (1856~1951年)





田吾作「日本で西洋種のジャガイモが普及したのは、明治時代から昭和時代にかけて活躍した実業家の川田龍吉さんの功績によるものが大きい。」




「川田龍吉さんは1897年 (明治30年) に父親の急死によって男爵を受け継ぎ、日本で初めて蒸気自動車に乗った人物としても知られている。」



「1908年 (明治41年) にはイギリスからアイリッシュ・コブラーという品種のジャガイモを輸入し、北海道の自営の農場に導入して普及を図った。」



「アイリッシュ・コブラーは他の品種より生育と味が良くて評判になったが、肝心の名称を忘れたため男爵薯と呼ばれるようになった。」



「当時の日本でマイナーだったジャガイモの普及に尽力したのは、1883年 (明治16年) にイギリスに留学した際に西洋種を食べていたのが理由のようだ。」






グラウンドペチカ


登録年月日: 2000年3月30日
登録番号: 7893

でん粉価: 約17%
食感: シットリ系 ★★★★☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしやすい






田吾作「グラウンドペチカは2000年 (平成12年) に品種登録されたジャガイモである。」



「俵正彦さんの農場でレッドムーンが突然変異して生まれた品種で、プロレスラーを思わせる奇抜な見た目からデストロイヤーとも呼ばれている。」



「毒々しい見た目に反して栗のような甘味とコクがあり、火通りが早く、貯蔵性が良くて変質が少なく、ポリフェノールを多く含有している。」



「形は楕円形、表皮は赤色と紫色の斑模様、果肉は黄色、煮崩れしやすい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、青枯病は強、そうか病はやや弱である。」





ノーザンルビー

登録年月日: 2006年10月4日
登録番号: ばれいしょ農林56号

でん粉価: 約16%
食感: シットリ系 ★★☆☆☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしにくい






田吾作「ノーザンルビーは2006年 (平成18年) に品種登録されたジャガイモである。」



「キタムラサキの解放受粉で結実した種をまき、その中から優れたものを選抜して生まれた品種で、ピンク色の果肉が特徴の加工用ジャガイモだ。」



「アントシアニンという機能性成分を豊富に含んでおり、還元糖の含有率が低いので油で揚げても変色しにくく、色を活かした調理方法が適している。」



「形は楕円形、表皮は赤色、果肉はピンク色、煮崩れしにくい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに抵抗性、疫病はやや弱、塊茎腐敗は強、そうか病はやや弱、Yモザイク病は弱、二次生長は少、褐色心腐は微、中心空洞と烈開は無である。」





シャドークイーン

登録年月日: 2006年10月4日
登録番号: ばれいしょ農林57号

でん粉価: 約16%
食感: シットリ系 ★★☆☆☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしにくい






田吾作「シャドークイーンは2006年 (平成18年) に品種登録されたジャガイモである。」



「キタムラサキの解放受粉で結実した種をまき、その中から優れたものを選抜して生まれた品種で、紫色の果肉が特徴の加工用ジャガイモだ。」


「アントシアニンという機能性成分を豊富に含んでおり、還元糖の含有率が低いので油で揚げても変色しにくく、色を活かした調理方法が適している。」



「形は楕円形、表皮は紫色、果肉は紫色、煮崩れしにくい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、疫病はやや弱、塊茎腐敗は強、そうか病はやや弱、Yモザイク病は弱、二次生長は少、褐色心腐と中心空洞と烈開は無である。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ⑧だ。」



「グラウンドペチカは俵正彦さんが品種改良して生まれた品種で、個人の農家として優れたジャガイモを世にたくさん送り出してきた。」



「ノーザンルビーはピンク色の果肉が特徴でポテトサラダにすると非常に美しく、桜の国の日本に最も適したジャガイモだと言えるだろう。」



「シャドークイーンはノーザンルビーの姉妹品種で、紫色の果皮と果肉が毒々しい個性を放っているが、味は一般的なジャガイモと変わらない。」



「皆さんも家庭菜園でジャガイモを栽培しては如何だろうか?」




















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田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ⑦を紹介する。」



「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」



「日本にジャガイモが伝来したのは戦国時代だが、現代の日本人が食べている品種は明治時代以降に伝来した西洋種をルーツに持っている。」



「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」



「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」





プチじゃが


下栗芋


男爵薯


メークイン


キタアカリ


ベニアカリ


トヨシロ


十勝こがね


北海こがね


インカのめざめ


インカのひとみ


インカルージュ


グラウンドペチカ


ノーザンルビー


シャドークイーン





ジャガイモの伝来史





田吾作「現代の日本人が食べているジャガイモは、アメリカ大陸が発見された後に西洋で品種改良されて明治時代以降に伝わった西洋種だ。」




「それに対して戦国時代の1598年 (慶長3年) に伝わったジャガイモを、日本で品種改良して受け継いできたものが在来種である。」



「当時のジャガイモは見た目と味が悪かったため普及しなかったが、日本各地の山岳地帯に広まったジャガイモは独自の進化を遂げた。」



「江戸時代の1833年 (天保4年) に天保の大飢饉が発生した際には、在来種のジャガイモが多くの庶民の命を救ったと言われている。」



「しかし明治時代に男爵薯、大正時代にメークインなどの西洋種が伝わると、見た目と味で劣る在来種のジャガイモは忘れ去られてしまった。」






川田龍吉 (1856~1951年)





田吾作「日本で西洋種のジャガイモが普及したのは、明治時代から昭和時代にかけて活躍した実業家の川田龍吉さんの功績によるものが大きい。」




「川田龍吉さんは1897年 (明治30年) に父親の急死によって男爵を受け継ぎ、日本で初めて蒸気自動車に乗った人物としても知られている。」



「1908年 (明治41年) にはイギリスからアイリッシュ・コブラーという品種のジャガイモを輸入し、北海道の自営の農場に導入して普及を図った。」



「アイリッシュ・コブラーは他の品種より生育と味が良くて評判になったが、肝心の名称を忘れたため男爵薯と呼ばれるようになった。」



「当時の日本でマイナーだったジャガイモの普及に尽力したのは、1883年 (明治16年) にイギリスに留学した際に西洋種を食べていたのが理由のようだ。」






インカのめざめ

登録年月日: 2002年12月19日
登録番号: ばれいしょ農林44号

でん粉価: 約18%
食感: シットリ系 ★★★☆☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしやすい






田吾作「インカのめざめは2002年 (平成14年) に品種登録されたジャガイモである。」



「南アメリカのアンデス地域の品種と北アメリカの品種を交配して生まれた品種で、味を重視して作った日本初の2倍体のジャガイモだ。」



「濃厚な味と滑らかな口当たりを持つなど食味は良いが、栽培が難しくて芋は小さく収穫量が少ないため一般的に出回ることはほとんどない。」



「形は楕円形、表皮は茶色、果肉は黄色、煮崩れしやすい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、ウイルス病は弱、疫病は弱、青枯病は強、粉状そうか病は強、内部異常はほぼ無である。」





インカのひとみ

登録年月日: 2006年10月4日
登録番号: ばれいしょ農林58号

でん粉価: 約15~17%
食感: シットリ系 ★★☆☆☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしにくい






田吾作「インカのひとみは2006年 (平成18年) に品種登録されたジャガイモである。」



「インカのめざめの解放受粉で結実した種をまき、その中から優れたものを選抜して生まれた品種で、同じく2倍体でありながら収穫量が多い。」



「濃厚な味と滑らかな口当たりを持つなど食味は良いが、栽培が難しくて芋は小さく収穫量が少ないため一般的に出回ることはほとんどない。」



「形は楕円形、表皮は赤色と黄色の斑模様、果肉は黄色、煮崩れしにくい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、疫病とYモザイク病は弱、そうか病と塊茎腐敗は中、中心空洞と烈開と二次生長は無、褐色心腐は微である。」





インカルージュ

登録年月日: 2009年
登録番号: 北海98号

でん粉価: 約18%
食感: シットリ系 ★★★★☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしやすい






田吾作「インカルージュは2009年 (平成21年) に品種登録されたジャガイモである。」



「インカのめざめの表皮が赤色に突然変異して生まれた品種で、同じような特徴を受け継いでおり、正式な名称は北海98号と呼ばれている。」



「濃厚な味と滑らかな口当たりを持つなど食味は良いが、栽培が難しくて芋は小さく収穫量が少ないため一般的に出回ることはほとんどない。」



「形は楕円形、表皮は赤色、果肉は黄色、煮崩れしやすい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、疫病とYモザイク病は弱、そうか病はやや弱、二次生長と烈開と褐色心腐は無、中心空洞は微である。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ⑦だ。」



「インカのめざめは味を重視して作ったジャガイモの革命児で、サイズは小さいが他の品種を圧倒するほどの食味の良さで人気がある。」



「インカのひとみはインカのめざめの子孫だけに似たような特徴を持ちつつ、見た目がグラウンドペチカのように斑模様なのが個性的だ。」



「インカルージュは同じくインカのめざめの子孫だけに似たような特徴を持ちつつ、日本では珍しい表皮が赤色のジャガイモなのが魅力的だ。」



「明日の記事ではジャガイモの栽培品種 ⑧を紹介する。」




















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田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ⑥を紹介する。」



「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」



「日本にジャガイモが伝来したのは戦国時代だが、現代の日本人が食べている品種は明治時代以降に伝来した西洋種をルーツに持っている。」



「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」



「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」





プチじゃが


下栗芋


男爵薯


メークイン


キタアカリ


ベニアカリ


トヨシロ


十勝こがね


北海こがね


インカのめざめ


インカのひとみ


インカルージュ


グラウンドペチカ


ノーザンルビー


シャドークイーン





ジャガイモの伝来史





田吾作「現代の日本人が食べているジャガイモは、アメリカ大陸が発見された後に西洋で品種改良されて明治時代以降に伝わった西洋種だ。」




「それに対して戦国時代の1598年 (慶長3年) に伝わったジャガイモを、日本で品種改良して受け継いできたものが在来種である。」



「当時のジャガイモは見た目と味が悪かったため普及しなかったが、日本各地の山岳地帯に広まったジャガイモは独自の進化を遂げた。」



「江戸時代の1833年 (天保4年) に天保の大飢饉が発生した際には、在来種のジャガイモが多くの庶民の命を救ったと言われている。」



「しかし明治時代に男爵薯、大正時代にメークインなどの西洋種が伝わると、見た目と味で劣る在来種のジャガイモは忘れ去られてしまった。」






川田龍吉 (1856~1951年)





田吾作「日本で西洋種のジャガイモが普及したのは、明治時代から昭和時代にかけて活躍した実業家の川田龍吉さんの功績によるものが大きい。」




「川田龍吉さんは1897年 (明治30年) に父親の急死によって男爵を受け継ぎ、日本で初めて蒸気自動車に乗った人物としても知られている。」



「1908年 (明治41年) にはイギリスからアイリッシュ・コブラーという品種のジャガイモを輸入し、北海道の自営の農場に導入して普及を図った。」



「アイリッシュ・コブラーは他の品種より生育と味が良くて評判になったが、肝心の名称を忘れたため男爵薯と呼ばれるようになった。」



「当時の日本でマイナーだったジャガイモの普及に尽力したのは、1883年 (明治16年) にイギリスに留学した際に西洋種を食べていたのが理由のようだ。」






トヨシロ

登録年月日: 1976年5月
登録番号: ばれいしょ農林21号

でん粉価: 約16~18%
食感: シットリ系 ★★★★☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしやすい






田吾作「トヨシロは1976年 (昭和51年) に品種登録されたジャガイモである。」



「北海19号とエニワを交配して生まれた品種で、還元糖の含有率が低いので油で揚げても変色しにくい日本初の加工用ジャガイモだ。」



「名称は収穫量が『豊か』で果肉が『白色』のため命名された。」



「形は扁円形、表皮は茶色、果肉は白色、煮崩れしやすい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、疫病菌による塊茎腐敗に強、乾腐病と黒あざ病は並、粉状そうか病は中、軟腐病は並もしくはやや弱、Xモザイク病はPVX-bは強、褐色心腐はほぼ無である。」





十勝こがね

登録年月日: 2000年8月25日
登録番号: ばれいしょ農林41号

でん粉価: 約15~17%
食感: シットリ系 ★★★★☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしやすい






田吾作「十勝こがねは2000年 (平成12年) に品種登録されたジャガイモである。」



「R392-3と69095-17を交配して生まれた品種で、早生で大きくて見た目が良く耐病性が強いという特徴を受け継いでいる。」



「貯蔵性が良くて甘味が増す性質があるが、栽培が難しくて収穫量が少ないため一般的に出回ることはほとんどない。」



「形は楕円形、表皮は茶色、果肉は黄色、煮崩れしやすい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウのパソタイプ (Ro1) に抵抗性、葉巻病とYモザイク病は弱、疫病は並もしくはやや弱、塊茎腐敗は極弱、そうか病と粉状そうか病は弱、青枯病は弱、褐色心腐と二次生長は無、中心空洞は弱、打撲耐性は並である。」





北海こがね

登録年月日: 1981年6月
登録番号: ばれいしょ農林25号

でん粉価: 約17~18%
食感: シットリ系 ★★☆☆☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしにくい






田吾作「北海こがねは1981年 (昭和56年) に品種登録されたジャガイモである。」



「トヨシロと北海51号を交配して生まれた品種で、還元糖の含有率が低いので油で揚げても変色しにくく、食用でも加工用にしても品質が優れている。」



「メークインより煮崩れしにくくスーパーメークインという別名があるが、栽培が難しくて収穫量が少ないため一般的に出回ることはほとんどない。」



「形は楕円形、表皮は茶色、果肉は黄色、煮崩れしにくい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、疫病は中、塊茎腐敗はやや強、Yモザイク病は弱、PVY-Oは弱、PVAは無、PVX-bは弱、PVSは無、粉状そうか病は強、青枯病は弱、褐色心腐と二次生長と烈開は無、中心空洞はほぼ無である。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ⑥だ。」



「トヨシロは意外と国内生産量が多い品種で、カルビーのポテトチップスなどに使われている加工用のジャガイモだ。」



「十勝こがねは男爵薯に性質がよく似ていて食味が優れていて耐病性が強いが、栽培が難しくて普及することはなかった。」



「北海こがねはスーパーメークインの異名を誇る品種で、性質がよく似ていて食味が優れているが、栽培が難しくて普及することはなかった。」



「明日の記事ではジャガイモの栽培品種 ⑦を紹介する。」




















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田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ⑤を紹介する。」



「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」



「日本にジャガイモが伝来したのは戦国時代だが、現代の日本人が食べている品種は明治時代以降に伝来した西洋種をルーツに持っている。」



「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」



「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」





プチじゃが


下栗芋


男爵薯


メークイン


キタアカリ


ベニアカリ


トヨシロ


十勝こがね


北海こがね


インカのめざめ


インカのひとみ


インカルージュ


グラウンドペチカ


ノーザンルビー


シャドークイーン





ジャガイモの伝来史





田吾作「現代の日本人が食べているジャガイモは、アメリカ大陸が発見された後に西洋で品種改良されて明治時代以降に伝わった西洋種だ。」




「それに対して戦国時代の1598年 (慶長3年) に伝わったジャガイモを、日本で品種改良して受け継いできたものが在来種である。」



「当時のジャガイモは見た目と味が悪かったため普及しなかったが、日本各地の山岳地帯に広まったジャガイモは独自の進化を遂げた。」



「江戸時代の1833年 (天保4年) に天保の大飢饉が発生した際には、在来種のジャガイモが多くの庶民の命を救ったと言われている。」



「しかし明治時代に男爵薯、大正時代にメークインなどの西洋種が伝わると、見た目と味で劣る在来種のジャガイモは忘れ去られてしまった。」






川田龍吉 (1856~1951年)





田吾作「日本で西洋種のジャガイモが普及したのは、明治時代から昭和時代にかけて活躍した実業家の川田龍吉さんの功績によるものが大きい。」




「川田龍吉さんは1897年 (明治30年) に父親の急死によって男爵を受け継ぎ、日本で初めて蒸気自動車に乗った人物としても知られている。」



「1908年 (明治41年) にはイギリスからアイリッシュ・コブラーという品種のジャガイモを輸入し、北海道の自営の農場に導入して普及を図った。」



「アイリッシュ・コブラーは他の品種より生育と味が良くて評判になったが、肝心の名称を忘れたため男爵薯と呼ばれるようになった。」



「当時の日本でマイナーだったジャガイモの普及に尽力したのは、1883年 (明治16年) にイギリスに留学した際に西洋種を食べていたのが理由のようだ。」






キタアカリ

登録年月日: 1987年6月
登録番号: ばれいしょ農林29号

でん粉価: 約15~17%
食感: シットリ系 ★★★★★ ホクホク系

肉質: 煮崩れしやすい






田吾作「キタアカリは1987年 (昭和62年) に品種登録されたジャガイモである。」



「男爵薯とツニカ (Tunika) を交配して生まれた品種で、食味が良くて甘味が強いため栗ジャガイモとも呼ばれている。」



「名称は『北の大地を線虫の被害から守る希望と明るさ』という意味があり、食用としては日本初のジャガイモシストセンチュウ抵抗性品種だ。」



「形は扁円形、表皮は茶色、果肉は黄色、煮崩れしやすい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウのパソタイプ (Ro1) に抵抗性、疫病と塊茎腐敗は弱、軟腐病は中、粉状そうか病はやや弱、青枯病は弱、乾腐病はやや弱、葉巻病は弱、Yモザイク病はPVY-OとPVY-Tは弱、中心空洞はほぼ無、褐色心腐は少である。」





ベニアカリ

登録年月日: 1994年8月
登録番号: ばれいしょ農林33号

でん粉価: 約20%
食感: シットリ系 ★★★★★ ホクホク系

肉質: 煮崩れしやすい






田吾作「ベニアカリは1994年 (平成6年) に品種登録されたジャガイモである。」



「R392-50と北海61号を交配して生まれた品種で、男爵薯よりデンプン質の含有量が多く、還元糖の含有率が低いので油で揚げても変色しにくい。」



「名称は皮の色が赤色のため『ベニ』、ジャガイモシストセンチュウに抵抗性を持つ品種に与えられてきた『ヒカリ』を組み合わせたものだ。」



「形は楕円形、表皮は赤色、果肉は白色、煮崩れしやすい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウのパソタイプ (Ro1) に抵抗性、そうか病と粉状そうか病と青枯病は弱、中心空洞と褐色心腐は微、二次生長と烈開は無である。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ⑤だ。」



「キタアカリは何と言っても甘味が強くておいしいのが特徴だが、男爵薯より貯蔵性が落ちるせいか知名度の割にはあまり見かけない。」



「ベニアカリは赤色の果皮と白色の果肉のコントラストが美しく、病気に強くて栽培しやすいので家庭菜園に適していると言えるだろう。」



「これらの品種は男爵薯とメークインの影に隠れてしまっているが、味が良くて病害虫に強く、一般的に出回るだけの個性を持っているのが魅力的だ。」



「明日の記事ではジャガイモの栽培品種 ⑥を紹介する。」


















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田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ④を紹介する。」



「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」



「日本にジャガイモが伝来したのは戦国時代だが、現代の日本人が食べている品種は明治時代以降に伝来した西洋種をルーツに持っている。」



「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」



「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」





プチじゃが


下栗芋


男爵薯


メークイン


キタアカリ


ベニアカリ


トヨシロ


十勝こがね


北海こがね


インカのめざめ


インカのひとみ


インカルージュ


グラウンドペチカ


ノーザンルビー


シャドークイーン





ジャガイモの伝来史





田吾作「現代の日本人が食べているジャガイモは、アメリカ大陸が発見された後に西洋で品種改良されて明治時代以降に伝わった西洋種だ。」




「それに対して戦国時代の1598年 (慶長3年) に伝わったジャガイモを、日本で品種改良して受け継いできたものが在来種である。」



「当時のジャガイモは見た目と味が悪かったため普及しなかったが、日本各地の山岳地帯に広まったジャガイモは独自の進化を遂げた。」



「江戸時代の1833年 (天保4年) に天保の大飢饉が発生した際には、在来種のジャガイモが多くの庶民の命を救ったと言われている。」



「しかし明治時代に男爵薯、大正時代にメークインなどの西洋種が伝わると、見た目と味で劣る在来種のジャガイモは忘れ去られてしまった。」





川田龍吉 (1856~1951年)





田吾作「日本で西洋種のジャガイモが普及したのは、明治時代から昭和時代にかけて活躍した実業家の川田龍吉さんの功績によるものが大きい。」



「川田龍吉さんは1897年 (明治30年) に父親の急死によって男爵を受け継ぎ、日本で初めて蒸気自動車に乗った人物としても知られている。」



「1908年 (明治41年) にはイギリスからアイリッシュ・コブラーという品種のジャガイモを輸入し、北海道の自営の農場に導入して普及を図った。」



「アイリッシュ・コブラーは他の品種より生育と味が良くて評判になったが、肝心の名称を忘れたため男爵薯と呼ばれるようになった。」



「当時の日本でマイナーだったジャガイモの普及に尽力したのは、1883年 (明治16年) にイギリスに留学した際に西洋種を食べていたのが理由のようだ。」





男爵薯

登録年月日: 1971年6年17日 (1928年~)
登録番号: ばれいしょ輪第1号
でん粉価: 約14~16%
食感: シットリ系 ★★★★☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしやすい






田吾作「男爵薯は1908年 (明治41年) に日本に持ち込まれたジャガイモである。」



「元々は1876年 (明治9年) にアメリカで生まれたアイリッシュ・コブラーという品種で、直訳するとアイルランドの靴直し職人という意味になる。」



「日本への環境適応性が高いため、1928年 (昭和3年) にはメークインとともに北海道の優良品種に認定され最も生産量が多いジャガイモだ。」



「形は扁円形、表皮は茶色、果肉は白色、煮崩れしやすい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、ネグサレセンチュウは強、Xモザイク病 (PVX) とYモザイク病 (PVY) は弱、PVAは無、葉巻病は弱、そうか病は弱、粉状そうか病は極弱、中心空洞は弱、褐色心腐はやや弱である。」





メークイン

登録年月日: 1971年6月17日 (1928年~)
登録番号: ばれいしょ輪第2号

でん粉価: 約13~14%
食感: シットリ系 ★★☆☆☆ ホクホク系

肉質: 煮崩れしにくい






田吾作「メークインは1917年 (大正6年) に日本に持ち込まれたジャガイモである。」



「元々は1900年 (明治33年) にイギリスで生まれた品種だが、味や収穫量や耐病性が優れているわけではないので本国では忘れ去られている。」



「日本への環境適応性が高いため、1928年 (昭和3年) には男爵薯とともに北海道の優良品種に認定され男爵薯に次いで生産量が多いジャガイモだ。」



「形は楕円形、表皮は茶色、果肉は黄色、煮崩れしにくい。」



「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、そうか病は弱、粉状そうか病は中もしくはやや強、Yモザイク病はPVY-Oは弱、PVY-Tは極弱、PVAは無、Xモザイク病は強、PVX-oは無症状もしくはモザイク症状を表し、PVX-bは強、PVSは無病微の潜在感染、葉巻病は弱、褐色心腐と中心空洞は無、二次生長は中である。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ④だ。」



「男爵薯は戦前からジャガイモの国内生産量のトップを独走しており、新品種が登場しても揺るがないほどの地位を確立している。」



「メークインは煮崩れしないジャガイモとして戦後の昭和30年代に普及した品種で、男爵薯に次いで国内生産量が多くて広く普及している。」



「日本のジャガイモは主に男爵薯とメークインくらいしか出回っていないが、これは副食として利用しているのが理由だと思われる。」



「明日の記事ではジャガイモの栽培品種 ⑤を紹介する。」











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田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ③を紹介する。」



「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」



「現代の日本人が食べているジャガイモは明治時代以降に伝来した西洋種だが、日本には戦国時代に伝来した在来種が存在した。」



「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」



「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」





プチじゃが


下栗芋


男爵薯


メークイン


キタアカリ


ベニアカリ


トヨシロ


十勝こがね


北海こがね


インカのめざめ


インカのひとみ


インカルージュ


グラウンドペチカ


ノーザンルビー


シャドークイーン





ジャガイモの伝来史





田吾作「現代の日本人が食べているジャガイモは、アメリカ大陸が発見された後に西洋で品種改良されて明治時代以降に伝わった西洋種だ。」



「それに対して戦国時代の1598年 (慶長3年) に伝わったジャガイモを、日本で品種改良して受け継いできたものが在来種である。」



「当時のジャガイモは見た目と味が悪かったため普及しなかったが、日本各地の山岳地帯に広まったジャガイモは独自の進化を遂げた。」



「江戸時代の1833年 (天保4年) に天保の大飢饉が発生した際には、在来種のジャガイモが多くの庶民の命を救ったと言われている。」



「しかし明治時代に男爵薯、大正時代にメークインなどの西洋種が伝わると、見た目と味で劣る在来種のジャガイモは忘れ去られてしまった。」





ペルーのジャガイモ





田吾作「世界には約6400種類のジャガイモが存在しているが、約3800種類は原産地のペルーにあって、日本には約100種類しかない。」



「男爵薯やメークインやキタアカリくらいしか知らない日本人にとって、ペルーのジャガイモの見た目はグロテスクな印象を受けるはずだ。」



「本来ジャガイモは様々な形と色があるのだが、おそらく西洋で品種改良される際に見た目が良いものを選抜した可能性がある。」



「それに対して在来種のジャガイモは遺伝的にペルーの品種に近い性質を持っているため、見た目が石のような形で歪んでいることが多い。」



「味は西洋種と比べて甘味が少ないが、現代の日本人が食べても十分においしく、むしろ日本で一般的に普及しなかったのが不思議なくらいだ。」





下栗芋

登録年月日: 不明
登録番号: 不明

でん粉価: 約16%
食感: シットリ系 ★★☆☆☆ ホクホク系
肉質: 煮崩れしにくい





田吾作「下栗芋は長野県飯田市上村下栗地区に伝わる在来種のジャガイモである。」



「芋の大きさは7cm以下、肉質は非常によく締まっていて、食味が良く、加熱しても煮崩れしない。」



「戦国時代に伝来した古い品種がルーツで、サイズは小さくて味は濃いという特徴がある。」



「形は楕円形、表皮は茶色または赤色、果肉は白色、煮崩れしにくい。」



「病害虫抵抗性は特にないので、種芋を消毒してから植え付け、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ③だ。」



「下栗芋は2007年に信州の伝統野菜に選定され、休眠期間が短くて二度芋と呼ばれており、口伝では100年以上も前から栽培されている。」



「在来種のジャガイモは昼夜の寒暖差が大きい気候が栽培に適しており、4月に種芋を植え付けて夏に収穫するのが一般的らしい。」



「日本で在来種のジャガイモが普及しなかったのは意外だが、戦国時代から地方の山岳地帯で品種を受け継いできたのは奇跡的な出来事だと言える。」



「明日の記事ではジャガイモの栽培品種 ④を紹介する。」











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田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ②を紹介する。」



「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」



「長らくジャガイモは種芋から栽培するのが常識だったが、サカタのタネがその概念を覆す驚くべき品種の販売を2023年の春から始めた。」



「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」



「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」





プチじゃが


下栗芋


男爵薯


メークイン


キタアカリ


ベニアカリ


トヨシロ


十勝こがね


北海こがね


インカのめざめ


インカのひとみ


インカルージュ


グラウンドペチカ


ノーザンルビー


シャドークイーン





インカ帝国とジャガイモ





田吾作「ジャガイモの原産地であるアンデス山脈の標高約3000~4000mには、1533年にスペインに滅ぼされたインカ帝国があった。」



「現在でもインカ帝国の末裔は同じ場所に暮らしているが、先住民はジャガイモばかり食べていてトウモロコシは儀式に使われる程度だった。」



「先住民はひとつの畑に数十種類もの品種を混ぜて植え付けることによって、ジャガイモの病気が発生しても被害が少なくなるように栽培している。」



「また古くからジャガイモの連作障害についても認識されており、長期間の休閑と輪作をすることで防いでいる。」



「元々インカ帝国は餓死する人がいなかったが、これはジャガイモを食べていたのが理由で、経済的に豊かではない現在のペルーでも同様だ。」





ジャガイモの果実と種子





田吾作「ジャガイモは開花して結実すると、同じ南アメリカ原産でナス科ナス属のミニトマトのような果実を付ける。」



「ただ多くの品種は受粉能力が低くて結実する能力は失われており、果実は落果しやすく完熟することは稀で食用には適していない。」



「果実には種子が入っているが、1粒ごとに遺伝的な性質が違っていることから、一般的には種芋を植え付けて同じ品種を栽培するようになった。」



「また種子から栽培して収穫した芋は小粒で、親株の大きさまで育てるのに約3年ほどかかるため、食用としての生産性は種芋から栽培するよりも低い。」



「そのため種子から栽培する場合は品種改良に限られており、長らく食用を目的に種子から栽培する品種は存在しなかった。」





サカタのタネ: プチじゃが

登録年月日: 不明
登録番号: 不明

でん粉価: 不明
食感: 不明
肉質: 不明





田吾作「これはサカタのタネのプチじゃがという日本初の種から育てるジャガイモである。」



「芋の直径は約3~5cm、重さは約40~150gで小粒なものが多い。」



「形は楕円形、表皮は茶色、果肉は黄色、煮崩れについては不明だ。」



「栗ジャガイモのようにおいしく、芽が少なく肌艶がきれいで切らずに調理することができる。」



「病害虫抵抗性は特にないので、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの品種 ②だ。」



「プチじゃがは日本初の非常に珍しい種から育てるジャガイモで、まさかあのサカタのタネが発売するとは思ってもいなかった。」



「ジャガイモに花が咲くことは知られていても、果実が付いて種から栽培して芋を収穫できることはあまり知られていない。」



「もしジャガイモを栽培していて果実が付いたら、種を採種して植えれば発芽することがあるので、試しに栽培してみるのもいいだろう。」



「明日の記事ではジャガイモの栽培品種 ③を紹介する。」











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