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書籍レビュー

【超独特の世界観】「一人称単数」を読んだ感想

先日、「一人称単数」を読みました。

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では、本書の感想を淡々と述べていきます。

著者

著者は、村上春樹です。

超有名な作家なので、説明するまでもないですね。

一番売れた本は「ノルウェイの森」で、発行部数は1000万を超えています。

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講談社
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あらすじ

「一人称単数」は、8つの作品が収録された短編集です。

掲載されている作品は、以下のとおりです。

  • 石のまくらに
  • クリーム
  • チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ
  • ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles
  • ヤクルト・スワローズ詩集
  • 謝肉祭(Carnaval)
  • 品川猿の告白
  • 一人称単数

どの作品もフィクションだと思いますが、唯一「ヤクルト・スワローズ詩集」だけは、自叙伝を読んでいる感覚に包まれました。

話がかなり具体的でしたので。

感想

心惹かれる作品もあれば、全く響かない作品もありました。

僕が心惹かれたのは、「ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles」です。ガールフレンドのお兄さんと他愛もない話をするだけの物語なのですが、読んでいて心地よかったですね。

大きな展開があるわけじゃないのですが、お互いがお互いの孤独を埋め合うような世界観が、なんかしっくりきました。

ただ、申し訳ないですが、「ヤクルト・スワローズ詩集」は全然面白くなかったです。単なる日記を読んでいるようで、心に全く響きませんでした。

村上春樹の作品って、ホント賛否両論ありますよね。面白いと言う人もいれば、全く面白くないと言う人もいます。僕はどちらかと言うと、「面白くない」と思ってしまう側の人間なのですが、これって、単に価値観が合わないだけだと思っています。

村上春樹は間違いなく作家として大成功を収めている方であり、これまでに多くの方に感動を与えてきたのは間違いありません。村上春樹が好きな方は、「一人称単数」を楽しめると思います。

ただ、村上春樹に大して心酔していない方は、多分読んでも面白くないでしょうね。

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