血糖値を上昇させるのは糖質だけれども、
糖尿病の原因が糖質なのではない。
 

糖の処理が上手くできなくなる状態が
糖尿病の基本病態であって、
その糖代謝異常を引き起こすのは
脂肪毒性※なんだよね。(2型の場合)


※ 過剰に増えた脂肪は、細胞にとって毒だ 
という考え方※


これを見ていたら、
脂肪の摂りすぎ(量)の問題だけでなく、
バランスが重要だということだ。


脂肪酸のバランス異常を起こすElovl6
という酵素があって、
このElovl6を欠損させると、
膵臓のβ細胞とインスリン分泌量が増え、
肥満と脂肪肝のままでも
糖尿病の発症・進展が抑制されるらしい。

…すごいな!
私のElovl6も欠損させてほしいわ笑い泣き


しかし私が一番気になったのは、ココ↓


野生型マウスとElovl6欠損マウスから単離した膵臓ランゲルハンス島に脂肪酸をふりかけた解析により、オレイン酸(C18:1n-9)が膵β細胞のインスリン含量やグルコースに応答したインスリン分泌能を減少させる…


ふりかけたんだ?
膵臓に、脂肪酸をふりかけみたいに???(笑)


えーと、
この原始的ふりかけ方法の実験によって、
脂肪酸をふりかけられた膵臓は
インスリンの量が減り、インスリン分泌能が低下した。


このくだりから、脂肪酸が膵臓にダメージを
与えるのは火を見るよりも明らかよね。


断頭断糖高脂質派の人たちは、なんて言うだろう?
脂肪は悪ではないから脂肪毒性なんてものは存在しない、という考えなんだろうか?
マウスの膵臓は人間の膵臓とは違う、とか?