ウォンは国際的に「人気のない紙幣」
「2020年中の偽造紙幣発見現況」
今年も偽造紙幣清浄国コリア 外国のニセ紙幣も激減
カラーコピーしたぐらいじゃ偽札にカウントしない犯罪清浄国
例年この時期になると韓国銀行は前年の偽札数を発表する。韓銀によると昨年、国内で発見された偽札数が関連統計を公表して以来、最低値を記録したという。 韓国の偽札発見確率は英国の2200分の1、ニホンの4分の1に過ぎず、世界最高の偽札清浄国だという。 特に昨年は「コロナ19」による非対面·オンライン経済が偽札流通件数まで減らす役割を果たしたという分析が出ている。
▲偽札発見の推移 韓国銀行提供 ※2018年慶北清道警察署は偽札720枚をカラープリンターで作成した30代の女性を検挙したことがある。(グラフでは全国で614枚だけどな)
韓国銀行(韓銀)が25日に発表した「2020年中の偽造紙幣発見現況」によると、昨年発見された偽造紙幣は計272枚だった。 前年(292枚)対比20枚(-6.8%)減少し、関連統計を発表し始めた1998年以後最低値だ。
実際の偽札摘発事例
昨年10月A4用紙に4面付いてるのに70枚偽造した60代のおじいさん検挙
4枚くっついていればそれが1枚なのかもしれない
昨年発見された偽札の額面金額の合計は304万5,000ウォンに過ぎなかった。 △5万ウォン札 26枚 △1万ウォン札115枚 △5,000ウォン札 116枚 △1,000ウォン札 15枚 5万ウォン札の割合が前年の59.5%から42.7%へとさらに減少し、額面金額の合計も大きく減った。 1万ウォン札は前年度比小幅に増加した。 韓銀の関係者はこれについて、「5万ウォン札に比べ偽造が容易で、低額札(1,000ウォン札、5,000ウォン札)よりは額面金額が高く、偽造誘因が高いため」と説明した。
◆昨年、韓国で偽札が発見される確率は100万枚当たり0.05枚に過ぎなかった。 偽造紙幣の発見率が最も高い英国(100万枚当たり112.4枚)に比べれば、2200分の1水準にすぎない。 韓国に劣らず偽札が少ないニホン(100万枚当たり0.19枚)に比べてもかなり低い水準だ。
まず、昨年の偽札減少には「コロナ19」の影響が大きかった。 韓銀は「コロナ19拡散で対面商取引目的の貨幣使用が不振だったため」と原因を診断した。 これまでも20%台半ばと低かった現金使用率が、昨年、非対面経済の拡散でさらに減少したうえ、金融機関と国民の偽札識別能力が改善され、偽札の居場所を失ったということだ。
第2に、ウォンが国際的に「人気のない紙幣」という点も偽札発見率を低めるのに一役買った。 米ドルや英ポンドと違って、用途が韓国に限られているため、国際的な偽札組織が最初から加担しないということだ。
第3に、2013年と2017年に数万枚にのぼる大規模偽造紙幣を流通した犯人が検挙され、偽造紙幣の「生産量」自体が減少した。 偽札を精巧に製造するにはかなりの費用がかかるが、韓国の5万ウォン札などの高額紙幣は額面金額に比べ偽造がかなり難しいという点も、世界的な「偽札安全局」としての地位に貢献している。
韓銀の関係者は「偽札を発見した国民は、近くの警察署や都市銀行、または韓国銀行に通報すればよい」と説明した。