2025シーズンオフ 退団・ドラフト展望 セ・リーグ編
巨人は西川外野手・鍵谷投手の引退と鍬原投手や岸田捕手ら7選手の自由契約を発表した。
選手層は厚いためにFA戦線に参戦することはないとみられ、ドラフトでの新人指名や外国人補強は中心となるだろう。
外国人投手を1~2名獲得するとみられ、ドラフトでは5名前後の指名となるだろう。
前年の最下位から2位に躍進したDeNAは嶺井捕手の引退とオースティン外野手ら4名の自由契約を発表した。
同外野手は来日6年目の今シーズン、外国人枠の関係で1軍出場がなく退団が噂されていた。2軍戦で30本塁打を放つなど衰えは見られないため、各球団での争奪戦は必至といえるだろう。
外国人投手頼みの上に年齢層の上がってきたリリーフも気になるが、センターラインも補強が必須ともいえるだけに編成は難しい判断を迫られるところだ。
また、今シーズンからトレードで加入した田口投手とエスコバー投手がFA宣言をしたことを発表した。田口投手に関しては残留交渉をする予定だ。
ヤクルトは西浦内野手と大島外野手の引退九里投手ら4選手の自由契約を発表した。
補強の必要性はリーグ2位の打撃成績を残している野手陣より、9勝を挙げた菊池投手に続く選手がいない先発陣だろう。
チーム2位の7勝を挙げた(9敗)九里投手は退団し、勝ち越している投手は1人もいないだけにドラフトやFAで獲得できるかどうかが来シーズンに向けてのカギとなるだろう。
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2年連続4位となりクライマックスシリーズ出場を逃している阪神は梶谷外野手の引退と藤波投手や秋山投手ら5選手の自由契約を発表した。
他にも岩貞投手も自由契約になっており生え抜き3投手の退団はファンにも驚きをもって迎えられている。
過渡期を迎えているチームだけに、チームは新たなエースとセンターラインのレギュラー格を必要としているようだ。また大山内野手のバックアッパーもいないだけにそこも含めてドラフトとFAの戦略を練っているところだろう。
中日は岡田投手・又吉投手の引退と多和田投手や福谷投手ら4選手の自由契約を発表した。
また、R・マルティネス投手が保留選手名簿から外れたことも発表しているが、年内には契約がまとまる見込みとなっている。
また京田内野手と髙橋周内野手がFA宣言したことが発表された。両選手ともチームの核といえる選手なだけに残留を要請するようだ。
広島は中﨑投手と安部内野手の引退、大瀬良投手や上本内野手の自由契約を発表した。
大瀬良投手はチームのエース格として長年活躍してきたが、若手の台頭と今シーズンの不調によって来シーズンの戦力構想から漏れてしまったようだ。