１０件目の歯科医院
１０件目に勤めた SGクリニック。
ここは、病院内にあるクリニックで、社会保険も完備されていたし
清潔感のある歯科医院だった。
先生の治療も熱心で、丁寧だったのだが 一緒に働くスタッフに耐えられず
３週間ほどで退職した。
今までのやり方を全否定されるし、お局と同じやり方（今ではやっていない古いやり方）を昼休みに練習しろだの お局の許可がないとやってはいけない仕事だの 患者さんのためになることが何一つなくて、ここで働く意味も見いだせずに辞めてしまった。
もう１０件も勤めて、いい加減この職には向いていないのだと 人生折り返し地点になって ようやく気がついた。
子供にも「なんで歯科衛生士なんて選んだのよ？」と呆れられる。
後に戻ることも 先に進むのも大変な おばちゃん歯科衛生士。。。
自分でも呆れている。わっはっはーーー。
９件目の歯科医院
９件目に勤めた SS歯科。
ここは高時給で、社会保険が完備されているし
週休3日という高待遇だったが
入ってみたら、嘘っぱちで 撃沈。。。
午後８時までの勤務という条件だったが、午後10時前に終わることもよくあり
おばちゃん歯科衛生士は体力的にもキツかったし、家庭も回らなかった。
しかも残業手当もつかず 保険にも加入してもらえず、
給料も言われていた金額と違ったので ２ヶ月で逃げるように辞めてしまった。
おばちゃん歯科衛生士、騙されたなー。
治療内容もひどいもので、何しろ物がよくなくなる。
歯石を取る機械の先や、患者さんの石膏など、
なぜか紛失する。
ロッカールームに入っていたはずの白衣がなくなった歯科衛生士もいた。
こんな歯科医院は初めて経験した。
スタッフの話によると、
院長先生は、過去に保険請求の二重請求や水増し請求で
保険医免許を剥奪されていたこともあったらしい。
ネットで調べると、確かに名前が載っていた。。。
私が辞めた後、スタッフが一丸となり
書類を提出したようだ。
私の残業分も取り戻せるかな？？
取り戻したところで、数万円だろうし
おばちゃん歯科衛生士にしたら、シミ取りレーザーの金額にすら届かないな。
心も顔も 人生も
しみったれのおばちゃん歯科衛生士。。。
コロナ自粛中に、今までの人生に想いを馳せるのであった。。。
８件目の歯科医院
８件目に勤めた K歯科クリニック。
ここは、珍しく長く続いた。
９年くらい勤められた。
とてもよい女医さんで、スタッフもよい人が多かった。
ただ一人歯科助手Mだけが、不気味な存在で
結局は、退職の原因になってしまった。
Mは、スタッフとはほぼ口を利かない。個性だから仕方ないけれど。。。
仕事上がりのタイムカードは、必ず全員が押した後 無駄に時間を稼いで数分後に押す。
消毒液やグローブを、こっそり持ち帰る。
香りの気に入らない洗剤を、流しに捨ててしまう。
器具の洗い物は、人が見ているとやたら時間をかけるが それ以外は水をかけるだけで終わる。。。
そしてこれが、極め付け。
忙しくなると消毒の機械を途中で止めて、不十分なまま出してしまう。
周りをチラチラ見ながら こそっと機械の電源を落とす。
本人は、バレていないつもりだろうけれど おばちゃん歯科衛生士にはバレバレなんだ！
これ見よがしに、他のスタッフと消毒をやり直すこともしばしばあった。
注意すると、ふてくされて 物音を立てる。
物の位置や配列に病的なこだわりがあり スタッフが準備や片付けをすると
全てMルールの基準に直す。全て無言でやるので、皆んなに不気味がられていた。
私は、コツコツ不気味さが募り Mを見るだけで
体調不良を感じるので、シフトを変えて欲しいと申し入れたのだが
人員不足の為、叶わず退職となった。
今でも、Mさえいなければ
K歯科クリニックに戻りたいと思う。
先生も、スタッフもいつでも戻ってきてね と送り出してくれたので
本当にそうなるといいのだが。。。
あぁ。。。おばちゃん歯科衛生士、しょーもない奴にやられっぱなしだわ。。。
７件目の歯科医院
７件目に勤めたM歯科医院。
６件目の歯科医院から、７件目の歯科医院に勤めるまで
市役所の臨時職員として、子供の検診などの仕事をしていた。
歯科医院とは違った環境で、他の業種の人たちとも関われて
ここでも良い刺激を受けたし、とても勉強になった。
そしてこの間に、子供を授かり
市の事業に少し参加したりするくらいで、歯科医院の勤務からは数年
遠ざかっていた。
子供が２歳になるときに、自宅から歩いて１分ほどの空き地に
歯科医院が新規開業した。
当時、家を建てたばかりだったし
自宅そばの新規開業の医院で、一生働こうと思って勤め始めた。
が。。。先生が手袋を変えないし、手も洗わない。。。
子供のフッ素は、市販されている歯磨き粉を塗るだけ。。。
それでも３年くらいは耐えたけれど、患者さんが可哀想で
耐えられなくなって、退職した。
はー。。。なんという仕事運のなさ。。。
今でも、自宅のすぐそばにあるし
歯科衛生士の募集も出ているけれど、もう戻りたくない。
もちろん採用されることもないけれどね。
歯科医院、怖ぇぇぇ・・・
でも、おばちゃん歯科衛生士はこの仕事しかできないので
ずっとさまよっているのである。
全くなんちゅう人生かねぇ。。。
６件目の歯科医院
６件目に勤めたH歯科医院。
ここは、歯科衛生士学校時代に講義を受けていた先生が開業した医院。
当時、厚生省が認めている滅菌器を使った滅菌をしていなくて
殺菌水というものを使っていた。
今でも、殺菌水での滅菌は国でも認められていないと思うけど。。。
衛生状態が不安だったけれど、
経営状態が不安いっぱいだった。
なんせ患者があまりいなくて、出勤しても午後は休診とか
明日は休診、なんてことがあった。
しかも、ピチピチに若い歯科衛生士が
プー太郎彼氏と遊ぶために、意図的にアポイントを入れないようにして
休診になることもあった。
私は既婚者だったので、家庭を優先したいという理由をつけて
半年ほどで退職してしまった。
さっき気になってネット検索したら
ホームページがないので詳細は分からないけれど、存在はしているようだった。
おばちゃん歯科衛生士の大きなお世話だけれど、頑張ってもらいたいものだ。
おばちゃん歯科衛生士は、もっと頑張らなくちゃならないんだけどさ。。。
５件目の歯科医院
５件目に勤めた、YM歯科クリニック。
ここは、私の中では長く続いた。
６年くらいは、続けられた。
今となっては、考えられない事だけれど
ここの医院では、歯科助手も歯科衛生士も
同じ仕事をしていた。
歯石を取るのも、仮歯を作るのも
銀歯の調整をするのも。。。
なぜか歯磨きの指導だけは、歯科衛生士が任されていたけれど。
ここの先生は、市で立ち上げた歯科新規事業の中核メンバーだったので
私もその事業に参加させてもらえて、本当に色々な経験をさせてもらった。
市の公共事業として、様々なセミナーも受けさせてもらったし
大学の先生方と一緒に仕事もできて、本当に勉強になった。
市内の歯科衛生ともたくさん知り合って、よい刺激を受けた。
障害者や高齢者の専門の歯科治療や、訪問診療なども経験させてもらった。
本当に色々な仕事を覚えて、スキルアップできたと思う。
でも、そのせいで？？ここの医院でやっている違法行為に
目をつぶれなくなった、というか
これからの時代これではまずいのではないか？
と思い始めて、先生に気持ちを伝えると
「君は色々な人と知り合って、外に目が向くようになっているけれど、
他でもここと同じなんだ！」と、訳のわからないキレ方をされた。
今なら、おばちゃんだから、大好きなサンドイッチマンのように
『ちょっと、何言ってるのかわからないですけど』と、
笑って退職できるかもしれないけど
その当時は真面目に考え込んでしまっていた。
この件に加えて、新しく入ってきた受付のTが恐ろしすぎて
まだ若かった私は怖くて逃げるように辞めてしまった。
受付の薬を盗んで
「気に入らない友達に、苦いお茶だと言って飲み物に混ぜて飲ませたら下痢した」と
他のスタッフに話していたのでみんなで怖がっていた。
スタッフの自転車をパンクさせたりもしていたらしい。
他にも色々ありすぎて、今思い出してもマジ怖ぇぇぇーーーー。。。
他のスタッフが先生に話したものの
「仕事ができる子だから、すぐに辞めされられない」
と言われたそうだ。
私は怖すぎて無理だったので、すぐに辞めてしまった。
そんな子が、仕事ができるって。。。
やっぱり今でも『ちょっと何言ってるのかわからないです』
退職後、数年経って、めでたく子供を授かり
乳飲み子の長男と私の母と一緒に
近所のショッピングモールに行った時。
Tが、ミスタードーナツにいてこちらを見ていた！！
恐ろしさが蘇り、ベビーカーで小走りに上の階まで逃げたけれど
なぜか振り返ると遠くにTがいる！！
近づいてきたら、110通報でもしたいくらいの恐ろしさ。
それ以上は何もなかったけど、本当に不気味なヤツだ。
あー、マジで怖ぇぇぇ・・・また出くわす日が来るのか？
おばちゃん歯科衛生士、こんな思い出ばっか。。。
もうこりごりだわ。
さて、何件目か分からない新たな職場に行ってきまぁす。
４件目の歯科医院
３件目のO先生に紹介してもらった、４件目の歯科医院。。。
と思ったら、もう１件掛け持ちのバイトをしていた医院があったことを思い出した！
おばちゃん歯科衛生士の記憶はアテにならんな・・・
４件目の歯科医院は、日数も期間も短くて
すっかり忘れていたが、I歯科医院だ。
ここは、５件目の歯科医院に勤めるに時に辞めたんだと思う。
いや、２件目と３件目の掛け持ちが増えて辞めたのか？
何しろ、記憶が薄い。
今となっては、考えられないが
診療で使う手袋、歯医者さんで今ではおなじみの
ゴムの手袋がなくなったりして、入荷するまで素手で診療していた。
高校生のバイトも多く、物品管理が行き届いていなかったんだろな。
何しろ、短時間勤務の上、短期間で辞めてしまって
記憶の片隅で、ホコリを被って忘れるくらいだった。
ブログを書くことで、今までの記憶を遡り
脳トレになりそうだ。
こんなことが脳トレになるくらい、しょーもない人生を送っている。
おばちゃん歯科衛生士、頭も人生も活性化しなくっちゃ！！
