なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム68】相手に合わせなきゃ・・が強い時

皆様こんにちは♩

家族、自分と自分との関係などで生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は「相手に合わせなきゃ」「他者優先」が自然に自分のベースになっているかも・・と感じているあなたへ書いています。

同時に「当たり前すぎる事」に関しては、実は気付いていないところで、相当なメリットや必要性があるという意味も含んでいる=だからなかなか変えられない状態になる理由も例を交えてお話ししますね。

いつも先読み癖が出てしまうケース

このブログの最近のタイトルが「なかなかラクにならないメカニズム」なのですが、どうしてラクになりにくいの?と言えば、実は答えはシンプル。

どうして簡単に変わらないの?

その姿、その状態は苦しくても何らかの自分へのメリットがある・・と自我が信じているから変えにくいという話です。

どこかで間違って持ち続けている「信じ込み」=「刷り込み」「意味付け」なのですが、

自我が深い潜在意識のレベルで自分を守るために作り上げた自我にとっての完璧なシステムであり、それを顕在意識で辛いから・・と言ってすぐに右から左のプランに乗れないのは、それなりの、この苦しい形にちゃんとした辻褄が全てあるからです。

先読みしてしまうことが癖になっているケースから解体していきましょう。

それをしなかったらどうなる?

例を挙げて説明しますね。

母の主治医は非常に有名で待ちの患者さんも多く、母自体が非常に信頼しています。しかし、今回の治療に関してはどうしても信頼できかねています・・・明らかにその治療を始めてから、母の調子が悪くなっているからです。

主治医との面談でも、主治医の機嫌を損ねたくない、母をよく見てもらいたいため、つい合わせている自分に嫌気が差しています・・・

小さい頃から、相手の顔色を察知し、相手が何を求めているかを探している癖が治りません・・

 

このケースの場合、クライアントさんは「どうしたらいいですか?」という形でご相談されていますが、

見ていきたいポイントは

「何が苦しいの?」「それをしないとどうなると感じているの?」まずはここを探していきます。

 

例の中では仮に

何が苦しいか?:主治医に自分の気持ちを言えないこと。作り笑顔の自分にモヤモヤ。

言ったらどうなると感じている?:母をよく見てもらえない。他にも沢山扱いやすく主治医だけを信じている患者さんがいるし、見捨てられてしまうかも。怖い。不安。

こんな声が出てきたとして進めていきましょう。

苦しみとは何?

苦しみというのは、何からできているでしょう・・・

苦しみってこんな感じ

大抵は、ここにあるものは

⚫︎何かしら嫌っているもの(自分・他者・状況・社会など投影先はなんでもあります)

⚫︎それを禁じている

⚫︎感じたくないもの、見たくないもの

などなど・・

だから

苦しみをこうしたい

⚫︎否定したくなる

⚫︎変えたくなる

⚫︎閉じて、無かったことにしたり、逃げる

⚫︎嫌な気持ちにさせる相手を責める、恨む、怒るなど・・・

特に一番辛いのは、最初は相手が悪い、相手のせいだ、相手さえ変われば・・と怒りなどが「他者」「社会」に向いているときはまだぶつける相手がいる段階で良いのですが(良くはないですが・・汗)

そこから怒りのベクトルが「自分に向いてきたとき」

自分責めの輪に入り、出口のない時に、その自分を究極に嫌うことを止めるためには生きる事が止まってしまう、または心を閉じて感情に蓋をし、身体は生きていても精神的な死の方向に向かうなど・・・苦しい状態です。

最悪の状態になった時、自分はどんな自分?

この例でお話ししますと、主治医に色々聞きすぎて、信頼関係が崩れ、態度が変わった、母がより不安になってしまったとします。そして、長年の年老いた母が信頼している病院の転院などは難しいとします・・

自分の中に主治医と深く話をして、理解し合える力がある自分だったらどうでしょうか・・一時的にお互いに誤解が生じても、歩み寄れる何となく自信や、大丈夫感があればそこまで怖さや不安を感じずに済むでしょう・・

自分には一度崩れた人間関係は修復できない・・とビリーフなどあるとしたら(過去の経験など含め)それをしてしまった時に感じる「後悔」「母への罪悪感」「病人をより不安にさせてしまった自己嫌悪」など

自分を責めることと、実際に自分ではどうにもできない状態に陥ってしまう方が怖いし、不安なため、自分の行動レベルでは「言えない」という症状が出て当たり前なのです。

一番見ていきたいところ

「一度崩れた人間関係は修復不可能なんだ」と深いレベルで信じきっていて、ここに後悔や恐れや悲しみなど、その方特有の感情がくっついていたとしたら・・そこをセラピーなどで触れて、緩めて、流して、自然な形へシフトできるとかなり変容してきます。

同時に同じ状態に対しての自分の反応自体がマイルドになったり、今までとは違うものにシフトがやってきます。

深いレベルで持っているものが人生の全てに映し出されているため、ここを特定し、ここへの癒しをしていくことは、かなり生きやすさと繋がってくるでしょう。

受容・・の一つの形

否定を見つけ、否定の理由を深く理解し、共感しながら隠されていた声を聞いてあげる・・・これはどのテーマにおいても使える指針です。

上記は結局は「自分を愛すること」とも言えるでしょう・・♡

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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