明治と修験道 1 | 女性の精神科医による前世療法。ホリスティック・ヒーリングを用いた女性のリーダーシップ育成と治療。女性医師のための心と体のケア。

女性の精神科医による前世療法。ホリスティック・ヒーリングを用いた女性のリーダーシップ育成と治療。女性医師のための心と体のケア。

Riverside Mental Clinic in Tokyo, Japan. Led by Ai Suzuki, MD, MPH, Ph.D, a psychiatrist. Specialized in coaching on women's leadership and treatment by past life therapy and Spiritual Guidance-Based Sessions. Mind-body care for female medical doctors.

Title: Title: Meiji and Shugendo (Shugendo: Japanese mountain asceticism-shamanism incorporating Shinto and Buddhist concepts; A person who practices shugendo is called a shugensha or yamabushi.): Episode 1






奥日光名瀑三滝(華厳滝・竜頭滝・湯滝)の一つ、湯滝。 湯滝は、高さ70メートル、長さ110メートルの滝で、 湯滝には、日光湯元の温泉水が湯の湖(ゆのこ)と呼ばれる湖から流れ込んでいるそうです。
温泉水には硫黄分が含まれているため、水が少し白濁しているように見えるのが特徴です。

華厳の滝も圧巻でしたが、湯滝も並ぶ勢いです。

滝の瀑音が響き渡る中、じっと滝壺の左端に水が溜まった部分を見つめるクライアントの女性。周りに観光客がいても、見向きもせずに、一人でじっと滝と向き合っています。

「自分の人生の使命がわからない。人と対立することを恐れて、自分の意見を言うことができない。そのために、自分の生き方ができていないと感じる。そのような自分を変えて、人類のために役立ちたい。」

という内容のご相談でした。すると、彼女のスピリチュアル・ガイドは、Spiritual Guidance-Based Coaching sessionで、午前中に湯滝に行くことを勧めたのです。

午前中の滝は、普段だったらマイナスイオンを感じて爽快感があるはずなのに、この日は滝壺のエネルギーを低く感じ、おどろおどろしい寒気を感じていました。前世の影響でした。

この女性は、滝を眺めながら、明治維新の前後に、奥日光で修験道の修行をしていた修験者の前世を思い出していきました。

奥日光は1000年近く、修験道の修行場所、つまり神聖な場所としてされてきました。一般の人も入れず、女人禁制でした。それが変わったのが明治維新。修験者の言葉を聞かずに、神聖な場所が荒らされ始めたのです。

明治 5年(1872年)には、この修験者の言葉を借りると、政府が勝手に奥日光での女人禁制を廃止し、外国人が勝手に別荘を作り、サンショウウオなどしかいなかった湖に、外国人や麓の日本人がやってきて、勝手に魚を放流し始めました。

新しい明治政府からすると、自分たちの力を国民に見せつけるためだったのではないか、と思う、とこの修験者は言いました。でも、修験者の言葉を聞かずに、神聖な場所を荒らされるのは、山への尊敬と思い入れが強い分、厳しい経験でした。

この修験者は、20代の男性で、12-3歳から修験道の修行をしていました。修験者の中には、修行半ばで山を下りたり、修行が足りていないと感じる人もいました。でも、雄大な山のエネルギーと命をいただいて、大いなる一体感を感じながら、日々修行をしてきたのです。

この精神性は、日本人にとって必要な感覚。それがなければ、人として堕落してしまう。ですから、この修験者は、取り締まりのためにやってきた明治政府の役人二人に訴えることにしました。

明治政府の役人は、髷(まげ)を切り、西洋風のユニフォームを着ていました。彼らのジャケットは紺色で2列のボタンがついていました。ズボンは黒。西洋の外国人を真似して、口ひげを生やしていました。

この修験者は、昔ながらの修験者の白い衣を纏った姿で、役人たちに訴えました。

「山を解放してはいけない。人の精神性を奪ってしまったら、人はだめになってしまう。あなたたちは、目先のことしか考えていない。もっとその変化の先にある状況を考えるべきだ。」

ところが明治政府の役人の男性達は、その言葉に耳を貸さず、逆に明治政府に刃向かう賊徒(反逆者)と見なしたのです。

ある朝、湯が滝となって落ち始める場所で、この修験者は水の中に入り、跪(ひざまず)き、目を閉じて必死に神に祈っていました。すると、背後に人の気配を感じました。

振り返ると、明治政府の役人二人がこの修験者の肩をつかみ、体を滝に向かって投げだしました。「うわぁっ。」と叫んだのもつかの間、濁流に飲み込まれ、あっという間に体は滝壺に落ちていきました。体を強く打ち、70メートル下に落下し、ショックでほぼ即死でした。その体が滝壺に落ちた場所が、この女性がじっと目を離さなかった、滝壺の左側の水が溜まった場所だったのです。



(続きます)











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