この夏は多肉植物を育てる傍ら、花や野菜も育てました。
肥料の事、備忘録。
植物の種類によっても変わってきますが、
肥料を与えるバランスが大切。
せっかく買ったからと、たくさん入ってるからとついついあげたくなる肥料。
拮抗作用がある。人間の栄養と同じように、植物にも偏ってあげてしまうと様々な不調が起こってくるそうな。
容量を守ることで元気に丈夫に育つ。
多肉植物はあまり肥料を要しません。
花や野菜をうまく育てるには肥料が必要。
定期的に肥料を与えるオリーブの木。
肥料について調べてみました。
オリーブの葉の先端が茶色く、微量要素不足を疑ったこともありました。
今回、気になったマグネシウムをきっかけに調べた肥料のこと。
少なくても、多すぎてもよくない栄養素。
要素の欠乏と過剰について
肥料の要素が多くても少なくても、生長に大きな影響があるのですが、
その中で一番へぇ~箇所だったのは・・・
その①
拮抗作用があること
ひとつの要素の過剰吸収が、他の要素の吸収を妨げることもある。
ということです。
養分にも拮抗作用がある。
どれかが過剰にあると、他の要素が吸収できなくなる。
バランスって大事。
マグネシウム、カリウム、カルシウムなどの塩基類には相互に拮抗作用がある。
苦土欠乏は、カリウム過剰だったりすることもあるようです。
同様に、マグネシウム過剰が原因で起こるカリウム欠乏症もある。
続いての「へぇ~。」
その②
作物別に要素の欠乏症が起こりやすさが違う。
中でもマグネシウム欠乏は多くの作物で非常に起りやすいそう。
オリーブの木の場合は分かりませんでしたが、
ミカン・ぶどう・モモ・大根・トマト・ナス・ハクサイ・ホウレンソウ・セロリ・
カリフラワー・などが非常に起り易いそうです。
土の状態を知るのは難しく、
生育状態や異常から判断するのも難しい。
なので、
土が肥料でお腹いっぱいになるという状態を避けたい。
それぞれの要素が過不足なく、適当な時期に与えることが必要。
肥料のあげすぎに気を付ける。
その植物に合った肥料を使うこと。
そんな基本的なことを守る大切さ、なぜかということを知れました。
なぜを知れるのは楽しいですね。
図書館で本を借りて、読みました。
奥が深くて分からないことも多いですが、楽しめました。
文献はページ最後に紹介します。
植物が必要とする要素は多量要素とされる
肥料の3要素
N(窒素)
P(リン酸)
K(カリウム)
3要素に加えて大事な要素
Ca(カルシウム)石灰
Mg(マグネシウム)苦土
S(イオウ)
微量要素
Fe(鉄)Mn(マンガン)Zn(亜鉛)Cu(銅)Cl(塩素)Mo(モリブデン)Ni(ニッケル)B(ホウ素)
参考文献
図解でよくわかる土・肥料のきほん
2014年8月21日発行 小川雄一 株式会社誠文堂新光社
当たり前の基本を守る大切さと、なぜその必要があるのかを知れて楽しめた本。