こんばんは!
昨日は今期一発目の試験でした
外来外科看護。
結果もすぐに出してくれて、99%!
あと1点〜だけど十分すぎるほど満足点
先生からメッセージが来て
なんかトップに踊り出たらしいです
って言っても平均点は87点
しかもこのクラス10人しかいないし〜
難しくはなかったけど
試験っていうだけで疲れます
今期の受講科目の一つで
Sociologie québécoise を学んでいますが
最初はあまり興味なくて、、、
やる気なし子でした
こちらは健康社会学とでもいうのかな
地域、年収、生活環境がどのように自分達の健康や病気に影響をもたらすか、社会学の目線で突っ込んでいます
ケベック州、特にモントリオールと他国との比較や統計データを見るのは身近なだけに面白い!
興味深かったのはラジオのインタビュー
モントリオールのメトロの駅での平均寿命のデータを取ったところ
グリーンラインの
St-Laurent 駅周辺では平均寿命は85歳で
同じ路線のモントリオールの東にある
Pie IX 駅周辺での平均寿命は74歳と
車でわずか30分ほど離れただけで平均寿命に11歳もの差が出ているという話
モントリオールの東にあるPie IX 駅の辺りは
貧困層の多い地域ではあるのですが
この平均寿命の差は
医療機関のサービスの問題ではなく
むしろ雇用へのアクセス、教育へのアクセスの問題、社会的不平等が大きく関係していると。
ふむふむ
面白い統計データがいろいろあって見ていると
富裕層、貧困層に限らず
循環器系の病気、呼吸器系のガン、大腸癌、自殺率、と全てにおいて
女性より男性の方が多いって 女性強し
男性でも富裕層より貧困層の方が高い、と。
注: ケベック州のデータに限ります
喫煙、飲酒などの生活習慣に対する意識も富裕層、貧困層といった社会的背景が大きく影響しています
(もちろん全ての人が当てはまるということではなく割合の高さで比較していますので)
他国との比較の中に日本も出てくるのでさらに興味をそそられてます
北欧や日本は社会的不平等の格差が小さいと述べられていて平均寿命が高い理由の一つと説明されてました
格差が大きいのはUS & CANの北米チーム
まぁ、納得か
その昔は、国民皆、中流意識みたいな感じだったけど今はどうなんでしょうか
実際、日本にだって貧困はあるわけですが
北米から比べると格差は小さい、となるんでしょうね
十分な経済力が無いから
環境の良いエリアに住めない
最低限整った家屋に住めない
栄養のある食事が取れない
季節にあった衣服を着れない
だから病気になりやすい
病気になって
職を失って収入が減る
薬や医療費にお金がかかる
だから貧困になる
貧困だから病気になる
⇅
病気になるから貧困になる
この悪循環を断ち切るの
はなかなか難しい問題に思える
これまで何となくニュースや新聞で聞いたり読んだりした知識はあったけど
具体的な数字とボキャブラリーで改めて学んでる感じです
患者さんには
様々な環境、背景の方がいらっしゃるので
それぞれの患者さんに沿った指導をするには
こういった社会的背景を知ることも大切かな〜
看護って奥深い
なんだか勉強するようになって
自分の好きなものを発見できるようになってきた
統計とかデータも好き
ただね〜
Sociologie の先生は課題が多いのが、、、難
つい面倒くさいって思ってしまうのよね
それでは皆さん、良い一日を〜