「刺しゅうの基礎」は慣れても近くに置いておきたい本

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刺しゅう
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だいぶ前のことになりますが、Instagramで気になる情報が流れてきました。
真っ赤な表紙で、小さめのかわいい刺しゅうの本です。
手芸本で5刷目とのこと。
出版業界のこと良く分からないけど、なんだかすごいと思ったのと、ちょうど基礎本を探していたということもあって購入しました。
読んでみると、刺しゅうをするのに必要な情報がコンパクトに詰まっていました。
「基礎」から書かれていますが、長く使えそうな本だったのでご紹介します。

今、基礎本を購入した理由

以前の基礎本に対する私の勝手な印象は、こんな感じでした。
刺し方を説明してる本で、どの本も表現の仕方がちょっと違うくらい。
詳しく難しく書かれているものもあれば、簡単過ぎて今知りたいことが載っていない。
自己流でも、いくつかのステッチができる人が選ぶ本は、なかなか見つからない気がしていました。
それでも、何冊も基礎本を見ていくと、知りたかったことが載っていたり、新たな発見をすることもありました。
自己啓発本などで考えた時は、その本丸ごと自分向きということは、なかなかありません。1冊丸ごと必要なかったことなんて何度もあります。
そう考えると、手芸本でも複数読んでいくのが必要だと思い始め、基礎本でも丁寧に目を通してみることにしました。今更といえば、いまさらです。

教科書&副読本

著者の安田由美子さんは、はじめにこのように書かれていました。
「教科書と副読本が一緒になったような刺しゅうの基礎の本があれば、と思っていました。」と。
その通りの本でした。
刺しゅうを始めるにあたって必要な、道具やトレース方法、糸の通し方等から始まっています。
その合間に、最初だと疑問に思ってしまう刺繍糸の番手の説明なども入っています。
隅から隅まで丁寧に読むと、今まで何の疑問も持たず知らなかったことや綺麗に刺すコツがいくつも掲載されていて、副読本的な役割も十分入っていました。

クロスステッチの説明も多い

刺繍の基礎本では、珍しくクロスステッチが詳しく扱われています。
クロスステッチと同時によく使われるステッチのやり方、糸のよじれ対策も紹介されています。
クロスステッチに夢中になり始めると、リネンに刺してみたくなりがちです。
リネンのような平織りの布への、クロスステッチのきれいな刺し方も説明されていました。
見開きで4ページ程度ですが、必要なことが詰まっているのでクロスステッチから始めたい方にもおすすめです。

図での説明がわかりやすい

この本はステッチの説明の図が分かりやすく感じました。
全部ではないですが、左側ページには刺し方の図、右側ページに実際に刺した時の写真が載っています。
私は、図での説明に慣れていて、この本の形式が合っているので、分かりやすいと感じるのだと思います。
図には、針と糸のほかに、指の位置を示してあるものもあります。
少し難しいステッチでは、写真だと写らない指の下の糸の状態まで示してあるのには驚きでした。

(少し話が逸れますが・・・)
私にとっては分かりやすく感じていますが、この図での説明はどうも苦手という方は、写真で説明してあるもの、または動画などがいいのかもしれません。
刺し方の説明は、肝心な部分になるので、自分の思考と相性が良いものを、みつけられることをおすすめします。

図案

図案集ほどではありませんが、ステッチの練習になる図案が掲載されています。
小さな図案は、ワンポイントに良さそうです。
簡単な図案はトレース作業なしで、図案を見ながらチャコペンなどで布に直接書けそうなデザインもありました。

まとめと感想

著者の安田由美子さんは、以前からブログ「もったいないかあさんのお針仕事」やステッチイデーなどで拝見していました。
それなのに、なんでこの本を買わなかったのだろうと悔しく思いました。
購入後、ちょっと時間の空いた時にパラパラとめくって読んでいたのですが、その都度気づきがありました。
見ているようで、意識していない部分は記憶に残っていないんですね。自己流だと、知らないことだらけなので、ちょっとしたコツや知識を知ることも、刺しゅうの楽しみの一つです。
内容が充実していて、ちょうど良い大きさなので、今後も困った時に開く本として手芸道具と一緒に近くに置いておくことにします。

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