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色々と複雑な心境になり、その日の夜はついつい飲み過ぎてしまう…いつの間にか記憶を失ったようで、気がつけばベッドの上、どのようにしてアソークプラザから帰ってきたのかわからなかった…見渡すとエアーの姿もなく水を飲もうと冷蔵庫に行くと置き手紙が置いてあった。
ダーリン、夜になったらアソークプラザに来てね。
これで夜までは自由時間となったが、さすがに遊び回る気分ではない。ただお腹が猛烈に空いたのでとりあえず外出してみる事にした。
ちょうど午後1時、ホテルから一歩外に出ると日差しが強烈、うだるような暑さでとてもウロウロと出歩ける感じではなく二日酔いにはキツイ…
スクンビット通りに出てアンバサダーホテル前のビアガーデンの前まで行くと、キャンペーンガールがいたのでついつい吸い込まれるように入ってしまった。本当はエアコンが効いた室内が良かったが…
とりあえずドラフトとフレンチフライをオーダー、野外ではあるがパラソルのおかげで陽射しは避ける事が出来た。何も考えずスクンビット通りの人の往来とキャンペーンガールのボディコンを交互に眺める。しばらく飲んでいると一人の人物がこちらに向かって歩いてきた。なんだろう…
「こんにちは、日本人の方ですか?」
といきなり話しかけられる。私の前方にいる人物は推定身長180cm、ややビジュアル系な感じのイケメン、いや凄いイケメン…まずここバンコクでは見かけないタイプの日本人である。立ち話も何なので同席してもらい、色々と話をする事になった。
彼の名前はT君、前回社員旅行でバンコクにやってきたそうで、夜になり会社の上司にタニヤに連れていかれたところ、一人のタニヤ嬢に一目惚れされ今回単独でバンコクにやってきたらしい。ただホテルには泊まらず、そのタニヤ嬢の自宅に滞在する事になったそう。最初は良かったそうだが、だんだんタニヤ嬢の束縛がエスカレートしていき、我慢が出来なくなって彼女が寝ている隙に逃げてきたとの事。
さすがイケメン!普段冴えない中年男性(すいません🙏)ばかり相手しているであろうタニヤ嬢、いきなりこんなに若いイケメンが登場すればさすがに仕事でお金の為に働いているとしてもタニヤ嬢も人間だ…ときめいてしまうのも無理もない…
「ケイジさん実は…お願いがあるんです」
「なに?」
「日本語が喋れて黒髪の美人を探したいんです。」
タニヤ嬢の写真を見せてもらったが、まさに彼女がそれに該当すると思うのだが…
「日本語喋れるとなるとやっぱりタニヤなんじゃない?」
「いやぁ…シーロム地区は怖くていけません😅」
確かに束縛タニヤ嬢に見つかりでもしたら大事だ。タイ女性が怒った時の大変さは身を持って経験している。ただ何かアテがあるかと言えばそんな物はない。一般女性なんてもちろん知り合いもいない、でもなんだか楽しそうだな…
「わかった!じゃあ夜の8時に待ち合わせて一緒に探してみよう!」
「本当ですか!ありがとうございます。」
ひょんな事からイケメン男子の相手を探すという不思議なミッションを遂行する事になった。
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