京都のリーマンメモリーズ

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【書評】職場の ウェルビーイングを高める ジム・クリプトン+ジム・カーター 日本経済新聞出版

今週のお題「あったかくなったら」

あたたかくなったら、競馬場に行って、馬を見てお酒を飲んで昼寝をしたいと思います。馬券は買いません。馬券を買うとレースに夢中になって、寝ている暇が無くなるからです。外でのんびりすることは、ウェルビーイングを高めますね。今回は、職場のウェルビーイングを高めるというすんごい本を紹介します。(笑)

 

【1.本書の紹介】

本書は、自分の強みを発見するという、ストレングスファインダーで有名なギャラップ社の調査結果でわかった、職場のウェルビーイングを高める方法を紹介した1冊になります。

 

「ウェルビーイング」は聞きなれない言葉かもしれません。

 

この言葉の意味は、幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態をいいます。

 

この本は、どちらかというと、職場のリーダーの方が読むと大変参考になる内容になっていますが、自分が部下の立場の人が読んでも、働くとはどういう事かという内容が良く理解できます。

 

私たちは、幸せな人生を送りたいと思っています。

 

その中で、仕事は、重要なポジションを占めています。

 

さて、職場でウェルビーイングな状態になるには、どうしたら良いのでしょうか?

 

【2.本書のポイント】

これまで、ギャラップの調査で分かった最大の発見の一つは、「今、世界中の人が求めているのは、良い仕事に就く」ということでした。人は、自分の才能を毎日発揮できる仕事に、成長を後押ししてくれる上司と共に取り組んでいきたいと思っているのです。

 

私たちは人々に自分たちにとっての「想像しうる最高の未来」とはどのようなものかを尋ねました。その結果、人々は自分の生活を評価する際に、収入と健康に大きな重きを置いていることがわかりました。

 

ソクラテス、アリストテレス などの 賢人が、2000年以上前に記した文献には、人間が存在することの究極の目的と呼んだものが残されています。それは、「幸福(happiness)」です。 

 

職場の ウェルビーイングを高める五つの要素とは

・キャリア・ウェルビーイング-日々していることが好き

・人間関係 ウェルビーイング-人生を豊かにする友がいる

・経済的 ウェルビーイング-上手にお金を管理する

・身体的 ウェルビーイング-やり遂げるエネルギーがある

・コミュニティ・ウェルビーイング-住んでいるところが好き

 

少なくとも親しい間柄を、3、4人 持つ人は、より 健康で、よりウェルビーイングも高く、仕事にもよりエンゲージしているということです。

 

他の人と交流する時間は、人的資本を生み出す。

 

長期的に見て体のために良い行動を意識的にとる。

 

従業員にとって一番大切なコミュニティの問題は何かを知る。

 

フィードバックが目的としている結果は、単なる修正や アドバイスを与えることではありません。相手がそれに感化されて、意欲が湧いてくることです。

 

世界的に見て、仕事で自分が何を期待されているかを知っている従業員は、二人に一人です。

 

強みを活かして、職場の ウェルビーイングを高める。それは、直ちに レジリエンスとメンタルヘルスを向上し、そしてさらには充実度までも高める、かつてないほど最も 劇的な治療法となる可能性があるのです。

 

はじめに 世界の気分

1章 ウェルビーイングとは何か

2章 職場のウェルビーイングを考える

3章 生き生きした組織文化に潜むリスク

4章 キャリアのエンゲージメントからウェルビーイングは始まる

5章 ウェルビーイングを高めるには?

【3.本書の感想】

「人は、自分の才能を毎日発揮できる仕事に、成長を後押ししてくれる上司と共に取り組んでいきたいと思っている」

 

上司が必要かは別として(笑)、自分の才能を毎日発揮できる仕事に取り組みたいと思うのは納得しました。

 

ただし、みんながみんなそんな都合の良い仕事に就けるのかと思うと難しい面があるなと思いました。

 

みんなが、自分の強みを生かして仕事ができると良いですね。

 

そのためには、まず、自分の強みを知る事が必要です。

 

自分の強みがわからない方は、ギャラップ社のシステムを利用してみるのも1つだと思います。

www.gallup.com

幸せに働く為にはどうしたら良いのか、悩んでいる方は一度、この本をご覧ください。

 

職場のウェルビーイングを高める

 

【4.関連書籍の紹介】 

働く元気が出てくる本です。

www.fukuikeita21.com

これからは、お金だけでは無くなりそうですね。

www.fukuikeita21.com

こういう人生は素晴らしいですね。

www.fukuikeita21.com

海外ではこんな社会もあります。

www.fukuikeita21.com

最後までのお付き合いありがとうございました!