箱根の隠れ名湯「ままね湯 ますとみ旅館」の自家源泉はプロをも虜にする温泉[宿泊記]

ものすごく久しぶりに箱根に行ってきました。5年ほど名古屋に移住していたのでかれこれ8年ぶりくらい??
以前は小田急ロマンスカーに乗り気軽に行ける温泉地だったのでちょくちょく行ってはいましたが、ここ最近はインバウンド効果で人も多ければ宿泊費もかなり高騰しているというので、行く気にはなかなか起きません。

でもたまに突発的に起こる温泉に入りたい欲に駆られ、ちょっと探してみたところ面白い温泉宿があってついぽちっと予約しちゃいました。

久しぶりの小田急線「箱根湯本駅」は、自分の予想を上回るびっくりするくらいの外国人観光客だらけ!(体感的に5:5)

みんな大きなトランクを持って移動するから、あらゆるところで人の大渋滞が起きてて(昔と変わったなぁ)と感じた光景でした。

9室のみ、ますとみ旅館

箱根湯本から、お土産店などが立ち並ぶ賑やかな通りを抜けること徒歩5分、やや繁華街から外れたところにあるのも風情がある「ますとみ旅館」。9室だけの小さな旅館です。

明治後期に甘味店を開業、その後の大正時代に温泉宿を始めた箱根ではかなりの老舗旅館です。

暖簾をくぐると、リノベーションしたばかりのようで古さを感じない清潔感があります。モダンな雰囲気もあってキレイでした。

昔の間取りを活かしているので、ちょっと複雑そうな館内もアジがあります。

外国人口コミが高い宿

チェックインしつつ宿の方と雑談していたら、今日の宿泊客は外国人の方が多いと聞いてびっくり! 実際滞在中、温泉やお食事どころで欧米系と韓国の方々をたくさんお見かけしました。

外国人利用が高く&口コミが読めるAGODAでチェックしてみたら、10点満点中9.3の箱根でトップレベルの高評価。どうやら口コミでじわじわ人気が広がっているっぽい。

食事やサービスも外国人用にアレンジされているわけでなく、いたって日本の伝統的でベーシックな旅館サービス。あと小さい旅館というのもウケているようです。

スタッフの方に外国の方がいらっしゃったので英語も通じるのもあるみたい。

2階 和モダンツイン

部屋は2階にある和モダン ツインです。

座椅子のある畳敷きのスペースと、

小上がりになったスペースはベッドスペース。くぼみがあってベッド位置がずれないのも安全でよかったです。リノベーションしたばかりの室内・建具は新しくて気持ち良いです。

室内の洗面所は広くてトイレと一体化したつくり。なんとお部屋にはKOSE 雪肌精のアメニティ付き。

洗面台からは、水道水ではなくなんと箱根連山の湧き水がでてきます。ちょっと冷たくて味わいはまろやかで美味しい、最高!

部屋には、浴衣と羽織・館内で使えるスパバッグがついてます。さっそく凄いというウワサの温泉にいってみたいと思います。

自家源泉のスゴい効能

ますとみ旅館の温泉が良いらしいと噂になりだしたきっかけは、きっとこれかなあ。館内に飾られていました。

根拠があるわけでもなくあくまでも個人の感想のようですが、このようなプロの方の感想を見ると、ぜひ入浴して試してみたい気分になります!(現在の薬事法で定められる以前の時代のレターのようなのでそこは参考程度におねがいします)

とても体があたたまり湯冷めしないとか!はやくデトックスしたい。

館内には3つの温泉浴場があるのですが、1番気持ち良いのは広々とした1階の大浴場。こちらは男女時間入れ替え制で、チェックインすぐの時間帯は女性風呂。

本当にあまり長く浸からずとも体がポカポカしてきます。出たり入ったりを繰り返しながら肌がツヤッとする感覚を堪能します。

熱めのお湯に入ると逆に体が乾燥してしまうのが辛い体質なのですが、いくら入ってもツヤやかなのが心地よいです。

確かによそで体験した箱根の温泉質とは印象がまったく違います。見た目は一緒なんだけどね。

ここの源泉を使って作られたオリジナル石鹸が販売されていましたが、大浴場で試すことができ、洗顔料としても最適でした。またKOSE 雪肌精のアメニティはこちらにも完備。手ぶらで来ちゃってもOK♪

地下には、小中の2つの温泉浴場があります。

こちらは窓がないつくりのため開放感はないけれど、スチームが充満した感じも気持ち良いかったです。

噂を聞きつけ湯治に来たと思われるご高齢の方もお見かけしました。
地上3階・地下1階の建物でエレベーターなどはないので、温泉にいくたびに階段を昇降しないといけないのがお辛そうに見えました。そこだけが惜しいところでした。

私は何度も入浴をリピート。全然肌が乾燥せずむしろしっとり。冬の湯治には最高のおこもり宿です。