お独りさま・始めてみたら快適じゃない!?

single again……独りで生き抜くよ♪ 毎日もがいて迷い悩みうろたえ生きている。自分と向き合うための記録。

相手に、できることを求めよ


知人に、とても優秀なカウンセラーがいる。
きのう会ったので、後学のため
一昨日の話を聞いてもらった。




「こういうときはどうすればいいの?」


基本的には、相手を刺激しないこと。
話が噛み合わないことからしても、
マトモに反応しても意味がないのはわかるでしょう?
それに気が付かず、深追いするのは、
それこそ割れ鍋に綴じ蓋……
その女性にも問題が潜む。
むやみに刺激すべきではないのよ。


そうだよね。
その男性の奇怪なふるまいは
おさまるどころか悪化の一途だったもの。



気を取り直してきのうの馬デイの覚書に入ろう。


繊細な馬ほどしっかりと乗る

きのう当たった馬は、軽すぎるくらい軽い。
緊張しやすくテンションも上がりやすい。よって拍車なし。
長鞭もいらないほどだが、念の為もって乗る。


サラブレッドではない。
外馬(海を渡ってきた)らしく、馬体は丸っこい。
パワーも強くて、お尻もプリッとしている。


そういう特徴とはべつに、困るのがくねくねした動きをすること。
傍から見ているとそうも見えないらしいが
乗っていると、やたらとくねって動くように感じてしまう。
馬体のベンドや、もたれこみを云々する前に
このくねくねが気になって仕方がない。


真っ直ぐにしづらい馬は、しっかりと推進をかける。
しかし一向にまっすぐになった気がしない。
ぐいぐい動かしてみたり、
両脚でしっかり包んでみたり
シートを軽くしてみたり、
いろいろ試みているうちに先生からアドヴァイスが入る。


こういうテンションの上がりやすい馬ほど

  • シートに体重をしっかりかけて乗ること
  • 前に出すのは正解だが
  • 同時に、6や7と決めたパワーに達した時点で抑制すること
  • リズムを整えてやること
  • 前には出しても、ストライドは詰めること
このあたりだったと思う。
「しっかりと乗る」とは、負荷もかけるし抑制もかけること。
反対に動きの悪い重い馬だと、
なるべくライトに扶助を弱くしていくべきらしい。

初級にいたころ、シートで自分の体重がコンコンとかかるだけで
馬には前に出ろという合図になるので
そんなに座り込むな、と言われたこともある。
だがこれは、当時まだ正反憧がヘタだったからだろう。

下手くそが馬を刺激しすぎて、
手の内に収めることができなくなると、暴走にいたる。
あるいは、馬の背を痛めてしまう。


いまは座りもマシになったし
ハミ受けも意識する時期にいるから、こうして逆の指導になるのか。
こういうことがあるので、馬術はむずかしい。
常に同じ流儀が通用するとはかぎらない。


ひとつ自分でやってみて、
これは効くのではないかと思ったのは、これだった。

  • 内腿をしっかり締めること----脚で馬体をはさみすぎると、逆にコレが扶助になってしまってくねくねを助長する。鞍の上から内腿とヒザあたりまでの騎座だけで馬体を手脚のあいだに収めることをこころがけること


先生はなんどか、次のステップに進むべく別の指導もくださったが
わたしが馬のくねくねに気を取られているのを見て取られ
それ以上のことは求められなかった。


一つだけ。
隅角に入る前に、早めにベンドをとらせ
後肢を、隅角に押し込むようにまわる。
これは、2週前に確認した乗り方だ。
たしかにこのほうが後肢がきれいに隅角にせまる。
じぶんでは、馬の肩も後肢も、
同じラインを通すのが美しいとおもっていたが、
馬術的にはこれでいいらしい。


長蹄跡をまっすぐに進めないくらいなら
無理して隅角を攻める必要はない。
馬ができないなら浅く回ってやればいい。
とも仰った。




わたしにできることだけを仰る

この先生の一番ありがたいことは
事細かく指導されると、
わたしが生真面目すぎて混乱することを見抜いて、
何事もシンプルに指導してくださることだ。


いまは「またがってから馬をどう作り上げるか」にあたり
注目すべき・考えるべき・大切にすべき
観点のみを整理してくださるようになった。


わたしが、先日の先生の助言にしたがい
自分の乗り方を築こうとしていることも、
自分の乗り方に沿って指導をとり入れようとしていることも
見取ってくださったみたいだ。


やはり同じ先生に
ずっとマンツーマン指導をお願いしてきた甲斐がある。
どういう指導がより正しく伝わるのか
それを考えてくださっているのだとわかる。



自分にできない乗り方を無理にすることはない。
馬にできないことを求める必要もない。
おたがいに楽に、リラックスして
少しずつできるように仕向けてやればいい。




奇しくも、一昨日の話にかえりついた。




本日のつぶやき : これって一事が万事の格言かも?!



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