参政党、参議院選挙比例区で1人当選。それは、始めの一歩か一時の徒花か。ともあれ「諸派につき無視」はもうできない。さて、マスメディアはどう出るかな?

 

 

言うまでもなく、国会議員誕生は目的の場所じゃありません。

 

 

⚫結婚はゴールではなくスタート

 

いや、それはちょっと違うか。

 

ともあれ、(一応「諸派」だからという理由はあるものの)既存メディア徹底無視の中、よくやったなあ、と素直に思います。

 

何でも・・・

 

 

参政党とは、「仲間内の利益を優先する既存の政党政治では、私たちの祖先が守ってきたかけがえのない日本がダメになってしまう」という危機感を持った有志が集まり、ゼロからつくった政治団体です。特定の支援団体も、資金源もありません。同じ思いをもった普通の国民が集まり、知恵やお金を出し合い、自分たちで党運営を行っていきます。

 

 

・・・という政党だそうで。

 

 

選挙期間中、街頭演説での集客(?)は確かに既存政党を凌駕してました。最終日の東京芝公園に集まったのは10,500人だったそうです。

 

 

 

けれど、情報は新聞・テレビ頼りという人達には、そんなのものはナイも同じ。

 

ネットに触れる人でも、自分から「その付近」に検索かけなければ、やっぱり知らないまま。

 

 

そして、結果は以下のとおりでした。

 

比例区(政党獲得票)

 

 

社民党、NHK党の上にきましたね。

 

あと30万票ほどあれば2人目が当選できた、とのことです。

 

安倍さんの事件がなければ、どうだったかな、とは思いますが、それは、まあ、どこまでいっても「たら・れば」でしかないので・・・

 

 

比例区(個人名票)

 

 

で、定数50のうち、ドント方式25番目が参政党枠。個人名票トップの神谷さんが当選となりました。ちなみに、2枠目は54番目だったそうです。

 

 

 

 

 

愛知選挙区

 

 

こちらは定数4のところ、8番手。

 

当選4枠(自民・公明・立民・国民)は、ある程度固まっている組織票? まあ、ぶっちゃけお約束みたいなもので。

 

知名度が低くマスメディアは取り上げない。組織票なんてもちろん当てにできない中、伊藤正哉さんの10万票獲得は、県民として、相当にびっくりな数字です。

 

 

 

 

というところだったんですが、さてさて。

 

参政党支持に「熱くなっていた」人々が、ここまでで「あー終わったー」と思うか「まだまだ序の口」と受け止めるかによって今後が違ってくるわけですけれども。

 

 

⚫恋に落ちるのは簡単。でも愛し続けるのは難しい。

 

参政党は、とりあえず「3つの重点政策」として・・・

 

1 子供の教育

学力(テストの点数)より学習力(自ら考え自ら学ぶ力)の高い日本人の育成

 

2 食と健康、環境保全

科学的な物質に依存しない食と医療の実現と、それを支える循環型の環境の追求

 

3 国のまもり

日本の舵取りに外国勢力が関与できない体制づくり

 

・・・を掲げていました。

 

サイトには、

 

新しい国づくり「10の柱」

 

・・・というものも示しています。

 

 

 

ただ「公約」として、いささか「ぽややん」としてる感じは否めません。

 

 

公約なんてそんなもん、と言えなくもないんですが、それもそのはず。

 

実のところ、細部は「これから党員と一緒につくっていく」というスタンスであり、また、それこそが「新しい政党」の証なのだ、という触れ込みなわけで。

 

 

じゃあ、実際、そんなことが可能なのか。どうやったら「党員みんなでつくった」と他ならぬ党員が言えるような政策がまとまっていくのか。

 

正直、難問山積の図、だと思います。

 

ことに「創憲」という立場を取っている憲法について「あまり長い時間をかけられない」中、具体的なモノをつくることができるのかどうか。

 

そこら辺こそが、政党として本物になれるか徒花で終わるかの鍵になるでしょう。

 

 

ここまでは、誰であれ「一時の感情」でも動けた。党員・サポーターは9万人を超えたそうです。

 

でも、ここからは、確固たる意志が必要になります。9万人がそのまま維持され、さらに増えていくのかどうか。

 

何しろ、自民党の党員・党友は100万人規模らしいですから。

 

 

⚫感情だけで動けるのが恋、意志を必要とするのが愛。

 

選挙後、晴れて「政党」となった参政党について、新聞・テレビも報道するようになりました。

 

それらは当然、好意的なものばかりではありません。

 

何なら、悪意を持って「潰し」にかかる勢力だってあるでしょう。ネットや街頭では「カルト」だの「自民党別働隊」だの、投票前から既にありました。

 

投票後には、170万票のうち「1/3がネトウヨ、2/3が健康食品嗜好者」という決めつけや、支持者は「驚くほど政治的に無色であり、〜〜〜政治的免疫が全く無いような人々が多い」という相当に大雑把で失礼な評も出てきたくらいです。

 

まあ、そこら辺は、今後テレビの討論番組等に出て、くだらない誤解として払拭して行けば良いんじゃないかなとは思いますけれども。

 

録画だと、結局、編集で色々操作されかねないし、事前にそれ(マスクとかワクチンとか)は言っちゃだめだと釘を刺されたりするらしいんで、大変でしょうけれども。

 

要は、受け手として、誰かの言ったこと書いたことに評価を委ねるのではなく、可能な限り、自分で直接確かめ自分の責任において判断することが大切なわけで。

 

 

そんな中、神谷さんは「熱が冷めないように」というのもあって、党員に向けては、早くも次の目標を示しているようです。

 

地方自治体でも参政党議員を誕生させること。

 

これは、場合によったら、国会で議席を得るよりも難しいかもしれません。それこそ、今まで投票したことがない「岩盤無関心」層を掘り起こさないと、です。

 

 

例えば、来春行われる統一地方選挙です。

 

ワタクシの地元についてだけ触れておきます。

 

 

愛知県議会選挙

 

定数は102人ですが、選挙は、区(名古屋)・市・郡単位で定数は5〜1。いわゆる中選挙区および小選挙区制。そこに食い込むのは至難の業だと思われます。

 

 

 

豊橋市議会選挙

 

定数は36人。大選挙区で争われるこちらの選挙であれば、参院選の実績からして、少なくとも1議席は行けるかもしれません。

 

実際、参政党のポスターを貼ったお宅もチラホラと見られますし。

 

もちろん、それなりの人物が立候補すれば、の話ですが。

 

 

 

してみると、豊橋以外でも、30程度以上の定数がある市議会議員選挙であれば、それなりの可能性があるような、ないような、いや、あるような。

 

 

選挙まで既に1年を切っています。

 

今回の参議院選後「国政政党」になったことで初めて参政党を知った、という人々にどれだけ浸透していくか。

 

それはある意味、相当に見ものだなあ、と思ったり思わなかったり。

 

 

⚫「ここから、ここから」

 

参政党のロゴには鳳凰の舞う姿が描かれてます。

 

 

 

 

しかしながら、現実としては、今、ようやく卵の殻をつついて雛が顔を出した、くらいでしょうか。

 

 

果たして、本当に空に舞い上がり、伝説となる日が来るのか。

 

そうそう簡単に政治が変わるわけでも、日本を取り戻せるわけでもありません。

 

 

ペリー来航(1853年)から明治維新(1868年)まで、いや、大日本帝国憲法発布(1889年)まで、36年かかっているんです。

 

 

政権を獲るとか、その一翼を担うとか、

 

政治を変えるとか、日本を取り戻すとか、

 

それはもう、果てしなく遠い場所で、

 

でも、ひょっとすると、

 

案外近いところにあるかもしれなくて、

 

いずれにせよ、

 

「ここから、ここから」

 

に違いありません。

 

 

で、いつか「ざまあ見ろ」と言える日が来たら良いですね、なんて思います。

 

誰に向かってだ? って話なんですけれども。

 

 

 

 

「一緒に頑張りましょう」と言われて「はい、頑張ります」と言えるほどワタクシ若くはないので(と、都合よく齢を言い訳にしてみる)、とりあえずこのくらいで。

 

ひとまず応援、に留めておきます。

 

 

 

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プチ「本の森」。

 

タイトル見て、目次見て、「あー、これ、ウチの社長だよ」と、思わず衝動買いしてしまいました。

 

 

社員のモチベーションを高めるためにすべきは、まず「モチベーションを下げる要因」を取り除くことである。「社員がやる気を失っていく」には共通するパターンがあり、疲弊する組織や離職率の高い会社の「あるあるケース」を反面教師に、改善策を解説。

 

 

 

 

これは「はじめに」よりも、さらに前にある導入から。

 

 

人が自ら動き出す組織。

人が自ら動き出す「強い会社」。

 

そのために

真っ先にやるべきは、

「モチベーションを下げている要因」を

取り除くことです。

 

では、どんなときにモチベーションを下げてしまうのでしょうか?

この本では疲弊する組織や離職率の高い会社に共通する

“あるある”と、その改善策を紹介していきます。

 

 

そして「おわりに」から。

 

 

 人間心理を徹底的に考え抜く

 

 これは私が仕事に臨む際のスタンスです。新しいものを生み出すのも、新しいことに挑戦するのも、すべては「人の気持ち」しだいだからです。

 

 ぜひ、「やる気」に満ちた、モチベーションの高い人が集まる会社にしてください。「やる気」に満ちた会社には、主体性が生まれます。それこそが、「強い会社」の源泉です。

 

 

ちなみに、

 

第1章 企業力格差は「モチベーション」に起因する

第2章 「社員がやる気を失っていく上司」に共通する10の問題と改善策

第3章 「組織が疲弊していく会社」に共通する15の問題と改善策

第4章 こうして社員が変わり、会社も変わっていく

    〜「組織心理」に基づいたマネジメント〜

 

という章立てでして。

 

 

以下は〈第2章「社員がやる気を失っていく上司」に共通する10の問題と改善策〉の目次です。

 

アナタが思い浮かべるアノ人には、どれくらい当てはまるでしょうか?

 

 

1 目を見て話さない。目を見て話せない

  ――メンバーとまともに向き合わない上司

2 理由や背景を説明しない

  ――「意味のない、ムダな仕事」と思わせる上司

3 一方通行の指示

  ――双方向のコミュニケーションがとれない上司

4 コントロールできる部分を与えない

  ――1から10まで指示する上司

5 話を聞かずに結論を出す

  ――頭ごなしに決めつける思い込み上司

6 意見も提案も受け入れない

  ――「自分が絶対」のお山の大将上司

7 言うことに一貫性がない

  ――行き当たりばったり上司

8 感覚だけで評価する

  ――結果を出しても評価されないと思わせる上司

9 失敗を部下のせいにする

  ――責任転嫁し、自己保身に走る上司

10 部下の仕事を横取りする

  ――いつまでたっても「自分が主役」上司

 

 

ワタクシが思い浮かべるソノ人は、ほとんど「それな!」なんだけれども。

 


というわけで。

 

「さて、参政党、上手くやれよ」と老爺心ながら思う「梅雨の終わりのような雨」の日々です。

 

「いやいや、“ような”じゃなく、実際梅雨の終わりだろ」というツッコミは無しね。

 

厚生労働省のみならず、気象庁も「間違い」を認めませんなあ。