意見の相違が表面化しないよう配慮してか、あるいは、互いに責任追及することを恐れてか、状況が変わっても戦略を転換できず、辻褄合わせの弥縫策(びほうさく)だけが次々と・・・

 

 

 

 

縁あってともに歩いてきた(腐れ縁だった?)産経と決別して1週間。

 

 

⚫半径50kmの世界

 

切り替えた東愛知新聞の1面トップはこんな調子でした。

 

 

 

8月1日

東三河農産物を使った発泡酒 「だもんで」きょう発売

豊橋小売酒販組合の製造会社

 

8月2日

移動サウナと川を満喫 湯谷園地に新城市が誘致

IR東海と県の あいちひやし旅

 

8月3日

豊橋市動物愛護センター ほいっぷ敷地内に建設

収容可能頭数 犬20匹猫100匹

 

8月4日

豊橋の全国凧揚げ大会に幕 コロナで中止続き19年の第20回最後

保存会会員の高齢化深刻

 

8月5日

設楽で北設楽町村議会議員大会

来春、知事選 候補への推薦決議 一部の異論で採決せず

 

8月6日

もう一度、平和を考えて ポスターでみる戦争映画の世界

豊橋市民文化会館

 

8月7日

利便性高い富山駅に学ぶ 乗り継ぎスムーズ 快適な広々空間

東三河の拠点・豊橋駅も変革を 進む少子高齢化見据え

 

 

豊橋・東三河に馴染みのない方々には「?」もいっぱいでしょうけれども・・・う〜ん、ローカル。

 

ワタクシとしては、マスであれネットであれ、真偽・大小を問わず煽ってくる「危機」に嫌気が差してのことだったわけで、まあ、臨むところ。

 

それなりに爽快な気分です。

 

 

とは言え、それでもなお、身辺、不快に絡みついてくることはありまして。

 

 

⚫「今、そこにある危機」なのか?

 

こちら、8月5日の紙面です。

 

 

 

来春、知事選 候補への推薦決議 一部の異論で採決せず

 

というトップ記事も興味深いところではありますが、中ほど(その「推薦決議」をしてもらえなかった大村)愛知県知事の写真付きで、

 

県が「BA・5対策強化宣言」

きょうから岐阜、三重県と

 

という記事がありますね。

 

 県は4日、新型コロナウイルス第7波を抑え込むため、岐阜、三重の両県と足並みをそろえ「BA・5対策強化宣言」のメッセージを出した。県民や事業者に新型コロナ特措法に基づく協力を要請した。

 

のだそうで。

 

 

県のサイトを見ると、こんな「パネル」が出てきました。

 

 

一県民としては「はあ、そうですか」と言うしかないのだけれども。

 

 

13枚にわたってあれこれゴニョゴニョ書いてあるこの「パネル」なんだけれども、ぶっちゃけ、ツッコミたいところだらけです。

 

ここでは、その中のひとつだけ。

 

 

②県をまたぐ移動の注意点――基本的な感染防止対策を徹底

 

④基本的な感染防止対策の徹底――感染しない、感染させない

 

って・・・②の右項目と④の左項目とが完全にかぶってますよね?

 

というか・・・こと此処(※)に至って「感染しない、させない」は無理でしょう。どう考えても。

 

※オミクロン株:(はっきり症状が出たとして)ちょっと鼻がグズグズする、少し熱が出る、たまに頭痛がして倦怠感があって、ひょっとすると寝込むこともあるかもしれない。もともと体の弱い人やお年寄りなんかは、極稀に拗らせて死んじゃうこともある(それを一般に風邪と呼ぶ)。

 

 

専門家だか解説員だか知らないけれども、いい加減、ほにゃららほにゃららすること「も」あるから、って台詞で怖がらせるのやめてくださいな。

 

そりゃ、生きてりゃ死ぬこと「も」あるでしょ。

にんげんだもの。

 

 

もうね、こんな黒とオレンジ(と、たまに赤)の毒々しい・・・間違えました、目立つ色使いは、ジャイア◯ツとオートバッ◯スだけにしてもらいたいです。

 

「BA.5対策強化宣言」に基づく感染防止対策・パネル(8月5日~8月21日) [PDFファイル/2.65MB]

 

 

 

 

したら政府はどうなのか。

 

 

⚫いつまで「新型」なのよ💢

 

新型コロナウイルス感染症について、我が首相は、それへの対策を「締めも緩めもしない」方針のようで。

 

さすが、何より支持率の低下を恐れているというだけあって(と、もっぱらの評判です)、だったら、あー言ってみたりこー言ってみたりはするものの、やっぱり何もしないのが一番ってところでしょうか。

 

 

政府の対策本部はこんな「決定」をしたそうで(赤線引用者)。

 

 

 

※「更に削減した項目」は、診断日、採取日、有症状の場合は発症日、ワクチン接種回数、番地など詳細な住所、氏名のうちふりがな

 

・・・とありますね。

 

要は「医療機関や保健所の更なる負担軽減」のためと称し、どさくさ紛れに発生届の届け出項目からワクチン接種回数を除いてしまえ、ということのようでして。

 

えっと、それはつまり・・・

 

あれほど推奨していた、そして今も勧奨しているワクチン接種(の回数や履歴)は、感染・発症してしまった後には大した問題ではない、ということ?

 

 

これはもう、ワクチンの有効性について、

 

真面目にデータを取る気はないでしょ。

実のところ効果がないこと分かってるんでしょ。

 

と言われても仕方ないですよね。

 

 

てか、素朴な疑問なんだけれども、接種回数とか接種履歴とか、そんなの、然るべきところの記録を調べれば、すぐに分かるんじゃないですか。

 

何故って、3回目、4回目の接種券は、しっかり適切に配布されてくるわけですから。

 

そういうとこだけ都合よく「個人情報の保護」云々言うんですかね。

 

オミクロン株のBA.5系統への置き換わりを見据えた感染拡大に対応するための医療機関・保健所の負担軽減等について

 

 

 

ちなみに、この「対策本部決定」ですが「持ち回り開催」――メンバーを集めることなく、役人が資料を持って廻り、それぞれの賛同・承認(ハンコ?)を集める――によるものだそうで。

 

 

現場職員の疲弊や庶民生活の混乱など何処吹く風、支持率の維持・浮揚のため、その頭ン中は既に内閣改造でいっぱいなご様子(?)の我が首相。

 

この内容、しかとご承知なんでしょうかね。

 

新型コロナウイルス感染症対策本部(第96回)(令和4年8月4日持ち回り開催)配付資料

 

 

 

 

毎年、8月になると、先の戦争について振り返る番組や記事が増えるのだけれども。

 

 

⚫かくして「新型コロナウイルス“対策”禍」は続く

 

大抵は「いのちの大切さ」とか「平和の尊さ」とか、情に訴えるような話で終わってしまいます。

 

でもね、そんなことは、当時を生きた人達だって分かっていたでしょう。

 

重要なのは、ソコじゃないのです。

 

 

それでも戦争を止められなかったこと、何より、あれだけの惨禍に至るまで「終わらせられなかった」ことについてこそ、何故と問うべきで。

 

 

 

曰く、

 

緒戦で大戦果をあげ敵方の戦意を砕く、という戦略の失敗。

 

情報収集・分析の拙さ。硬直した戦術。兵站軽視。

 

 

敗色濃厚となって後も、

 

陸軍内部、陸軍と海軍、軍部と政府、

 

それぞれがそれぞれの位相において、

 

不一致を恐れて論争を避け、

 

責任追及に至らぬよう失敗を認めず、

 

互いに察し忖度し配慮して硬直し、

 

公空間では「一億玉砕」が叫ばれるという・・・

 

 

 

戦後77年とか言われてますが、さて、

 

過去を生きた人達を云々できるだけのものを、

現在を生きる私達は持ち得ているんでしょうか。

 

 

人であれ国であれ、決めつけ、思い込みは良くないと知りつつも、癖とか習性とか「そういう人(国)だよね」という部分とか「人(国)って変わらないんだね」とつくづく思う今日此頃です。

 

 

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(ようやく? ついに?)「多様な意見」が報道されるようになってきました。

 

 日本感染症学会など4学会は2日、東京都内で記者会見し、新型コロナウイルスの感染「第7波」が続く中、「症状が軽い場合は、検査や薬のため医療機関を受診することは避けてほしい」とする緊急声明を発表した。オミクロン株は「順調に経過すれば風邪と大きな違いはない」とした上で、自宅で抗原検査キットを活用したり、市販薬を購入したりするよう求めている。

 

 

 

「患者さんの病状は、過去と大きく違う。コロナウィルスの毒性で死亡する状況では全くない」

 

「そろそろ(一般診療に)移行を求められる時期に来ているのではないか。医療機関においても、ある程度コロナ感染のリスクを許容したうえで、一般診療に切り替えていかないと体制が組めない」

 

 

 

 

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米国下院議長のペロシさんが台湾を訪問しました。批判と評価が渦巻いております。

 

 

 

彼女が何を意図しているのか知りませんが、米国として「何があっても台湾を守る」意思表示であり日本国として歓迎しましょう、というほど単純な話ではないような気がしてます。

 

ワタクシ的には、今、特にソレを示す必要もないのに、何でわざわざ「火遊びをする」ようなパフォーマンスに走るのだろう、と思わずにはいられません。

 

かつて(「握手を求めて無視された」という伏線があるにしても)カメラが捉えていることを承知の上で、現職大統領の演説原稿を破り捨てたことを思い出します。

 

 

 

昨今の世界は「民主主義国家 vs 権威主義国家」ということになってはいますが、さて、彼女自身は、自由と民主主義を謳う資格があるのでしょうか。