平成バブルを経験した親父からのお話 | クワガタ・カブト ドタバタ親子日記と不動産管理 令和編

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大阪を中心に不動産投資と管理を行っています。この10年以上は物件の購入ばかりで、管理物件と借り入れが激増。賃貸マンション・オフィス・店舗・倉庫など、約800の店子さん相手に毎日奮闘しています

最近、色んな人と話しをしてると「本当かいな」という事が多数あります

 

今週は銀行系仲介会社と2社と会って話しをしましたが

 

仲介「今は物件でたら、良い物件は蒸発するように売れますよ」

 

私「それ、いったい利回り何%なの」

 

仲介「最近の大阪ですと3.5%から4.5%ですかね」

 

本当かいな

 

もちろん条件があります、築浅・中心部に近いなどが必要です

(まあ、ファンド・リート案件ですね)

 

私「無理してるな~、とういことはこんな感じで買ってるの」

 

仲介「そんな感じですね、この間のやつは・・・・」

 

話しをまとめると

(数字・エリアは違いますが、話しの例として見てください)

 

・例えば大阪の中央区本町界隈の物件

・今の入居者の賃料の坪単価平均が12,000円くらい

(相場より、少し安いです)

・稟議では3年後に賃上げ、テナント入れ替えで平均坪単価18,000円になります

・なので、今は表面利回り4%でも買っちゃいます

 

将来賃上げするし、賃料相場は上がるから安い今が買い時という理屈です

 

私「相変わらず強引やね~、オーナー企業である俺からは考えられん、仕入担当が後先考えず購入できる環境はいいね」

 

仲介「まあ、でも彼等の思考はそんな感じですよ」

 

買うのが仕事ですから、私は後の事を考えないといけないので、こういう考え方はできません

 

私「で、今日はよい情報あるの」

 

仲介「今日はですね、シンガポールの倒産したファンドの債権を買った会社からの売り情報ですが・・・・」

 

やっぱり無理したところ倒産してるやん

 

・・・・・・

 

しかし、どうなんでしょうか、こんな感じが続くのかな~

 

そんな私に父から話しがありました

 

親父「バブルの時な~、滅茶苦茶やったんやぞ、当時は利回り2%の物件を金利7%で購入してたんや」

 

私「そんなおかしいがな、理屈として成り立ってない」

 

親父「そうやない、当時はそれでよかったんや」

 

私「なんで?」

 

親父「当時はな全部値上がりしたんや、だから利回りと金利で考えて損する物件買った時でも税理士さんに良い買物したねって言われた」

 

値上がりするから、後で全部儲けになる・・・・・

 

なんか理屈が似てるような

 

親父「まあ、当時とは違う事もあるけどな歴史は繰り返すぞ、わしはオイルショックの時から見てるからな」

 

私「親父はバブルをどう乗りきってん」

 

親父「わしか、わしはなバブル前から商売してたから、あまりにもおかしいし恐いと思ったんや、購入して損するのが当たり前っておかしいやろ、それでとある日に土地から建築途中の案件から全部処分した、そしたら半年後に株が大暴落してバブルが崩壊していった、お前もおかしいと思ったところで考えるやぞ」

 

私「・・・・・・」

 

まあ、会社は存続してるので親父は先見の明があったのは確かです

 

親父「リーマンの時もな、おかしいと思って手控えてたからな」

 

そんな親父に今の景気を聞くと

 

親父「前とは大きく違うところがある、それはな金利が低いんや、この金利がくせもんやどうしても購入価格が伸びてしまう、おかしいと思ってるけど、どうやろな」

 

とのことでした

(まあ、もっといっぱいしゃべってましたけど長くなるので)

 

そんな親父ですが、これからは不動産じゃなくて農業といって農地を買い漁ってお米を作ってます

(不動産はお前の代まで、孫の代では難しいと言われました)

 

親父「農地はいいぞ、まだバブルになってない、住むとこは余ってくるけど食べ物は絶対必要やからな」

 

・・・・・

 

そんな中、この日は入札案件の札入れをしました、こんな状況だと勝てないかな

 

親父は今年で79歳、平成バブルの時は私は中学生でした、クリックお願いします


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