土地家屋調査士「すいません、境界を確認してもらいたい土地があります」
私「はい、どこですか」
土地家屋調査士「○○町です」
私「はて?どこだ、先に地図もらえますか」
当社は、元は瓦屋で建売をしてた時期があります
建売は親父の代ですが、分譲住宅をした際に余った土地や公衆用道路などの細かい土地を所有してます
当時に戸建てを買った人に渡しておけばいいのに、将来は儲かるかもと言って所有したままになってます
この細かい土地、微々たるものですが固定資産税を払ってます、数年に1回ですが土地の状況が悪いとクレームもきます
経費もかかる、手間もかかるので何度も処分しようと考えましたが
親父が小さな土地でも将来価値があるかもわからないと言って処分させてくれません
こんなクソみたい土地が何百筆とありますが、把握できてません
(そんなの、一筆ごとに現場確認できない)
そんな土地の境界確認や掘削依頼などが年間に何十件と来ます、今回もそんな案件と思ってたのですが
届いた地積測量図を確認すると
緑の戦の部分が当社の所有です、大きな区画の方の依頼で土地家屋調査士が動いてます
はて?道路側の間口が16センチ、奥行きが11.33メートル、奥の間口が27センチ、これは何の土地だ
土地家屋調査士さんに電話します
私「測量図確認しましたが、これは管とか埋まってるんですか?」
(私設管が埋まってるのかと思って聞いてみました)
土地家屋調査士「現地を確認いただくのが一番かと思います」
私「そうですか、もうこんな土地いらいないのですが、調査を依頼した方が欲しければ譲りますが」
土地家屋調査士「いや、たぶんいらないです、というか・・・・」
なんだか歯切れが悪い、とにかく現地調査をというので現地に行きます
・・・・・・
土地家屋調査士「これが現状です」
(この赤矢印の間が16センチです、ここから奥に11.33メートルあります)
勝手に自転車を動かすのはまずいので、このまま撮影
依頼されたのは左の住宅の方です
私「なにこれ?なんでこんな土地が、んっ」
よくみると隣の建物が越境してます、土台は越境してませんが空中でかなり越境してます
ここに来る前に親父に確認しましたが、覚えてないと言われました
なんで、こんな土地ができたんだ?
続きます