日本に来ないで | フランスとわたし。30歳からのフランス留学

フランスとわたし。30歳からのフランス留学

30歳を超えてフランスに移住しました。
いつかフランスに住みたいと思っていたことが、やっと現実に。夢だったフランス生活とは。。。

先日、母から手紙が届いた。

頼んでいたものの中に同封されていたんだけれど、

その中には「日本に来ないで」と言う内容が書いてあった。

 

コロナの中で、夫が仕事もなく日本語も話せない状態で

日本に来ることに危機感があるそうで、

何かあったとしても年金暮らしの自分たちには

なにもしてやれないから、

帰ってこないでと言う内容・・・。

 

実家に居候させてとかも言ってないし、

何か頼んだ覚えは一度もないんですけど、

なぜかそう言われた。

 

読んですぐはムカついてしかたなかったけど、

今思うのは母は結婚してから

実家からかなり援助して暮らしてたので、

それを想定してるのかもしれない。

 

祖父は不動産をやっていてお金の不自由は全くなく、

むしろ私たちにかなりの金額を送金しててくれたみたい。

長期休暇になると飛行機で祖父宅へ行っていたんだけど、

その時の飛行機代やお小遣いなど

全部出してくれていたみたいで。

 

母は70歳半ばなので、

日本の高度経済成長期を若い時に経験していて、

結婚後はずっと専業主婦だったから、

経済が一番潤ってる時期に一番いい形態で生活してた人。

 

だから、

私が大学に行くことや(短大にいけと言われていた)

働き続けてることが

あまり理解できないよう。

 

フランスでの暮らしも

私が専業主婦をして、優雅に暮らしてると思っているようで

夢見すぎだと思う。

フランスはどこも華の都パリだと思っていて、

ご飯が美味しくて、街は綺麗で、楽しいことがいっぱいと

思っている。

 

実際は全然逆なのに。

 

 

私はバブルが終わった後に生まれたので、

生まれてからずっと不況。

しかもこの先好景気になる可能性もほぼないわけで、

むしろ少しずつ悪くなっていく状況で。。。

 

そういう今の時代を生きてる私に、

オイシイ時代に生きてきた人がするアドバイスって

なんか無性に腹が立つ。

 

銀行に預金しておけば年利10%で増えていったことが忘れられないのか、

それしか知らないのか、

ひたすら貯金しろっていうのとか。

 

貯金してももうお金増えないのにさ。

 

時代錯誤というか、

そういうこと言われるのだけでも

疲れる。。。