バレエ留学するにあたって、事前に寮に入居することが決まっていればあとは現地で手続きをして住む場所に関しては終了になるので、比較的安心できます。
それ以外の留学生は、自力で住む場所を探すことになります。
家事情も賃貸事情もドイツや、フランス他、その国ならではのルールもあるので、何かと住む場所が決まらずホテル暮らしが続く不安な日々を過ごす場合も多いんです。
そうならないためにもコチラの情報もしっかりと知ったうえで留学しましょう。
バレエ留学でドイツの賃貸物件探しの時に注意するポイント
さて、アパートやシェアハウスを借りる上で借りる前に確認しておくべき基本的事項があります。
海外へ3か月以上の長期でバレエ留学する際は、現地で住民登録に必須な書類は大家からもらうことが必要になります。
フランス、ドイツ、ロシア、イギリス、イタリア、スペイン他、ヨーロッパの場合、3か月以上長期滞在する場合、住民登録が必須だったり、滞在許可証を取得するために大家さんや不動産から賃貸契約書や居住証明証のような書類をもらうように話し合いをすることになります。
西ヨーロッパの例として、フランスとドイツの情報をお伝えします。
フランスの賃貸契約書または居住証明証が滞在許可証を申請する際に必須
フランスに留学した場合、ビザから滞在許可証 carte de sejour カルト・ドゥ・セジュー に変更する必要があります。
(現在、オンラインで滞在許可証を申請できるようにフランス全土で統一されています。)
その際に賃貸契約書 や居住証明証のような、住んでいる場所がありますよ!という証明証が必須になります。
留学先の地方によって、細かい必要書類の規定は異なってきますが、一般的に上記2つの書類のどちらかが必要になります。
不動産を通してアパートを借りているのであれば、不動産に賃貸契約書をもらう
大家さんのアパートの場合、大家さんに賃貸契約書を作ってもらいます。
もしくはそれができない場合、大家さん自身の身分証明証、大家さんの住民登録、大家さん直筆でも構わないので、大家さんがあなたにアパートを貸していますよと一筆書いて最後にサインをもらいます。
居住者の部屋を間借りしているホームステイの場合、部屋を貸している人自身の身分証明証と住民登録、直筆でも構わないので、あなたにアパートを貸していますよと一筆書いて最後にサインをもらいます。
私自身、最初に南フランス、Toulouseトゥールーズで一軒家の1室を間借りしたため、家の持ち主の方に身分証明証のコピー、直筆の部屋を私に貸していますというシンプルな書類を書いて頂きました。
2年目でアパートを借りたため、不動産に賃貸証明証と念のために不動産の身分証明証をコピーして頂きました。
フランスの滞在許可証を申請するとき、申請する書類に書いていないこともありますが、行政の対応は担当者によって言うことが違ってくるので、必要でない書類も一応手に入るのであれば入手しておいたほうが安心できます。
Toulouseでは当時警察ではなく県庁があり、そこで滞在許可証の手続きをしました。
場所:
Adresse
Place Saint-Etienne
31000 Toulouse France
https://www.haute-garonne.gouv.fr/
パリであれば、こういった外国人が居住登録をする際は、各区の警察署になるといわれています。
今ではフランス全土、滞在許可証申請がオンラインで統一して申請できるようになりました。
https://administration-etrangers-en-france.interieur.gouv.fr/particuliers/
ドイツバレエ留学、住民登録に必要な書類
ドイツでは3か月以上の滞在では、外国人であっても住民登録が必須です。
この住民登録には、不動産会社から部屋を借りる場合は賃貸契約書Mietvertrag(ミートフェアトラーク)が必要です。
不動産屋を通さず、直接大家やシェアハウスと賃貸契約を交わす場合でも必ず、正式な賃貸契約書を作ってもらいましょう。
また、留学生が滞在許可証取得の際に、住民票を取得可能です。
その際、大家に直接、住民票を取得の旨を確認してください。
大家によっては住民票を取得するのを拒む人もいるからです。ただ3か月以上滞在する場合、かならず留学生の住民登録証が必要になります。
大家とトラブルが起きないように十分確認しましょう。
ドイツで3か月以上長期滞在する場合、住民登録証が必ず必要な理由
ドイツに限ったことではないのですが、ヨーロッパでは3か月以上滞在する場合、住民登録が必須です。これがあるから、銀行口座を開くことができるからです。
バレエ留学準備、海外での家賃と光熱費や共益費について
海外の物件情報には、家賃のほかに光熱費や共益費、その他家賃とは別に月々かかる費用が記載されていない場合もあります。
かならず賃貸契約前にこういった諸経費は確認しましょう。
フランスの賃貸契約書に必要な専門用語
- 光熱費 charge シャージュ
- 共益費
- 敷金 caution コション
- 仲介手数料
ドイツの賃貸契約書に必要な専門用語
- 家賃に光熱費込の場合:warmmieteヴァルムミーテ
- 家賃に光熱費が含まれていない場合:Kaltmieteカルトミーテ
- 共益費:Nebenkostenネーベンコステン
- 敷金:Kaution コション
- 仲介手数料:provision プロビジョン
バレエ留学準備、フランス、ドイツ他、西ヨーロッパの敷金事情
フランスやドイツ、特に西ヨーロッパ(旧ソ連、ロシアは含まない国々)敷金が必要な場合、基本的に家賃の1ヶ月〜2ヶ月分になります。
最終的にアパートを出るときは、借りている家の中の状況を不動産や大家さんと一緒に確認します。
そのため、もし部屋の中をアレンジしているのであれば元の借りるときの状態に全て直すことが必要になります。
モノが壊されたりした場合は、敷金から費用を修繕費用として使われます。
また不動産や大家さんによって、敷金を返金してくれない人もいるので、しっかりと交渉できるといいですね。
バレエ留学する準備期間でできる限り住む場所の契約をすませるようにしましょう。
特にパリやベルリン、ロンドン、他、大都市では賃貸物件を探すのがかなり厳しい状況です。
語学に不安な留学生は、多少割高になりますが、例えば日本にいる間に留学エージェントを通し現地スタッフに住む場所を留学する前に決めた方が、ドイツについてから安心できます。
多少の費用の差で外国での生活が安心できるのであれば、安いと思います。