1/15 高妻山 5年ぶりに冬の戸隠へ | がんちゃんの雪山讃歌

がんちゃんの雪山讃歌

石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

昨日は5年ぶりに冬の高妻山へ行ってきた。

オミクロンが怪しくていつ緊急事態宣言が発令されるかわからないため、今のうちにちょこっと遠征しておこうという魂胆だ。

高速の休日割引を受けるため途中のSAで車中泊。2時半に起床して戸隠へ向かった。

早く現地へ着き過ぎると除雪の邪魔になるので…という配慮もある。

 

戸隠大橋の駐車場に到着すると一番乗りだった。

まあ暗いうちから出発する人はそんなにいないはずかも…

準備をしたら出発!ゆ、雪が重い!それに当然深い!

いわゆる「沼ラッセル」ってやつだ。重い雪がズブズブと沈んでいく感じ。

平らなところでこれじゃこの先思いやられるな…

 

まずは雪原を歩いて弥勒尾根を目指す。

沢をいくつか渡る必要があるのでスノーブリッジを探しながら。こういう作業も地味に楽しい。

尾根に取り付いたら一段とラッセルがキツくなる。膝ラッセルでトラバースはモモあたり。

ポンツーンでこれじゃ普通の板じゃ太刀打ちできないな。さすがにペースも遅くなるし遅々として高度が上がっていかない。

敗退の二文字が頭をよぎる。

まあでも今日は土曜日、最悪遅くなってもいいやということで時間無制限のつもりで登ることにした。

 

渡渉地点を探しながらズブズブと沈む雪の上を歩いていく。

 

昨日は「沼ラッセル」だった。

 

明るくなったが…もうちょっと天気良いはずだと思ってた。

 

明るくなるとテンション上がる。景色が見えたらもっと良かった。

 

雪庇付きの痩せ尾根歩き。

 

なんとか根性で五地蔵山までラッセル頑張ったらようやくモチベーションが上がってきた。

ここまで来れば重いラッセルからは解放される。

あとは痩せ尾根のアップダウンをこなしてラストの急登をこなすだけ。やるしかない。

 

五地蔵山からは体力よりテクニックが要求される。

 

ようやく少し晴れ間が出るようになってきた。

 

おお!あれは高妻ではないか。すごい風格だ。

 

辿ってきた稜線を振り返る。ちょっと気を遣うけど楽しい稜線歩きだ。

 

晴れそうで晴れない・・・文字通りモヤモヤ。

 

ラストの急登。凍ってたら板では厳しいが、昨日は割とコンディションが良かったのでスキーで登り上げた。

 

乙妻方面の素晴らしい斜面。後で滑ろう。

 

浅間山方面の雲海がずっときれいに見えていた。

 

ピークの稜線に登り上げた。あとは山頂を踏むだけだ。

 

左手に見える白馬三山がかっこよすぎた

 

槍穂も見えた!

 

登頂!ずっと地吹雪だったので地獄装備で。

 

やればできる!敗退しなくてよかった。

さあどこを滑るか?来た道を戻っても楽しくなさそうなので中妻山方面へトラバースして中妻沢を滑ることにした。

5年前にもここを滑ったが楽しかった記憶が残っている。

 

乙妻方面。険しいが慎重に落としていく。

 

霧氷が素晴らしい。

 

重力の力を借りながら乙妻方面へ向かっていく。

 

よだれもの。

 

さあ中妻沢へ。正面に黒姫山がドン!

 

あっという間に滑走終わり。シールを張りなおして佐渡山のコルまで。

 

楽しいブナの森ハイク。乙妻へ向かわれた方のトレースがあったので拝借。ありがとうございます。

 

帰ってきたら駐車場は満車だった。

 

やっぱり高妻山&乙妻山はスキーの山だと思った。

毎年1回は訪れたい。

 

ルートやコースタイムなど詳細情報はヤマレコへ!