1/16 谷川岳 西黒尾根~朝活 | がんちゃんの雪山讃歌

がんちゃんの雪山讃歌

石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

土曜日の高妻山に続き、昨日は谷川岳へ行ってきた。

高妻から谷川まで移動に3時間半もかかるが、停滞していても暇なので行こう!

谷川は正月に敗退しているので晴れのチャンスに再訪したいと思っていた。

 

戸隠から水上へ移動する途中、飯山にあるガストでヤマレコやらブログをこなす。ルーティーンだ。

ここのガストも今年既に2回目、そのうち全国のガストを制覇しそう…

湯沢で夕食のお店をリサーチ、たまたま入った定食屋のクオリティがめちゃ高くてビビった。また後日ご紹介します。

 

水上まで行って道の駅で車中泊。朝3時に起床して谷川岳ロープウェイの立体駐車場へ。

昨日は天気が良かったので道もドライで走りやすかった。

 

朝4時前に駐車場を出発、前回正月に来た時と同じ時間だ。

今回の西黒尾根はツボ足トレースバッチリ、スキートレースはなし、という状態。

踏み出すとほとんどラッセルがなくて驚いた。前日の高妻では沼ラッセルだったのに一日違うとここまで状況が異なるのか、それともロケーション的な差なのか。

思ったよりサクサク登っていくが尾根に出るとやはりシュカブラが面倒。スキーヤー泣かせだった。

できるだけ風衝地を避けて歩いたがそれでも苦労した。

 

今日もよろしく相棒。

 

シュカブラはスキーヤー泣かせ。となりにツボのトレースはあるがつぶさずに歩く。

 

鳥のおばけ

 

前回敗退したラクダのコブ。

前回はここで夜が明けたがやはり今回の方がラッセルが少なかった分ペースが速かったらしくまだ周囲は暗かった。

しばらく急斜面が続くので板を担いでシートラで登っていく。

前方にヘッデンが見える、早いな、何時に出たんだろう。

追い付いてみるとスノーボーダーが3名、西黒沢にドロップすべく準備をしていた。

挨拶して歩いていくといきなり左に張り出した雪庇が崩壊した。やばいやばい、ついつい左に寄りすぎていた。

落ちても死ぬことはないだろうが尾根に復帰するのは困難だろう…そうなると最悪また敗退。危なかった。

 

そうこうしているうちに夜が明けてきた。

前回はホワイトアウトで何も見えなかったが今回は谷川岳のピークをはじめ、周囲の山々もすべて見渡すことができた。

 

前回ホワイトアウトで敗退したラクダのコブ。今回は視界バッチリだ。

 

東の空が焼けてきた。

 

素晴らしき谷川のモルゲンロート。これは西黒尾根ならではの景色だと思う。

 

雪の色が刻一刻と変わっていく。

 

影と一緒に歩きながら。

 

風はそれほど強くなかったがたまに地吹雪が襲ってきた。

 

上部のトレースは完全に消えていた。自分で道を作るのはやっぱり楽しい。

 

オキノ耳ドン!一人じゃなきゃマチガ沢を滑りたかった。

 

痩せ尾根を過ぎたら歩きやすい広い斜面に変わっていく。

 

でかい羊が寝てた。

 

天神尾根と合流したがまだ時間が早いので登山者はまばらだった。

前泊か田尻尾根から登ってこられた方だろうか。

登山者が行列をなしているイメージがあるが、静かな谷川を歩けてとても得した気分になった。

トマの耳、オキの耳も同様。混雑しているイメージは払しょくされてとても静かな、普通のマイナーな雪山と同じ雰囲気だった。

 

肩の小屋と遠くに苗場山。

 

トマの耳ゲット。

 

つづいてオキの耳。後は滑るだけ。

 

オキの耳からトマの耳を振り返る。ワイルドだろー。

 

さあ楽しんでいこーぜ。

 

谷川の滑走ルートは無限大だが、西黒尾根は登り返しが面倒だったり、下部も正月と違ってパウダーではなかったので却下。

マチガ沢も西黒沢も雪崩が怖い。

バランスがいいところで熊穴沢を滑ることにした。7年前もここを滑っていい感じだった。

まずは西黒大斜面。こんなゲレンデみたいな場所が天然の山にあっていいのか、と疑問を呈したくなるような素晴らしいオープンバーンだ。

 

まずは西黒大斜面に1stシュプールを刻む。

 

天神尾根を辿って次は熊穴沢。下部はデブリがあったが概ね快適だった。

 

青空と熊穴沢北面パウダー

 
ロープウェイ駅まで無事帰還。朝9時前の朝活でした。

 

今週は土日の二日間ともガッツリ山スキーを楽しめた。

いつコロナで行動が制限されるかわからない中、やれる時にやれることを思う存分楽しんでおきたい。

 

ルートやコースタイムなど詳細情報はヤマレコへ!