年を取ったこともあるように思いますが、私はお金にがめつく収益機会を捉えていくようなギラついた投資は不向きなように思います。
分かるものに投資をするという事
ふと見たバフェットの動画に考えさせられます。
バフェット自身、ビル・ゲイツと親友でありながらMicrosoftには投資しませんでした。今でこそAppleが最も多い保有株ですが、一昔前までハイテクには投資せず、今の時代ハイテクを買わないとはけしからん、とばかりにあれこれ言われていた記憶があります。
バリュー株投資の特性上、ビジネスや製品、サービスが分からないとにっちもさっちもいかないという面はどうしてもあるように思います。その中でもハイテク分野の変化の速さといったら無いので、ハイテク企業に勤務していて、技術に理解がないと本当に分からない分野でもあるように個人的には思います。
動画の中でも出てきますが、ガムとパソコンではシンプルさが異なりますね。
(決してバフェットが理解ができないということを指しません。長いキャリアの中で優位性がオールドエコノミーにあるだけだと思います。)
どんな状況でも収益をあげられることがベスト
当たり前ですが、ロングとショート、オールドエコノミーとニューエコノミー、バリューとグロース、どんな状況でも稼げることがベストです。
しかし一つの分野ややり方を極めることでも相当な年月を要するような事だろうと思うと、あっちもこっちも極めるのは想像するほど簡単ではないようにも思います。最終的には儲かれば良いわけなので、わざわざバフェットがグロースをこれから極めていく必要もなければ、キャシーがバリュー投資を始める必要もないように思います。
結局のところ、限られた時間と自分の能力を使って、勝てるところで勝っていくということが大事なんだろうと改めて思いました。
そしてそれは投資に限りませんね。学歴勝負の場所で学歴が無い人が戦うこと、腕一本でのし上がる世界で肩書を主張すること、どれも勝負するにあたっては不毛なんだと思いました。
心地がいいものに投資をして収益を確保するという事
今年資源や船など、盛り上がりを見せた(見せている)セクターの銘柄がたくさんあります。私はどれも投資をしていないわけですが、冷静に振り返ると単純に心が惹かれないというか自分の職業人生や価値観などを踏まえてあんまりしっくり来ない分野なのだと思います。
基本的にはハイテクが好きですが、それでもハイテク領域の技術的側面は全く理解ができません。製造業もB2B製品はなかなか理解が進まないところです。
色々とその時々で盛り上がる手法やスタイルがあります。一時期あったレバナス批判も含めて、ノイズは本当に多い。いちいち左右されていると、フラフラしたまま資産が一向に増えないような気もしています。
自分にとって心地がいい投資が一番続くのであり、明確に間違っている手法でなければそれなりに資産もできたりするでしょう。
そういった意味で、自分の苦手や不快、心惹かれない投資にわざわざ頑張って取り組む必要もないように思います。悪く言えば諦めなのかもしれませんが、一つの考え方としてはあるのではないかなと思った次第です。
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