柳州市議会とのリモート会議/議会同士の友好交流に関する協定書締結

 

協定書署名

 

 

今日は、阿見町の友好都市である中華人民共和国広西壮族自治区柳州市人民代表大会常務委員会(議会)とのリモート会議が開催されました。阿見町と柳州市は1997年から交流が始まり、相互訪問を重ね、2021年6月に正式に友好都市締結に関する協定書を締結しました。

 

ここ2年あまりは、コロナ禍の中で交流も中断されていましたが、今回、柳州市側から議会同士の交流を進めたいという申し入れがあり、リモートでの会議と協定書の締結ということになりました。

 

それぞれの都市を紹介するビデオや環境に関する取り組みが映像で紹介されましたが、阿見町の紹介ビデオは、農業関係に多くの割合を割きましたが、もう少し工業団地内にある企業について紹介しても良かったのではないかと思いました。

 

リモート会議・柳州市からの映像

 

日本側通訳の阿見町職員と房芳(ファンファン)さん

 

 

柳州市は、コロナ禍の当初、阿見町からマスク2万枚を支援しましたが、その後日本にもコロナ禍でマスク不足になった時、柳州市からは4万枚の倍返しをしていただいて感激したものでした。

 

1996年から元町長と柳州市長の間で交流を始めて以来、友好を育み、2003年に初めて代表団を率いて阿見町を訪れました。柳州市は、面積1.86万平方キロ、人口417万人で、地域の中心都市、交通ハブ都市、自治区の中で最大の工業都市、観光都市でもあります。多民族が暮らす魅力的な都市です。代表的な民族は、チワン族、ヤオ族、ミャオ族、ドン族だということです。

 

中国の大都市というと自動車の排気ガスでスモッグなどの印象が長くあったが、柳州市の取り組みを見て、全く印象を新たにした。電気自動車生産も戦略的に取り組むなど、環境変化に対応した素晴らしい取り組みで、敬意を表したいと思います。柳州に学ぶことがたくさんあるような気がしました。日本は中国と政治経済システムが異なり、大胆な政策が採用しにくい点がありますが、柳州市が条例など法制度を確立して断固として進んでおり敬意を表したいと思います。

 

先日、10年前にホームスティで柳州市の中学生を受け入れたという町民の方に、10年ぶりに突然、連絡があったということでした。現在、筑波大学大学院に留学したようで、再開の食事会を行ったということでした。その際、「なぜ日本に留学することになったのか」と聞いたところ、ホームスティの印象が強く、「日本をもっと知りたい、日本を本格的に学びたい」ということだったようで、本当に草の根の交流は大事だと思いました。私は中国には視察や観光を含めて何度も訪問しましたが、友好都市・柳州市には訪問したことがないのでぜひ一度行ってみたいと思いました。