アメリカのカーペットクリーナー(カーペット用掃除機)の使い方【写真付き】

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アメリカの家では、元々の床が取り外せないカーペット、というお宅も多いと思います。フローリングより掃除がしにくいのに、汗や皮脂などの汚れも溜まりやすいカーペット。今回は我が家で使っているカーペットクリーナー(カーペット専用の水が出る掃除機)の使い方家のカーペットを自力で掃除する方法について紹介します。持っていない場合、レンタルもできるので、そちらについても紹介します。

 

 

 

カーペットクリーナーとは

カーペットクリーナーと洗浄液

カーペットクリーナー(carpet cleaner)とは、カーペット専用の掃除機です。普通の掃除機とは異なり、水(洗浄液)を噴射しながら汚れを吸い取るので、カーペットを水洗いできるような機器です。BISSELL、Hoover、Rug Doctorなどのメーカーが有名です。値段はサイズや性能によってピンキリです。

 

 

レンタルもできる

walmartの貸し出し場所

めったに使わないのに、わざわざ買うのもなぁ…という方は、カーペットクリーナーをレンタルすることが出来ます。例えば、大手ホームセンター「Home Depot」では、4時間約$30、1日約$40(地域にもよる)でカーペットクリーナーがレンタルが可能で、オンライン予約が出来ます。また大手スーパー「Walmart」では、1日約$40(地域にもよる)でレンタル可能で、上記写真のようにサービスカウンターに貸出しスポットがあります。洗浄液は別途購入もしくはレンタルする必要があります。

 

 

カーペット掃除の仕方

カーペットクリーナー

カーペットクリーナーの使い方を説明する前に、カーペット掃除の全体の流れをざっと紹介します。残念ながら、カーペットクリーナーの前に、普通の掃除機で掃除しておく必要があります。

 

  1. 邪魔な家具を移動させておく
  2. 掃除機をかけてホコリをとる
  3. カーペットクリーナーで掃除
  4. カーペットが乾くまで待ってから、家具を戻す

カーペットクリーナーはタンク付きで大きな場合が多いので、邪魔な家具は移動させておくと便利です。掃除機も、できれば2方向からかけて、パイルを立たせて奥までホコリを取っておくと良いです。またカーペットが乾くまで時間がかかる(濡れ具合にもよるが、数時間~10時間、場合によっては一晩置いた方が良いと説明されることもある)ので、乾かす時間も見越して作業を始めると良いでしょう。乾く前に家具を戻してしまうと、カビが発生する可能性もあります。

 

 

 

カーペットクリーナーの使い方

カーペットクリーナー

ここからは、我が家にあるBISSELLのカーペットクリーナーの写真と共に、使い方を解説します。メーカーや種類によって異なる部分があると思いますが、大まかな流れは同じです。詳しい使い方は、各マシーンの説明書をご覧ください。

 

 

2種類のタンク

カーペットクリーナーには、洗浄水を入れるタンク(写真右:Formula & Water Tank)と、汚れた水が溜まるタンク(写真左:Dirty Tank)の2種類のタンクがあります。まずは洗浄水を用意します。

 

 

カーペットクリーナー専用洗浄液 洗浄液の説明書き

このようにカーペットクリーナー専用の洗剤が売られています。使う分量は説明書きに従います。ここでは洗浄液と共に水道から出るお湯を入れることが推奨されています。沸騰したお湯を入れないようにしてください。

 

 

洗浄水タンクと目盛り 水を入れたタンク

洗浄水のタンクには、水を入れる目安の目盛りが付いているので、そこまで水道水(お湯)を入れ、洗浄液も投入します。

 

 

タンクをセットした様子

タンクの蓋をしっかり閉めて、マシーンにセットしたら準備完了です。使用していくと、洗浄水タンクの水が減り、代わりに汚れた水のタンクが溜まっていきます。

 

 

コードの伸びたカーペットクリーナー

電源プラグは、部屋の入り口に近い方に差し、部屋の奥から順にカーペットクリーナーをかけることをおすすめします。掃除後の濡れたカーペットの上を踏む回数をなるべく減らす工夫です。

 

 

電源ボタン

この赤いボタンが電源ボタンです。機種によっては洗浄モードを選ぶダイヤルも付いているそうなので、用途に合わせて選択してください。動いている間は、そこそこ大きな音がします

 

 

フットレバー ハンドルの可動域

このアップライト型のマシーンは、このフットレバーを足で押すことで、ハンドルのロックが解除されて、自由に倒れるようになります。これで前後に自由に動かせるようになります。

 

トリガー

この持ち手の位置に付いているトリガーを引いていると、洗浄水が噴射されますまずはトリガーを引いた状態で1往復クリーナーをかけ、その後トリガーを引かずにもう一度同じ場所を往復すると、洗浄水を汚れごと吸い取ります。この作業を1列ごとにずらしながら繰り返します。

 

 

稼働中のカーペットクリーナー

カーペットクリーナーをかけるコツは、ゆっくりと往復させること。汚れ落ちのむらを無くします。また洗浄水のかけすぎには注意して下さい。あくまでカーペットのパイルを洗う作業なので、根本まで濡れてしまうと、乾かずにカビを発生させるリスクが増えます

 

 

 

2種類のパーツ

また、このカーペットクリーナーの場合、細かい部分を掃除するためのパーツが2種類付いています。

 

 

取り外しボタン 取り外した様子

この部分掃除のパーツを使いたい場合、このレバーを押して、タンク付きの本体を取り外します。使い方は同じで、トリガーを引けば洗浄水が噴射され、あとはその水ごと吸い取ります。

 

 

汚れた水のたまったタンク

汚れた水のタンクが溜まってきたら、その都度捨てます。洗浄水のタンクより大きく、我が家の場合は2部屋掃除しても満杯にはなりません。

 

 

掃除後のカーペット

カーペットクリーナーをかけた後のカーペットは、霧吹きを吹いたのと同じくらい結構濡れています。乾くまでは数時間~10時間かかると言われ、一晩乾かすことを推奨する人もいます。動かした家具は、カーペットがしっかり乾いてから戻してください。乾いていなかった場合、そこにカビが発生する可能性があります。

 

まとめ

カーペットクリーナーは、カーペットを水洗いできるような専用の掃除機です。仕組みとしては洗浄水を霧吹きのように吹きかけて、その水を汚れごと吸い取るというもの。濡らしすぎや乾燥不足で、せっかく掃除したカーペットにカビを生やさないように注意して下さい。手順を守って綺麗なカーペットを維持できますように。

 

 

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