帽子を編みます ~Perennial


 11月は比較的暖かい日が続いていたゲッティンゲンですが、半ばを過ぎてマイナス気温となり、いまは日中も夜もあまり気温差がなく、だいたい-1~3℃くらいの気温が続いています。これくらいの気温になってくると、ジャケットとマフラーと手袋での防寒では足りなくなり、帽子が必須になってきます。

 日本では、帽子がなくても過ごせるくらいの寒さしか経験したことがなかったので、帽子はあくまでもおしゃれ小物の一つ、くらいにしか考えていませんでした。しかし、ドイツの冬の寒さを経験したら、防寒具の一つとして帽子が必須なことが分かり、慌てて帽子を買った、なんてことがありました。耳あてがあり、その内側にはボアが付いているのでとても暖かくてドイツの寒さにも耐えてくれます。

 でも一つだけ問題が。
 首に巻くマフラーと帽子の耳あてが干渉しあって、耳あてが外にはねてしまうのです。そうなると当然耳はボアに覆われなくなるため、冷たい空気にさらされて真っ赤になってしまいます。これを何とか解消できないかと、新しく帽子を編むことにしました。ちょうどZipper Sweaterを編み終えて、残った3玉の糸を持て余していたのでこれを使うことに。Aran糸で編める帽子はないかと探していて見つけたのが、すでに購入していた帽子Perennialです。

この帽子をデザインしたAlana Dakosさんは、葉や木といった植物モチーフの作品が多い方で、とくに小物は好みのものが多くて好きです。なかでも帽子が気に入っていて、Perennialを含め三種類のパターンを持っています。下記記事のSeedlingもその一つです。

 このパターンを買ったのはおそらく8年くらい前だったと思います。でも、まだ一度も編んだことがなかったんですよね。使おうと思ってた糸とパターンが合致して良かった!

 海外の帽子パターンは、日本人の頭よりもかなり小さいサイズになっていることが分かっているので(下記記事)、耳まで隠れる長さにするために、ゴム編み部分の高さを出そうと思っています。果たして上手くできるのか。というか、下記記事では『もう帽子は編みたくない』と言っていて、自分の心境の変化に思わず笑ってしまいました。


 
 ということで、自分用にPerennialを編み始めます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です