今年も夏時間が始まりましたが、夏時間制はいつまで続くのかなあ


 今日2023年3月26日に入った夜中の1時ちょうどに、時計の針が1時間進み2時になりました。ヨーロッパでは夏時間、サマータイムが始まりました。

 2019年にEU議会で夏時間の廃止が決定され、はや4年。この決定について下記記事で触れているのですが、これを書いたのが2021年で、もう2年も経つのか。

しかし、これまで具体的なことは何も進んでおらず、いまだに毎年夏時間が続いています。それもそのはず、廃止決定直後からCovid-19の世界的大流行で経済が不安定になってしまい、その問題に取り組むことが最優先されていました。さらに、やっとCovid-19が落ち着き始めたかと思われた2022年春にはロシア・ウクライナ戦争が始まってしまい、その影響で食料とエネルギー問題といったやはり経済に大打撃を受けてしまい、現在はその大きな問題に取り組んでいるため、夏時間廃止について具体的な方策を練るのがどんどん後回しになっているのだと思います。結局、実際に廃止されるまでは、まだまだかなりの時間を要することになりそうです。

 個人的には夏時間に入るタイミングは結構好きなのですが、実際は体内時計が狂うからなのか、夏時間に入って最初の一週間は心臓発作や消化器系・免疫系の病気や、交通事故などが増加傾向にあるんだとか。たしかに、時間が早まるヨーロッパから日本への移動は、体内時計が狂いまくるんですよね。昨年11月に急遽一時帰国をしたときも、到着後2~3日は体調が戻らず辛かったことを思い出します。実はこの記事を書いている今も、起床時間が1時間早くなったせいで、すごく眠いです……。

 いつから夏時間が廃止されるのかはまだ分かりませんが、まだちょっとだけ寒い時期にこれからの明るく美しい季節に思いを馳せることができる「夏時間開始」という体験を、よく味わっておこうと思います。眠いけど。
 
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