とある病院のアンケートでは
女性の３０～４０％
男性の１５～２５％
が便秘だと答えているようです。
実際に、この私
かなり長く
…早いもので２０年以上
医療の現場で
働いていますが…
まぁ、確かに。
下剤を常習的
に、使用している人の
多いこと。
加齢や活動性の減少から
高齢になるにつれて
便秘がちになるのは、
仕方ないとして…
様々な原因からなる
便秘と…
お尻のトラブル
…こっちは便の話が終わったら書きますね！
今日は、器質性便秘と
機能性便秘の違い
について簡単に
書いてみようと思います。
器質性便秘
器質（キシツ）とは…
臓器や器官など
解剖学的には
実質細胞を指します。
その器質に何らかの
問題があり、便秘を引き起こして
いるものを器質性便秘と
言うのですが
例えば…
腫瘍（癌やポリープ）などによって
通過障害を起こしていたり、
狭窄（道が狭くなること）
によっても
便の通過が妨げられる場合があり
※この場合は、
症状が進行することで
急な
腸閉塞
（読んで字のごとく閉・塞！）
を、起こすことがあり
大変危険な状態
と言えます。
機能性便秘
機能性便秘は特に
若い女性に多い便秘で
原因により３つに分類されます。
①弛緩性（シカンセイ）便秘
腸の筋肉の緊張がゆるんで
蠕動運動が弱いため
便をしっかりと
押し出せない状態。
※高齢者・運動不足・筋力の弱い女性
に多くみられます
②直腸性便秘
便意があっても我慢していると、
腸の反射が鈍くなって、
便意を感じにくくなる状態。
こちらは、習慣性便秘とも呼ばれ
便意を我慢しがちな
※若い女性
に多く見られます。
③痙攣性便秘
ストレスにより
腸の動きが敏感になって
おこります。
腸が痙攣して、ところどころ
くびれて狭くなるため、
便の通過が妨げられ
コロコロ便になったり、
下痢や便秘を繰り返したり、
急に便秘でおなかが痛くなったりします。
腹痛やおなかの張りを感じやすいタイプ
※近年こちらの
痙攣性便秘の人が
増えてきています。
タイプ別に見ると、このように
色々な種類の便秘がありますが
結局、自分はどのタイプなのか？？
自己判断と想像でしか
測れないもの……
・便が細くなる
・赤い出血がある
・お腹が痛い
・お尻が痛い
などの体感できる症状があっても
腸の中にできた腫瘍や
狭窄は見ることはできません
毎回、私が病気のことを
書く際に皆さんに注意する
ことですが…
自己判断は時に
危険を伴います。
色々な情報が溢れる
ネットワーク社会
ですが。
それだけに依存せず
違和感
を感じた時は……
私は
病院受診を
お勧めしています
では次回は引き続き、
便とお尻の関係…
下剤の話
でもしようかな？
少々まじめな話が
続きますが
たまには…
おつきあいください
あれ？セールいつまで？？
保険適応・保険適応外2パターンの
【歯列矯正】
の記事を書いています。
そろそろ2年間のまとめを
書きたいのですが…
なかなか時間が作れない
最近は月1度の定期受診で安定しているので
記事を書く頻度、減っています・・・
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