Pennyと地球あっちこっち

日米カップルの国際転勤生活 ~ ただいまラオス

奇跡ってほどでもないが

泣きながら写真をちぎったのは松任谷由実で、泣きながらハンドルを握ってタイヤショップに向かったのは拙者。

もちろんパンクさせた日にタイヤ交換しようと何軒かのショップをまわったんだけど、どこにも在庫なし無駄にカッコいいタイヤ履いてるせいでサイズが特殊なんだよね。

探しているうちに夕方になり、時間切れ。交換はあきらめ、翌日のパーティーの買い出しのため、応急用スペアタイヤのまま往復40kmあまりを走った結果、スペアタイヤの走行距離制限いっぱいになってしまった。そのうえ数日後には感謝祭ディナーのため義妹宅まで再びの遠出を控えており、大急ぎでタイヤ交換する必要があったのだ。

そんな事情を抱えて飛び込んだ近所のタイヤショップ。

写真のとおり小汚い小屋のような店で、先日走り回ったときはパスしたんだけど、ひとつ期待できる点があった。

まず、新品タイヤの在庫はここにも在庫がなく、注文したら1週間か10日かかるとのこと。

「だったらさ、中古で程度のいいやつあったりしません?」と尋ねてみたのは、ここが珍しく中古タイヤも扱っている店だったから。

うなずいて倉庫に入っていった店主が10分後に抱えてきたのは、サイズぴったりの中古品。それなりの摩耗はあったが溝はまだ深く、許せる範囲だったので即決。繰り返しになるが存在自体がレアなサイズなので、小さなショップに中古があったのは奇跡というほどじゃないがラッキーだったと思う。この一本がなければ義妹宅のパーティーも欠席になってしまう。

値段は取り付け料金こみで75ドル。新品はタイヤだけで150ドルとかするから、出費のことだけを考えればずいぶんお得だった。

「ちなみにこのタイヤの新品はいくらぐらい?」と尋ねたら、店主おもむろにカタログを開いて見せてくれた。どのメーカーも250ドル前後。無駄に高いタイヤのリアルがここにあった。

さて、わたしのRAV4についているタイヤは日本製のヨコハマタイヤだが、今回つけた中古はミシュラン(グルメランキングで知られるフランス企業)製。

厳密なことをいえばサイズだけでなくメーカーも揃えるのが理想的だが、大きな問題があるわけでなし、とりあえずこれでヨシ。

とはいいながら、高くてもいいからヨコハマタイヤを取り寄せてもらって付け替えたほうがいいかもしれない。実はこのRAV4、来年には売ることになるかもしれず、査定でケチがつかないようタイヤを揃えておくのが良策かもしれないから。

なんでRAV4を売るのか?来年の転勤先は港がなく、他国の港経由で運ばれるぶん手続きが煩雑で、へたをすれば納車まで半年かかるといい、それだったらダッカと同じく駐在員どうしの売買で手に入れたほうが合理的という話になっており。せっかくの最新安全装備てんこもりカーを手放したくはないが、これはまあしょうがない。

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