2021年10月26日、札幌ドーム最終戦。栗山監督勇退セレモニーがあり、宮西の14年連続50試合登板達成があり、ノーヒットサヨナラという辻監督からのプレゼントありのお腹いっぱいの試合となりました。さらに現役最後の出場となった谷口選手は代打で起用されて美しいレフト前ヒットを放ち、引退に花を添えました。

 

5年くらい前に見た夢なのですが、私が野球選手の能力を引き上げる特殊能力を持ってしまうんですね。で、そのとき私が覚醒させた選手は斎藤佑樹と谷口雄也の二人でした。そんな感じで夢に出てくるくらい、私は谷口くんを応援していました。彼が入団したときから一目惚れですよ。あの破壊力のある笑顔に心を鷲掴みにされていました。今でも自宅のテレビの横には背番号64時代の「谷口うちわ」がぶら下がっています。

 

ただ、谷口くん本人はルックスばかりが先行して話題になることを嫌がっていたようで、彼のトークショーなどを見ると、性格的にもチャラチャラした部分がなく、どちらというと求道者タイプだったように感じます。意外と鎌ヶ谷では、厳しい先輩の立ち位置だったのかもしれません。

 

可愛い顔に似合わず野球選手としての能力は高く、守備よし肩よし、バッティングフォームは大谷によく似ており、流し打ちをやめて長打を狙うスタイルを追求していたらと考えるとちょっともったいなかった気もします。大怪我をする前に地元のドラゴンズにトレードしてあげられていたら、ナゴヤドームのスター選手になっていた可能性もありました。

 

2016年にはベンチでよくレアードと戯れていたことを思い出します。谷口選手も栗山時代を彩る選手のひとりでした。栗山監督に斎藤佑樹、吉川みつお、中田翔、みんな去ってしまい、いやー本当にわかりやすくチームの変革期を迎えていますな。