よく負けるファイターズですが、わたしは負け試合の夜はけっこう高い確率で見る夢があります。夢の内容はいつもほぼ同じ。リードされている展開で9回の表にホームランで同点に追いつくんですね。ホームランを打つのは去年までは中田翔。今年は決まって清宮です。さあ、追いついた!というところで目が覚めて、「ああ、試合はもうとっくに終わっているのだった」と気づいてまた眠りに落ちていく。

まあ正直、ファイターズが勝とうが負けようが、わたしの生活にはなんの影響もありません。勝ったからといってお金が増えるわけじゃないし。でも勝つと純粋に嬉しいわけで。パテレで良かったシーンを繰り返し見て、ついでにきつねダンスも見てにやけます。ネット記事もあさります。そして幸せな気持ちで眠りにつけるのです。

でも繰り返しになりますが、勝とうが負けようがわたしの人生は変わりません。であれば、やっぱり今のチーム状況を楽しまなくちゃ。「勝つことが最大のファンサービス」なんて言いますけど、ビッグボスだってそれができるならやってますよ。来年か再来年に、そのファンサービスを存分に提供するためにビッグボスは彼なりのやり方で努力しているわけですから、我々は信じてついていくしかないと思うんです。楽しみながらね。

ここまで育成に特化したシーズンを見る機会なんてそうそうあるもんじゃない。昔、「がんばれベアーズ」なんて映画がありましたけど、弱いチームが強くなっていくという定番野球ドラマをたっぷりと楽しみましょう。

これもビッグボスの功績のひとつだと思いますが、ファイターズの選手はキャラが濃くなってきました。今川、きよっぴ、松GO、川上畑、その他の選手も良い悪いは別としてはっきりと色が見えてきました。ここもおもしろポイントだと思ってまして、「ベアーズ」的な楽しみ方の他に、推しを応援する楽しみが増している気がします。この感覚は「アイドルマスター」や「ウマ娘」のような、まあアニメじゃなくて現実のアイドルでもいいんですが、推しキャラを決めて応援していく楽しみに溢れているんじゃないかと勝手に思っているわけです。

ビッグボスのやり方が成功するか失敗するかはわからないし、推しキャラが順調に育っていく保証もありません。結果じゃないんです。過程を楽しみましょうよ。