・「マンガみたいにすらすら読める哲学入門」蔭山克秀 著 | 有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

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多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

 

 

ようやく哲学がわかる年齢になってきたのか、哲学

に関する本に興味を持って読んでいます。

 

確かにこれは読みやすかったです。

 

特に19世紀の実存主義の出現の理由は、産業革命

により個人が埋没していったことによる説明には、

肚落ちしました。

 

産業革命による社会の巨大化は、それだけ社会に

占める「個」の比重が薄められてしまう。そうする

と「個」はどんどん希薄になり、絶対的だったはず

の自分は無残にも「相対化」されてしまうという状

況が実存主義を生み出したという説明です。

 

また時々マンガのキャラクターになぞられた部分も

若者に向けた理解の手助けになるのでしょう。

 

こんな時代だからこそ哲学なのか。こんな年齢だか

ら哲学なのか。とにかく今こそ哲学です。

 

 

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