ちょうど今年が半分終わるタイミングで切りがいい

何か月か前から作詞のこと書いたときがあった
最初から書いてもつまらないから簡単に書くけど高校の時「作詞」に何となく出会いそれが夢になった。
この時期だったらギター買ってメジャーデビューして武道館で・・・
みたいな馬鹿な高校生と同等の夢だった
社会に出てもうまくいかずいつしか夢は逃げ場になっていった
一生懸命書いてるつもりでも言葉が浮かばない
通信講座をやりながらだったけど最後までやり遂げることもできなかった
最終的には1番を書き上げることもできなくなっていった
20代の工場派遣時代途中にはもうあきらめて書かなくなってたと思う
バンドマンが多かったので、作詞をかじったことがあるみたいな話で少し盛り上がる程度の事
それでも好きな歌手に限ってその通信講座を主宰していた作詞家が作品提供していたこともあり、作詞を意識することはあった

それから10年以上経ち今じゃ42歳だ
夢がどうのこうのなんて思い出すことすらしている場合じゃない
でもさ
多分やりつくせなかったから今もこうやって話題に出してしまうんだと思う
才能はなかったけど自分の人生にとって夢に出会ったのはものすごく純粋な事だった
あきらめをつけるためにもあの時書けなかった言葉たちを今一度思い出そう
そう思ったのが数か月前
あの頃の夢とこの歳になって向き合った
相変わらず才能ねぇなと実感したよ
でも薄っぺらいとはいえあの頃と比べ20年以上生きてるので言葉の世界観は広がっていた
遅いけど亀のように前には進んでいった
そして昨日、最後の作品を書き上げた
納得のいくものではないけど自分の世界感ではこれが限界って感じ
それでもあの頃は最後まで書き上げることすらできなかったんだからよくがんばったと思う
書いたって何かが始まる訳でもない、ましてやあきらめをつけるという自己満足がゴールだ
たどり着いた瞬間の切なさは言葉じゃ表しきれなかった

冗談で書いたものを含め6枚書いた
それが俺の夢の終わりである

一応コンペがあれば応募してみるけど「よく頑張りました」が結果だろう

書いたものは死ぬまでとっておくと思う
俺が孤独死して遺品整理誰かがしてるとき封筒の中にある「詩」を読んで、この人こういう夢が若いころあったんだなって思ってもらえればそれはそれでいいんだと思う