はじめに
特待生を募集している私立中高一貫校は少なくなく、中学受験の志望校を検討する際には選択肢になり得ます。
この場合、基本的に受験生の偏差値よりも一回り低い偏差値の受験校を検討することになりますが、受験校の検討においては、偏差値以外の要素も多々ありますので、総合的に考えて適した受験校を選ぶことになるでしょう。
特待の選択肢等
前年度の情報ですが、特待生は下記URLに記されたように多く学校で募集があります。他にも募集している学校はあると思いますので、正確な情報は必要に応じ学校のHP等で調べてみましょう。
以上のような点を考慮して検討する際に、各々の事情により大きく異なってはきますが、例えば次のような点が検討の切り口になると思います。
①予算を考慮した本命
予算は典型的な検討要因であろうと思います。限られた予算のなかで、教育費に限らず、各費用へどのように負担していくかです。
教育費に限っても、中学受験と大学受験の比重をどのように考えるか、大学受験へ多めに負担する選択肢もあります。
②安全校のオプション
【併願作戦】で記したような受験校を検討する際に、安全校について例えば80%ライン(R4偏差値)くらいの学校を選ぶ場合、選択肢の制約等から、その80%ラインに対して余裕のある学校を選ぶケースもあるでしょう。
そのような場合に、基本は抑え校であるが、オプション的に特待を目指す、という併願作戦も考えられます。
偏差値に余裕があると合格の価値が小さめに感じますが、特待であれば価値は大きなものとなりますので。
③力試し
【1月受験】で記したように、特に東京や神奈川の受験生は、埼玉や千葉で練習も兼ねて1月受験(または12月受験)する方は多いです。
【1月受験】で記したように、特に東京や神奈川の受験生は、埼玉や千葉で練習も兼ねて1月受験(または12月受験)する方は多いです。
このような受験校にも特待生を募集している学校はあり、2月の受験に向けた力試し的に特待を受験する方も少なくないと思います。
特待の注意点等
特待制度の内容は学校により様々で、掴み所が無い印象がありますが、可能な範囲で注意点等を把握しつつ取り組みたいものです。
受験日
特待に関する受験日は、主に次の2ケースがあります。
①通常の受験日で高得点の場合に特待となる。
②特待のみ募集の受験日。
一般的には②の方が特待に合格しやすいと思われますが、②は優秀な受験生が集まりやすいので、必ずしも特待に合格しやすいとは言えない面もあります。
ギリギリ狙えるレベルであれば、①の方(特に午前受験)が可能性のあるケースも考えられます。
一方で十分に余裕のあるレベルであれば、②の方が募集人数の多い傾向があることから、計算しやすいという見方もあります。
進学後の特待維持
進学後は必ずしも特待の維持が保証されている訳ではなく、1年毎に審査のあるケースも少なくないようです。
またその審査内容も様々で、例えば次のようなケースがあるようです。
①成績の順位(例えば上位5名)でバッサリと決める。
②上位クラスをキープしていればよい。
この辺りも、生徒さんの性格等と相性があるかもしれません。
例えば①は基準が明確である一方、プレッシャーにより落ちたら挫折感を感じる等の注意点はあり得ます。この場合は、キープできればラッキーという程度に考えておいた方がよいかもしれません。
逆に生徒さんの性格等によっては、モチベーション向上に繋がるケースもあり得ます。
②の場合は、キープしやすく、長い目で育てて貰える傾向があるかもしれませんが、上位クラスを維持する条件に不明点を感じないかなど、注意点もあるでしょう。
まとめ
特待に関する選択肢や注意点等を記しました。必要に応じ説明会等で各種条件を確認しつつ検討してみては如何でしょうか。
よろしければ、参考にしてみて下さい。
よろしければ、参考にしてみて下さい。
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