精神分析という治療
僕(わたし)は、「精神分析」という治療を受けています。
この治療、どういう治療なのか、どう説明しようかしばらく考えていたのですが、
なんとも説明のしようがないというか……
言葉で表すのが、とても難しいのです……
主治医の先生にも、どういう治療なのか簡単に説明できないか聞いてみたのですが、
言葉で伝わるものではないからねぇ、と。
インターネットで検索をすれば、いくらでも説明は出てくるのですが。
とてもとても簡単に言うと、“無意識を探る“という感じです。
これがまた、しんどい治療です。
苦痛を伴う施術が行われるわけでもなく、体力を使うものでもなく、
ただベッドに横たわってほとんど話すこともなく帰る日もあるのですが、
じわじわと疲れてくるというか、なんというか。
これも言葉にするのが難しいのですが。
時間的、金銭的な負担ももちろん大きいです。
なんせ年単位の治療で、保険が適用されない。
ただそれ以上に、自分も知らない自分の無意識を探るというのは、
不快な感じがしたり抵抗を感じたり、心地のよいものではないです。
ときには、なにに向けたものなのかも分からない怒りさえ出てきます。
それでも、僕は、
この治療と、なによりも先生を信じています。
自分のなかの強い男性性や、強迫観念、離人感、
そういったものが自分を生きづらくさせていることを知りました。
そして、それを無理やり抑えつけたり無くしたりすればいいわけではないことも。
まだまだ道のりは長く、
最近ようやく氷山の一角を見つけたような、そんな段階ですが、
じっくり取り組んでいくつもりです。