【アトランタ観光】コカコーラ発祥の地!「World of Coca Cola・コカコーラ博物館」の見どころと楽しみ方

ジョージア州アトランタといえば、外せないのがコカコーラの本拠地。今や世界中で飲まれるコカコーラ発祥の地には、「ワールド・オブ・コカコーラ」と呼ばれる大きな博物館があります。こちらの博物館の見どころと、ここで見つけた小さな日本をご紹介します♪

コカコーラ博物館の場所とチケットの買い方

アトランタのダウンタウンに位置するコカコーラ博物館、アクセスするには非常に便利な場所にあります。ダウンタウンからであれば徒歩でアクセスできるほか、オリンピック記念公園とジョージア水族館も隣接されておりまさにアトランタ最大の観光スポット。

公共交通機関を利用する場合は、SKYVIEWと呼ばれる観覧車の真下にストリートカーの停留所があるほか、空港を繋ぐMARTAからでもアクセスできます。この際、最寄りの駅となるのが「Peachtree Center」です。

チケットの買い方ですが、博物館の前にあるチケット売り場で購入するか、事前に公式サイトから購入が可能です。公式サイトから予め購入しておくと、入り口でスマホからQRコードを見せるだけなので非常に簡単。入場料は2022年5月の時点で、1人USD19税金込みでUSD20.5程度となります。気をつけたいことは、最終チケット購時間があり、閉館時間の2時間前に閉まってしまうことです。平日は午後3時、週末は午後5時までにチケットを購入することが前提で、この時間以降はチケット売り場は閉まってしまいますのでご注意を!

展示場までの流れ

まずスマホでQRコードを提示し、ここから列に沿って屋内にアクセスします。

中は広いロビーになっており、この奥にある展示場のドアが開くまでしばらくこちらで待機します。

ロビーから続く展示場の様子。世界各国のコカコーラの広告が天井から壁、至るところに飾られています。

レトロな雰囲気が多く、時代を感じさせられます。世界各国から集められたようですが、残念ながらここには日本のものは見当たりませんでた。

全員が移動したところで、コカコーラ色のMCが登場。まずはお馴染みの「みんな、どこから来たー?」で始まり、コカコーラのトリビアとクイズを共に楽しみます。

こちらが歴史あるアンティーク品の数々。MCと共にクイズをしながら博物館の注意事項を学び、次の部屋に移動します。

続いてここから奥にある「シアター」に入場し、ここでコカコーラがこのように世界中のみんなの人生と関わっていますという6分間の感動系動画を観覧します。心を揺さぶられるようなシーンが続々登場し、最後にお決まりのように笑顔でコーラを飲むシーンで幕を閉じます。

このシアターを出ると、広いメインホールに繋がります。ここからは4つの展示場と3Dシアターにアクセスでき、自由にそれぞれのペースで観覧が可能です。4つの展示場をざっとご紹介します。

1. ボトルワークス(Bottle Works)

シアターを出てすぐ右側にあるのがこちらの「ボトル・ワークス」。つい流れ的にここに入ってしまいがちですが、同じシアターから出てきた人で混むため、別の展示場を見てから戻るのがおすすめです。

ここはコカコーラの製造過程がテーマになっており、コカコーラの大型工場の仕組みを学ぶことができます。普段は見られない舞台裏は、工場見学をしているような気分を味わえます。

ボトルのサイズや形も、時代と共に変わってきているのが分かります。発売当時初期のボトルはころんとしていて、薬品のような形をしているのが印象的です。

2. コカコーラの秘密(The Vault of the Secret Formula)

世界中で飲まれるコカコーラ、しかしこのレシピは未だに公開されておらず、極秘情報のまま。レシピを公開せずとも、135年も成長を続ける企業の歴史についての展示がこちら。コカコーラがどのように誕生し、どのように資金を調達しここまでグローバルな成長を遂げたのか、などを学ぶことができます。

ここの展示場の見どころは、なんといっても一番最後の小さな部屋。ここではなんと、コカコーラ企業の最大重要事項でもある門外不出のコカコーラのレシピとご対面できます!

最後に壁が開き登場する金庫がこちら!この厳重に保管されている金庫の中に、開発時と変わらないレシピがあるのだそう。スタッフが重々しく、このロープの中に侵入すると警告音がなります!と言って場を盛り上げてくれます。本当にレシピが入っているのかはさておき、音響とライトの演出もあり、特別感のある雰囲気を楽しめます。

3. 会社の功績(Milestones of Refreshment)

個人的に一番おすすめしたいのが、会社の功績について学べるこちらの「マイルストーン」。アトランタの地元で展開する小さなドラッグストアの販売からはじまったコカコーラ、この後グローバルな成長に遂げる過程を多様なビジュアルと共に楽しめます。

これが1886年に、はじめてコカコーラを商品として売り出したドラッグストアを再現したもの。当時のドラッグストアはパーラーのような作りで、手前のカウンターでソーダを飲んで談笑するのがトレンドだった模様。ここでグラスに一杯のコーラが5セントで販売されたのだとか。

さまざまな広告が展示されているので、小さな日本を探してみました。

最初に見つけたのが、なんとも昭和チックなレトロな広告。ギフト箱に入った瓶入りコーラの頂き物を、家族総出で喜んでいる幸せなポスターです。

世界中の自動販売機を集結させたコーナー。日本では馴染み深い自販が右下に展示されています。

もうひとつの広告ポスターも発見。500mlサイズが販売された時のでしょうか?コスパの良さを強調しています。

コカコーラブランドが販売するドリンクのベストセラーの紹介にも、複数の日本商品が紹介されていました。

ここには壁一面にさまざまなボトルが展示されており、手前のパネルからベストセラー商品を観覧できます。

最初から見ていくとまず登場するのが、ロングセラー商品の「ジョージアブレンド」。1975年に販売された模様。今まであまり深く考えていませんでしたが、このジョージアコーヒーのジョージアは、本社のあるジョージア州にちなんだものだとここで気づきました。

スポーツ飲料水「アクエリアス」。喉の渇きを抑えてミネラルを補給する電解質スポーツドリンク、アメリカに先駆け日本が初めて販売したとのこと。

続いては「爽健美茶」。無糖のブレンド茶は、日本で最も売り上げた飲料水のひとつだそう。

キャラクターが受けて売上げが好調となった「クー」も紹介されています。

無糖のブレンド緑茶「綾鷹」。こちらは急須を使って淹れたお茶ということで認知度をあげた模様。

最後は天然ミネラル水「いろはす」。リサイクル仕分けがしやすいボトルを使用したことで、売上を伸ばしたと書かれています。

4. 香りについて(Scent Discovery)

飲料水に欠かせない香りについての展示場もあります。ここは一部屋のみのシンプルな展示で、スパイシー・フルーティー・スイートの3種類の典型的な香りを直接嗅いで体感します。

それぞれの香りにどのような原料が使われているのか、推測しながら香りの仕組みについて学ぶことができます。

コカコーラのマスコットにも会えるよ!(Polar Bear)

メインホールには、コカコーラのマスコット・北極ぐまに時間限定で会える特典もあります。画像のような寒々しい北極を背景に、一緒に写真を撮ってもらうと、出口付近でその写真を購入できます。

熊さんが出現するのは1日4回。ステージ右に時間帯の情報が書かれているので、まずこちらをチェックしておきましょう。写真を撮ってもらう際に、誰かに頼んで同時にスマホで撮影してもらうと、シェアしやすいですよ。

5. 試飲コーナー(Taste It!)

最後にメインロビーをの階段を上がり、出口手前に設置されているのが、おそらく一番人気の「試飲コーナー」!世界中で販売されているコカコーラ商品を実際にサンプリングができます。

入り口手前に置かれている小さな紙コップを入手し、画像のような自販機から好きな量をセルフサービスで注ぎ、好きな量を飲むことができるシステムです。

それぞれの商品名の下に販売されているのが、販売されている国の名前。コスタリカや北アメリカ・中国までさまざまな国の味が揃っています。

多国籍コーナーで楽しめるのは合計32種類のソーダ。いろんな国によって味が違うのですが、どれも共通して言えるのは強い人工甘味料。個人的に一番好きだったのは韓国ミニッツメイドのアップルライチ味ですが、まぁどれも似たり寄ったりです。

爽健美茶でもあったら喜んで飲みたいところでしたが、日本で販売されている商品は残念ながら試飲対象ではありませんでした。

そして試飲コーナーの一番奥にあるのが、アメリカで販売されているコカコーラ商品の数々。もちろんメインのコカコーラも、ここで飲むことができます。

ギフトショップ

十分に糖分を補給し、ここの展示場を出たらそこにあるのが大きなギフトショップ。雑貨から洋服まで、コカコーラ関連商品が揃っています。気になる方はこちらも要チェックです。

最後に

アトランタ観光に欠かせないコカコーラ博物館、所要時間は2〜3時間といったところです。体験型展示が多いので、子ども連れでもしっかり楽しめます。グローバリゼーションという戦略を見事に駆使し、もはや世界中で認知されるコカコーラ・ブランド。身近な商品だけに楽しめる要素も盛り沢山です。アトランタを訪れたら、ぜひコカコーラ発祥の地で、歴史や雑学を学んだり、いろんな国のソーダを試飲してみてください。

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