≪2019年10月上旬≫
探偵会社との面談の数日後、
はじめて、弁護士相談の予約を入れた。
3社問い合わせをし、時間に融通が利いたところを選んだ。
金曜日、18時のアポだった。
弁護士事務所へ到着すると、応接室へ通された。
営業の商談のような雰囲気で、やや緊張する・・
対応してくださった弁護士は、30代の男性2名。
終始堅苦しい雰囲気の中、
ヒアリングできた内容は以下の通り。
🔹別居をしたとしても、
平均6~7年後でないと、夫からの離婚請求は
認められないケースが多い。
→6,7年なんてあっという間に来てしまう・・
その間に、いい妻になるよう最大限努力をして、
昔のような優しい夫を取り戻せないだろうか、
保証はないけど期待したかった
🔹不貞の証拠として認められるのは、
単発の場合は、2~3回分、泊りなら一泊。
→面談をした探偵と言っていることは同じだった。
ここをしっかり確かめたかったので聞けて良かった。
と同時にやっぱりそんなに必要なのか、、と思った。。。
🔹探偵費用の相場は約150~200万円
→ここもこないだの探偵と結局同じか、、むしろそれ以上じゃないか・・・
🔹(不貞の証拠に戻るが)
探偵がおさえるべき証拠の回数、時間は先に述べた通りだが、
探偵がおさえた証拠(※報告書)がなくても、
夫本人が不貞の事実を認めさえすれば、
裁判で通用する証拠になる、とのことだった。
🔹養育費は、ネットでも公開されている裁判所の
算定表に基づき、具体的な金額を教えてくれた。
※夫婦の源泉徴収票を持参した
🔹初めて「婚姻費用」の存在を教えてもらった。
この用語は、あまり知られていないものだそう。。
婚姻費用とは、子どもとわたしが、
社会生活を維持するために必要な生活費のことで、
別居したとしても、(上記養育費と同様に)
裁判所が出している算定表にて金額が定められている。
その金額は、支払う側(=夫)からすると負担が大きいものらしく、
別居するにも、婚姻費用+自分(夫)の家賃+生活費等を維持するのは、
一般的に辛いものだということだった。
逆に言えば、こちら側からすれば、
離婚さえしなければ、ずっともらえる費用(=権利)である。
🔹最後に・・女性を特定したことを前提に・・。
女への慰謝料請求はせずに、
二人が一緒に部屋から出てくるところを
待ち伏せして、全部知っていることを夫に話をし、
夫を連れて一緒に帰るのが修復するにあたってはベストな流れ。
とのアドバイスをくださった。
→法律上の知識を提供してくれるだけでなく、
わたしのことを考えてアドバイスしてくださったのが、
素直に嬉しかった。些細な優しさが深く心に染みた。
そんなストーリーが現実的になれば何より嬉しいことか、、
と少しの間想像した。
一番知りたかった不貞の証拠の定義については、
探偵が言っていたことと一致したので、ひとまず理解はした。
そして今回得られたのは、
探偵会社からは聞けなかったであろう、
探偵からの証拠取得なしでも、
本人が認めさえすれば
それが裁判で認められる不貞の証拠となること
だった。
・・・これはかなり頭を使うことになる。
選択肢としては、以下の3つが考えられた。
①探偵会社へ証拠取得を依頼し、自宅出入り3回分or泊り1回分をしっかりおさえる
②探偵会社は使わず、夫に暴露させる
(これまで自力で取得したやんわりした女の存在を
いかに全部知っているかのように話し、誘導する)
③探偵会社へ依頼をし、自宅出入り一回分だけでも証拠を取得し、
その証拠と、自力で取得した情報をちらつかせながら、夫に暴露させる
この頃は、いかに離婚を回避するか、に重きを置いていた。
夫の心を取り戻して修復する、円満な家庭を取り戻す、
ということが一番の目的だったはずだが、
法律の知識が少し身に着くと、
自分の有利な立場を利用したくなり、
法律だけは自分を守ってくれる。
法律で相手を縛りつけよう。
・・と考えがシフトしていた。。。
目的がぶれていた時期だった。
だが、仕方なかった。
自分と子供を守ってくれるものを認識しておくことで、
少しの安心を手に入れたかったんだと思う。