ジムニーのブレーキをメンテナンスする

自動車&バイク

山の中に住んでいるので坂道を走る。
シフトダウンしてエンジンブレーキは使うようにしているのだが、何しろ4段しかギアがないのでブレーキによる速度調整も必要だ。
と言うことでブレーキパッドは2万km位で交換時期になる。
スカイウエイブはもっと減るが、自動車でこんなに頻繁にパッド交換をしたのは初めてである。
勿論引きずりなどがないことは確認済みだ。

パッドは色々使ってみている。
MonotaROのローメタルはそこそこ摩擦係数も大きく、純正と変わらぬ感じだった。
今回使っていたのはMonotaROのNAO材のもので、摩擦係数が小さい分だけ減りにくいかと思ったら違った。
摩擦係数はローメタルのものよりも小さく、温度上昇で摩擦係数が減少する傾向が大きいので、ブレーキをかけ始めてパッドの温度が上がると、徐々にペダルを踏み増して行く必要があった。
それでもディスクに対する攻撃性が少ないこと、環境負荷が低いと言うことで使ってみたのだ。
減りが少し早い分、ホイールの汚れも気になった。

半年ほど前にチェックしたときには大丈夫だったのに、ある日パッドの摩擦材がなくなった。
右側は未だ残っていたので、ある程度薄くなった摩擦材が剥がれ落ちたとか?

ピストン側は摩擦材が残っているのに、反対側(外側)にはない。

運転席側はこんな感じ。
内側(ピストン側)の方が摩擦材は沢山残っているが、外側も2mmくらいある。

パッドがないと車に乗れないのでパッドを交換した。
即納と言うことで、購入したのは富士制動機のものである。
NAO材ではなくメタルが入っているものだ。

摩擦材無しで少し(100m位)走ってしまったので、ローターが傷ついた。
右側のローターはアバタが酷く、左側は外周部が錆びている。
使っていれば錆は取れるかと思ったら意外にそうではなく、この深い錆はずっとここに存在している。
なので、この際だからローターを交換する。
ローターの交換は、手間的には全然たいしたことはない。

まずはキャリパー一式を外す。
対辺17mmのメガネがあれば良い。

ディスクローターに開いる穴にM8のボルトを突っ込んで締めていくと、ローターが浮いて外せる。
穴は2個あるので、2本のボルトを交互に締めていけば良い。

これは右側のロータなのだが、アバタが酷い。
アバタは深い錆が出来て、その錆が取れた痕跡だとか。
この車、しばらく放置でもされていたのかな。

新品は錆びないように袋に密閉されている。

新品と厚みを比べてみるが、違いは感じられない。
スカイウエイブのディスクは薄くなっているのに。
BENZのCLSのディスクロータも摩耗して段差が出来ていた。

新品のロータを付け、キャリパを元通りに固定する。

後はタイヤを着けるだけだ。
ロータを脱着したので、ホイールナットは増し締めした方が良い。
数十km走ったらホイールナットの締め付けをチェックしよう。

ついでにリアブレーキのライニングも見てみる。
交換用にブレーキシューは用意した。

新品と厚さを比べれば摩耗具合が分かりやすい。

リアのドラムを外すにはサイドブレーキをリリースする必要がある。
なので、輪留めをかけておく。
ギアレバーをPに入れても多少車が動くので。

ドラムブレーキもディスクブレーキ同様に、ネジを締め込んでいくと外れてくる。

摺動面にアバタは殆どなかった。

シューの残りを見ると、新品の半分くらいはある。
交換しようかどうしようか迷ったのだが、清掃だけして様子を見ることにした。
来年は車検なので、車検の前に点検して必要なら交換しよう。

部分部分で減り方に余り差はなかった。

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