異端児リーマンの記録

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海外駐在4ヶ国目、駐在員継続によるプチ アーリーリタイアを夢見る40代中年奮闘記

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【駐在関連23】従業員持株会のメリット・デメリット

お越しいただきありがとうございます。

 

本日は、以前からちょこちょこ登場しております自社株の持株会制度のメリットやデメリットについてのお話です。

 

異端児リーマンの会社では、自社株の持株会制度があり海外駐在期間中も加入が認められているため、駐在員にとっては数少ない国内株への投資機会と言えます。
現在、異端児リーマン属する会社の株価はかなり高い水準にあります。保有している株の評価額がガンガン上がっているのは保有資産としては大変喜ばしいのですが、逆にいうと、株価が高いため毎月定額で購入できる株数が少なくなってしまうというジレンマに陥ってしまっております。


ここでは持株会のメリットとデメリットについてまとめてみたいと思います。

あくまで異端児リーマンの属する会社の制度でのProsConsであり、私自身の感じているメリット・デメリットのみの整理となる点ご了承願います。

 


①持株会のメリット


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◆購入補助(10%)が得られる
最も大きなメリットであるが、持株会では会社側から奨励金が10%加算される。毎月50,000円を持株会の掛け金として設定していた場合、5,000円を会社が補助し、55,000円分の株式購入ができることになる。

 

◆口座管理料は会社側負担である
持株会口座のため個人で株を保有するわけではなく、口座管理料はかからない。

 

◆少額から始められる 
毎月1,000円から始めることができる。通常の株式投資は単元株が決まっており、まとまった金額でないと購入することはできない。持株会は会員皆から資金を集めて一括購入する仕組みのため、少額から始められる。

 

◆一定額給与天引き+配当も再投資のため簡便
基本的に会社のネットワーク上の申し込み画面で申請するだけで、あとは勝手に進んでいく。配当金も自動的に再買付となるため、売却を決意するまでは、こちらで何もすることはない。更に年に数回購入金額を変更することも可能である。

 


②持株会のデメリット


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◆会社への依存度が高まる
業績によって給与・賞与が増減するだけでなく、その業績により自社の株価や配当金が変動し、資産形成に影響することになる。仮に業績悪化や経営悪化時は、給与や賞与の減額だけに留まらず、株価の下落による資産の評価損や減配や無配などインカムゲインの低下にも繋がり、まさに「弱り目に祟り目」状態に陥る危険性を含んでいる。

 

◆売却までに時間がかかる
持株会口座で一括購入しているため、保有分の株式の売却は単元株を自身の口座へ移管してからとなる。
自社株の売却には、会社への申請→指定個人証券口座への移管→売却という流れを取るため売却したいと思ってもすぐには実施できない。

 

◆単元株に到達するまで売却できない
例えば自社株式の単元株が1,000株の場合、1,000株になるまでは原則自身の証券口座への払い出し申請ができない。原則と記載したのは、退職等で持株会をやめる時、即ち退会時は単元株に達していない場合は、その時点の株価での精算となるからである。


※異端児リーマンの属する会社は株主優待の設定がないが、ある場合は持株会では享受できない。

 


③最後に

 

やる・やらないは自己判断であるが、異端児リーマンは会社への依存度が上がるリスクをとってでも海外駐在員は積極的に持株会制度を活用するべきという考えである。
勿論、属する会社の将来をどう考えているのかというのが大前提となるが、投資行為が制限される中、奨励金という名の購入補助の魅力は何者にも勝るものである。
今後も自社の将来性に特に大きな懸念点が出てこない限り、購入上限金額での自社株の積み上げを継続していくことにしている。
その上で、本帰国後、投資行為に制限がなくなった所で、配当利回りや割安性を鑑み、他の投資への変更含めて再評価することにしたい。 

 

 

 


▼Success is doing, not wishing.▼
本日もありがとうございました。