自サイトを運営している方の中には「低品質コンテンツ」について気になる方も少なくありません。「低品質コンテンツ」と聞くと、「何となくKW的にわかるようでわからない…。実際なんなの？？」と疑問を持っている方も多くいます。
そこで今回は「低品質コンテンツとは何ぞや？？？」と思っている方に向けて、低品質コンテンツについてご紹介します。あわせて低品質コンテンツはSEOに影響があるのかや低品質コンテンツの見分け方や低品質コンテンツの改善方法などをチェックしていきましょう。
・低品質コンテンツが何かわかる
・低品質コンテンツの見分け方がわかる
・低品質コンテンツの対処法がわかる
・高品質コンテンツの作り方がわかる
低品質コンテンツってなに？
低品質コンテンツとは「検索ユーザーにとって有益（価値）の無いコンテンツ」を指します。また、低品質コンテンツは、SEOにマイナスな影響を与える可能性のあるコンテンツです。
基本的には、ユーザーファーストで記事作成に努めていれば低評価を受けることは少ないですが、場合によってはペナルティやSEOに影響を及ぼします。場合によっては、検索結果に表示されないコンテンツになりかねないため、どんな内容のコンテンツが低評価コンテンツなのかを詳しくチェックしていきましょう。
低品質コンテンツはSEOに大いに影響がある！
低品質のコンテンツはサイト全体のマイナス評価となるため、低品質コンテンツの割合が多ければ多いほど、サイト自体が品質が低いとみなされてしまいます。そのため、できる限り低品質のコンテンツを作らないことが大切です。
ではどんなコンテンツが低品質とされるのかをチェックしていきましょう。
検索エンジンに低品質コンテンツと判断される基準
低品質コンテンツに関してはgoogleが公式で発表している以下の内容になります。
パッと見るだけだと「っで？どんな感じのコンテンツ？？」と思う方も多いでしょう。WEBライター・WEB編集者として活動している筆者の経験上の見解も踏まえたうえで、それぞれを詳しく解説すると以下のようになります。
コンテンツの自動生成
コンテンツの自動生成とは、いろいろなところからプログラムなどを使用して文章を自動的に生成してできあがったコンテンツを言います。自動生成自体は悪ではありませんが、検索上位表示させるために自動生成のコンテンツを作成するのはNGです。
基本的に自動生成された文章は、特定のキーワード・テーマ・トピックなどをピックアップして意味を持たない「ワードサラダ」のような文章ができあがります。中には無断で複製されたページをものなどもあるため、コンテンツ自体ガイドライン違反でペナルティを課される場合があります。
内容の薄いアフィリエイトページ
自サイトを運営する上で広告収入はとても大切ですが、それだけが目的になっている内容の薄いアフィリエイトページも低品質コンテンツとして見られます。
過去には、目的のキーワードのみを羅列した文章と意味を持たない文章を組み合わせ広告をデカデカと貼っているサイトでも上位表示されていた時期がありました。
近年ではそのようなサイトはあまり多くは見られませんが、「公式サイトのコピペ」や「競合サイトのまるパクリ」など独自コンテンツを持たないアフィリエイトページはまだまだ多くあります。そのようなコンテンツは、低品質コンテンツとみなされます。
無断複製されたコンテンツ
無断複製はその名の通り無断で複製された記事を指します。これは、「重複コンテンツ」や「コピーコンテンツ」なども指し、googleはこの無断で複製されたコンテンツを評価はしません。
独自コンテンツのない、競合サイトや他サイトから転載したのみのコンテンツは低評価コンテンツとみなされます。
誘導ページ
誘導ページはドアウェイページとも言い、特定ページに誘導することが目的で作られたコンテンツを指します。
類似した内容をKWのみ変更して作成したページなどを大量に作成して検索上位を狙う手法で、検索ユーザーにとって有益でない内容を羅列しているだけなので、誘導ページに関してもガイドライン違反となりペナルティーを受けます。
低品質コンテンツの見分け方
低品質コンテンツが、一般的にどのようなコンテンツなのかは何となく理解できても、実際に自サイトのコンテンツが低品質コンテンツなのかを見極めにくいと感じる方も少なくありません。
高品質コンテンツ・低品質コンテンツの基準はあいまいですが、私がWEBライター・WEB編集者としてさまざまなクライアントさんとお仕事をしている肌感として、上記のような内容があげられます。
上記をふまえたうえで、低品質コンテンツの見分け方をチェックしていきましょう。
・インデックスされていないコンテンツを探す
・重複している記事がないかを探す
・KWだけを詰め込んだ有益でないコンテンツ
インデックスされていないコンテンツ
サーチコンソール通称サチコと呼ばれるgoogleが提供している「インターネット検索分析ツール」を利用してまずは気になるコンテンツがインデックスされているかを確認しましょう。
インデックスが済んでいないコンテンツに関しては、サーチコンソールの「URL検査」よりインデックス登録してください。
重複しているコンテンツ
重複ページがあると上記のような表示がでます。この場合、修正を検証を押して修正の内容を確認していきましょう。筆者の場合、サイトの引っ越しを行った際に重複期間などがあったため問題は解消しました。
メッセージに沿って、適切に対応をしていきましょう。
KWだけを詰め込んだ有益でないコンテンツ
サイト内のコンテンツとして記事を書く際に「キーワード」を意識して執筆する方がほとんどだと思いますが、キーワードだけを詰め込んで有益でないコンテンツを作ってはいませんか？コンテンツを作る際は、日本語として不自然にならないようにキーワードをちりばめましょう。
記事を執筆した後、必ず声に出してみて「読みにくくないか」「意味が通っているか」などを確認してくださいね。
低品質コンテンツの対処法
低品質コンテンツが見つかって「どうすればいいの？」と思う方も少なくありません。次は、低品質コンテンツが見つかった際に行うべき対処法をご紹介していきます。
低品質コンテンツにリライト・修正を入れる
低品質コンテンツは、迷わずリリライト・修正を入れましょう。リライトはSEOに効果的で「公開済みのコンテンツの改善」を指します。
記事コンテンツ・タイトルの見直し・メタディスクリプションの見直しなどなど、一度公開した記事でも時間がたった記事は定期的に見直した方がいいです。
リライトを入れるタイミングはサイトを作り始めて50記事～100記事程度作成した後に行うのがおすすめ。記事を公開し続けてもなかなか伸びない…と悩んでいる場合はリライトを入れ始めるのに絶好の時期です。
低品質コンテンツをnoindexにする
noindexは、検索エンジンに対し対象のページをインデクスしないように指示するタグを言います。ヘッド要素に
<meta name=”robots” content=”noindex”>
を記述するだけでOKなので、リライト・修正を入れず低品質な記事でインデックスさせたくない場合は、低品質コンテンツをnoindexにしましょう。
高品質コンテンツを作るコツ
低品質コンテンツにリライトや修正を入れるだけでなく、これから作成するコンテンツを高品質なものにしていきたい方も多いでしょう。次は、高品質コンテンツを作るコツをご紹介していきます。
KWの絞り込み
まずは、作成するコンテンツのキーワードをしっかりと設定しましょう。キーワードを決めたら、検索クエリも意識しつつ的確にキーワードを絞ってください。
初心者ライターとしては、キーワードはしっかりとターゲットを絞るほうが有効です。
きっと「ターゲットを絞るとなかなか検索してもらえないのでは？」と言う声もチラホラ見受けられるでしょうが、ターゲットを的確に絞りキーワードを決めることで、検索ボリュームは伸びないもののコンバーション率は高くなる傾向にあります。
ターゲットを的確に絞ったキーワードを「ロングテールキーワード」といい、ロングテールキーワードを採用して記事を作った方がコンバーション率が高くなる以外にもたくさんのメリットがあります。ロングテールキーワードについては以下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
競合サイトとの比較
キーワードが決まったら次は、そのキーワードで記事を作っている競合サイトをしっかりと精査していきましょう。検索トップ10位くらいまでの記事は必ず目を通して自分の記事内容に抜けているコンテンツがあるかを確認してください。
ここで大切なのが、競合サイトの内容・見出しを丸写ししたりコピペしたりするのは絶対にNGです。抜けている内容のコンテンツを自分の中に落とし込んで、しっかりと自分の言葉で文章を書きましょう。
必要な情報をわかりやすくまとめる
キーワードに合わせて必要な情報を集めていると次から次へと、あれもこれも情報を詰め込みたくなってしまいますが、それはあまり好ましくありません。
まとめサイトやキュレーションメディアなどが流行っていた頃は〇選などは多ければ多いほど評価されるなんて時期もありましたが、現在WEBライターとして活躍している肌感としては「結論ファーストでシンプルな内容」のコンテンツが上位表示されている傾向にあります。
1記事に1キーワード（ロングテールキーワードも1キーワードとカウント）をしっかりと意識してコンテンツを作りましょう。
タイトル・メタディスクリプション・見出しに力を入れる
悲しいかな・・・たっぷりと記事を書いてもほとんどの検索ユーザーは、タイトル・見出しを主に見ています。タイトルはお店でいう「入口看板」メタディスクリプションは「外看板メニュー」です。入口看板と外看板メニューが気に入ってもらえれば、お客さん（検索ユーザー）はそのお店（コンテンツ）に入ってくれます。
そこで店内メニューがどんな料理（見出し）なのかが分かりやすく表示されていればお客さんは注文が頼みやすく（問題解決）なるでしょう。味（コンテンツの中身）ももちろん大切ですが、まずはお店の中（コンテンツ）に入ってもらうことが何よりも大切です。
テキストは簡潔にわかりやすくまとめる
テキストも数多くの情報を詰め込みたくなりますが、見出しに対してのアンサーや解説になるような書き方が好ましいです。見出しと関連のある内容を、的確に書いていきましょう。必ず独自コンテンツになるようにコピペや丸写しなどの行為はやめてください。
アイキャッチ・画像はオリジナルが好ましい
アイキャッチ・画像を無料写真サイトや無料イラストサイトからそのまま採用している方も多くいますが、できればオリジナルでパッと見てわかる内容の画像を作成しましょう。画像作成は難しいのでは？と思う方も多いでしょうが、CANVAなどを利用すればかなり簡単にオリジナルのアイキャッチや画像が作れるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まずはストックコンテンツの作成を意識する
低品質コンテンツはSEO的に良くないコンテンツだと分かりました。現状公開している記事の中に低品質コンテンツがあったら、積極的にリライト・修正を行い場合によってはnoindexにして上位表示を目指しましょう。
これからサイトを立ち上げるなら、高品質コンテンツの作り方のコツをおさえて「ストックコンテンツ（継続的に検索ユーザーに求められる記事）」を50記事～100記事程作成してから適所リライトを入れていきましょう。
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