クロネコあぐりのブログ

猫に関することを中心にその他自分が気になったことも発信していきます。

【動画あり】猫が暴れない点鼻薬のやり方4つのコツとおすすめ点鼻薬

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            点鼻薬をイヤがる猫のイラスト

こんにちは!こんばんは!クロネコあぐりです。

 

この記事では
猫に点鼻薬をするやり方、注意点とおすすめの点鼻薬やネブライザー
について触れてるニャ!

 

猫に点鼻薬って...目薬をさすのも大変なのに

「目よりも小さい鼻に薬を入れるって、さらに難しいですよね!」

 

猫のほうもイヤがって顔を動かしたりするので余計に入れにくい!

”高難易度ミッション”です。

 

鼻の穴が大きい猫がいればいいんですが...

鼻ペチャな「ペルシャ」や「ヒマラヤン」なんかでも鼻の穴って小さいですよね。

 

けど、そんなに小さくても

猫は基本的に”鼻”で呼吸をする動物

です。

 

鼻に何か異常があれば呼吸がしづらくなって、元気も食欲もなくなってしまいます。

そんな姿とても見てられない!早く治ってほしいです!

 

そのためには”効果がちゃんと出る”ように点鼻薬をしてあげなければいけません。

 

ということで、今回は

  • 猫に点鼻薬をするときの手順と4つのコツ
  • 猫用点鼻薬のおすすめ3つと便利なサポートグッズ
  • 猫に点鼻薬をするときに注意しておくこと
  • 点鼻薬以外の治療法「ネブライザー」とは?

について解説させていただこうかなと思います。

上手にするコツを覚えて早く治してあげて、快適な”猫の呼吸”を取り戻してあげましょう。

 

ちなみに「猫の健康は食事が8割」と言われるほどで、猫の健康を守るには毎日食べるキャットフードが重要です。

こちらでおすすめを紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。

 

猫に点鼻薬をするときの手順と4つのコツ

納得している人のイラスト

猫が暴れることなく点鼻薬を上手にするために、まずは

”猫がリラックスしているとき”

を狙いましょう。

具体的には
「ごはんを食べた後」
「眠そうなとき」
「寝起きでボーっとしているとき」
などがねらい目ニャ!

さらにリラックスさせるために頭やノドといった、触られて嬉しいところを撫でてあげれば完璧です。

 

準備を整えたら、猫の点鼻スタートです。

 

猫に点鼻薬をする4つのコツとそれぞれのポイント

猫の看護師さんのイラスト

点鼻薬をするときのコツは以下の4つです。

猫の後ろに行き片方の手で”頭とアゴを固定”する

        

”少し上を向かせる”ようアゴを持ち上げる

        

③なるべく点鼻薬が見えないように、”後ろからそっと垂らす”

        

④終わったら”全力で褒めてあげる”

基本的には猫の目薬をさすときと同じなので、

目薬をさしたことがあるかたなら割とカンタンにできるのではないでしょうか。

 

ちなみに「猫への目薬のさし方」についてはこちらで解説しています。 

www.kuronekoaguri.com

 

それでは点鼻薬のやり方についてひとつずつポイントを解説していきましょう。

 

コツ①「猫の後ろに行き片方の手で頭とアゴを固定する」

猫の顔を掴んでいる写真

◆ポイント①◆

猫の正面から点鼻薬を入れようとすると

”怖がって後ずさり”してしまうことがあります。

 

なので、まずは座らせている猫の後ろに回って正座の体制をとります。

そのまま、

猫を”足の間”に入れて体を密着させる

ようにします。

こうしておけばもしイヤがったときに

「後ろにさがる」「横に逃げる」

といったことを防ぐことができるでしょう。

 

◆ポイント②◆

体勢を整えたら、片方の手(利き手じゃない方が後々やりやすいかも)で

猫の頭とアゴを”包むようにやさしく”掴んで固定します。

 

空いた方の手は点鼻薬を持っていつでもいけるようにスタンバイしておきましょう。

 

コツ②「少し上を向かせるようアゴを持ち上げる」

猫に上を向かせている写真

◆ポイント①◆

顔を固定したら、

そのまま”ゆっくりと少し上を向かせて”あげましょう。

難しい場合はノドを撫でてあげると上を向きやすくなります。

 

顔の角度は”45度くらい”の位置に調整

あまり上に向けすぎると、キツくなってイヤがりだすかもしれませんので注意しましょう。

 

◆ポイント②◆

この段階でイヤがって逃げ出したり暴れたりしようとするなら

バスタオルなどで全身を包んであげる

と包まれている安心感からか大人しくなることがよくあります。

 

噛みついてきたりして、”どうしても上手くできない場合”

最終手段として、

「猫の首の後ろの皮をグッと掴んで少しひっぱる」

ようにしてみましょう。

掴むときは手のひら全体でガバッと掴むようにするとやりやすいです。

 

いわゆる”猫つまみ”というやつで、親猫が子猫をくわえて運ぶときにするやつです。

猫に痛みはないので安心してください。

 

これをやられると猫は”動けなくなる”、または”動きが鈍る”ので、そのすきに終わらせてしまいましょう。

 

コツ③「なるべく点鼻薬が見えないように後ろからそっと垂らす」

猫に点鼻薬をするときの写真

◆ポイント①◆

上を向かせたらなるべく猫から見えないよう

”後ろ側からそっと”点鼻薬を鼻の中に垂らします。

 

このとき、

点鼻薬の容器の先端が”鼻につかないよう”にして垂らしましょう。

 

鼻の先につけてしまうと「ウイルス」「菌」容器内に入ってしまうおそれがあるからです。

難しい場合は”点鼻薬と猫の鼻の間に指を挟む”ようにすると安定しやすいです。

 

◆ポイント②◆

鼻の中にちゃんと入ったのを確認したら、

できればそのまま”上を向かせた状態で少しキープ”しておきましょう。

 

すぐに顔を下に戻すと入れた点鼻薬が流れ落ちてしまう可能性があります。

 

コツ④「終わったら全力で褒めてあげる」

猫を撫でている写真

◆ポイント◆

すべてが終わったら、

”全力で褒めてあげましょう”

大好きなおやつなどをあげてもいいです。

 

点鼻薬に限らず、猫に何かをするときには

「終わったら良いことがある」

と思わせることが大事です。

 

少なからず猫は”ガマンして点鼻薬を入れられている状態”です。

それが続けば

ストレスも溜まるし、だんだん拒みかたも強くなっていってしまいます。

 

なので、毎回終わったら、

  • 「全力で褒めてあげる」
  • 「大好きなおやつをあげる」

などして、イヤな気持ちを払拭してあげましょう。

 

【分かりにくい場合はこちら】動画で流れを確認してみよう

解説だけではいまいち分かりにくいという場合は、こちらで実際に点鼻薬をさしている動画がありますので、参考にしてみてください。

 


www.youtube.com

 

暴れてやりにくいという場合にはこちらで保定のやり方が解説されています。

※点鼻薬をするのに有効な「タオルを巻く保定」のやり方は5:34秒から解説されています。

 


www.youtube.com

 

猫用点鼻薬のおすすめ3つと便利なサポートグッズ

猫用点鼻薬のイラスト

普通は動物病院で処方してもらうことが多いでしょうが、

猫用の点鼻薬には市販されているものもあります。

 

そこで、少しですが猫用点鼻薬のおすすめを紹介しておこうと思います。

参考程度に見てみてください。

 

「はならくSP 犬猫ペット 鼻づまり」

  • 1,480円(Amazon)※価格は変動することがあります

こちらは、
厳選した卵白から”特許出願の光照射製法”で取り出した「アミノ酸結合水505」が鼻の粘膜を保護して鼻水・鼻詰まりを解消する点鼻薬
なのニャ!

”天然成分のみでつくられている”ので、副作用の心配がなく猫が舐めてしまっても安心です。

 

使用法は1日3~4回、綿棒にたっぷりと浸して鼻の中に塗ってあげます。

綿棒をイヤがるようなら直接鼻の中に垂らしても大丈夫です。

※3日以上続ければ、鼻水、鼻づまりも落ち着くようです。

  

「鼻とーる」

  • 4,400円(楽天市場)※価格は変動することがあります

こちらは、
こういった薬にありがちな”スースーする感じ”がしないように作られている点鼻薬
なのニャ!

”天然グレープフルーツの種子から抽出した保存剤”を使用しているので

「使用期限が夏場でも3か月(冬場は4か月)」

と長くなっています。

◆原材料◆
天然由来保存剤
乳化剤
水和物他
電解水
キチンキトサン

 

使用法は1滴ずつを1日に数回鼻の中に垂らしてあげてください。

 

「トーラス ペットの知恵 寒いときの健康維持に」

  • 478円(Amazon)※価格は変動することがあります

こちらは、
漢方の成分によって体の中から暖めて改善を促す保健食
なのニャ!

直接猫の鼻にするいわゆる「点鼻薬」ではなく、シロップをそのまま舐めさせるか、キャットフードに混ぜて食べさせるものになります。

 

「夏場のクーラーの効きすぎ」、「冬場の寒さによる体調不良」、「風邪気味や風邪の後遺症の改善」などで鼻水が出るようなときに効果が期待できます。

 

鼻詰まりまで効果があるかはわかりませんが、これなら猫の鼻に直接薬を入れるよりもカンタンに対策ができるでしょう。

◆原材料◆

吉野葛、カンゾウ抽出物、カミツレ抽出物等

 

その他のサポートグッズ

点鼻薬をするときに

  • 「鼻を拭いてあげる」
  • 「イヤがって暴れる猫を大人しくさせる」

といったサポートグッズもありますので紹介しておきます。

 

 

 

 

猫に点鼻薬をするときに注意しておくこと

猫に引っかかれる人のイラスト

猫に点鼻薬をするときには、いくつか注意することがあります。

あくまでも”薬”なので、正しい使い方を守るようにしましょう。

 

顔を持ったり、上を向かせたりするときはやさしく

猫がちょっとイヤがって動こうとしたとき、

つい”力を入れて押さえてしまいそう”になります。

 

けど、そこは意識して

”やさしく”持つようにしてあげましょう

 

また、点鼻薬を入れるために少し上を向かせるときも急にグイッと引き上げるのではなく、やさしくゆっくりあげるようにしましょう。

 

力をグッと入れて持ったり、急に顔を引き上げたりすると、

「押さえつけられて無理やりされている」

ように感じ取ってしまうので、余計にイヤがる可能性があります。

 

顔を固定したり、動かしたりするときは、
”やさしく”が基本
なのニャ!
”撫でている”の延長ぐらいの気持ちでやるとちょうどいいのニャ!

 

容器の先端を鼻にくっつけないようにする

いざ点鼻薬を猫の鼻の中に入れようとしたとき、なるべく鼻に点鼻薬を近づけて入れようとしますよね。

 

そのときに、

”点鼻薬の容器の先端が猫の鼻に触れない”ように入れる

ことを意識しましょう。

 

猫の鼻の病気は、

猫風邪などの「ウイルス」や「菌」に感染したことに伴って発症する

ことが多いです。

なので、先端が鼻に触れてしまうと点鼻薬にウイルスや菌が付いてしまうことがあります。

 

容器にウイルスが付いてしまうと、
・点鼻薬を入れる
  ↓
ウイルスや菌も一緒に入れてしまう
  ↓
治りが遅くなる
といったことになってしまうので気をつけるのニャ!

 

「どうしても難しい!鼻に垂らせない!」

という場合は、いちど別の容器に出してからシリンジなどを使って入れてあげるようにしたらいいです(使った容器やシリンジは毎回きちんと洗いましょう)

 

決められた回数や量をちゃんと守る

薬の投与ですので、

「決められた回数」や「1回の量」をちゃんと守るようにしましょう。

 

自分で勝手に判断して

「治ったみたいだから、もうやめよう」

とか

「よくならないから、いっぱい入れてみよう」

とかはやらないようにしましょう。

 

治ったように見えても、まだウイルスや菌が完全にいなくなっていない場合もあります。

なのに勝手に止めてしまうと、またウイルスや菌が増殖してぶり返してしまうおそれもあります。

 

また、治らないからと点鼻薬をいっぱい入れても効果が倍増するわけではないですし、過剰投与による何らかの副作用が起きないとも限りません。

 

”治ったかどうかの判断”や”治りが遅いから心配だ”といったことは、
必ず獣医師の先生に相談してみるのニャ!
自己判断はいちばん危険なのニャ!

 

点鼻薬以外の治療法「ネブライザー」とは?

獣医さんと猫のイラスト

鼻炎が重症化してしまったり、慢性的な鼻炎の治療などに使われるものとして

 

「ネブライザー」

 

という治療法があります。

 

この治療は
「薬を霧状にして噴射し、その中で呼吸することにより直接鼻などに有効成分を届ける」
という方法なのニャ!

 

人間の鼻炎や喘息などで使われることが多い治療法ですが、猫でも使うことがある治療法です。

 

人間の場合は「噴射部分を口にあてて吸い込む」ようですが、猫ではそれができないので、

”箱状のものなどに入れて、その中を霧状の薬で充満させる”

といった方法でするようです。

 

そんなネブライザー治療の「メリット・デメリット」は以下の通りです。

◆ネブライザー治療のメリット◆
  • 薬が直接、鼻や気管支などに届く
  • 薬の量が少なくてすむので、全身性の副作用が少ない
  • 暴れたりして、点鼻薬などやりにくい猫でも大丈夫

 

◆ネブライザー治療のデメリット◆
  • 自宅でするには機械や猫を入れるボックスが必要
  • 毎回キレイに機械を洗浄しなくてはいけない
  • 時間がかかる

 

ネブライザー治療をしている動画です。


www.youtube.com

 

興味のある方は、動物病院でもできますので一度相談してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

伸びをする猫のイラスト

いかがだったでしょうか。

今回は

「猫に点鼻薬をするときのコツや注意点とおすすめの点鼻薬、ネブライザー」について解説をさせていただきました。

 

何が言いたいのかをまとめると

  • 猫の点鼻薬のやり方は基本目薬をさすときと同じやり方
  • 猫がリラックスしているときにやる方のがコツ
  • やさしく行い無理強いはしない
  • 容器の先端を鼻にくっつけないようにする
  • 終わったら全力で褒めてあげる
  • 決められた回数や量を守る
  • 点鼻薬以外に「ネブライザー」という治療法もある

といったことになります。

猫に点鼻薬を入れたりするのは、人も大変ですが、猫も大変です。

薬の投与をしなくてもいいように、普段から猫の健康には気をつけておくようにしましょう。

 

それでは、この記事が少しでもあなたの参考になったなら幸いです。