2022年10月03日 20:15

前とは違うんですよ

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よく「前にもそうだった」という理由でごり押ししてくる人がいる。

先日も勤務先に来た客で凄いのがいた。

車で来た客(そうだなぁ見た感じ70歳代後半と思しき爺さま)に、
「駐車場は有料になります」というと、
「前の時は金取られなかったし、そこらへんの邪魔にならないところに停めてくれと言われたから今回もそうするから!」
とこちらの話を聞かないで勝手に停めようとしたので、追いかけていって再度説明。
「この場所は今日は工事関係の車両、トラックなどがいっぱい来るので止められないのです、それに基本有料で要件にあった場合だけ無料です。有料スペースに止めてください」と言うも、
「俺は足が悪いから行かれないんだよ、だからだよ」と。
「もし手帳を持ちならば提示していただければ障がい者用の無料駐車枠のところに案内するので…」というも、
「こんな程度で障害認定なんて受けられるわけねーだろ💢」となぜか激怒。
「とにかく前も無料だったんだよ!」

あまりに聞く耳持たずと高圧的な物言いと、わからずやさ塩梅に流石にぼくもイラっとし、
「規定通りに有料で払って駐車する人もいる中で、私があなたは特別に無料でOKですと言うわけにはいかないんです!」

それでも無視してスタスタ歩き出す始末😓
停めてはいけない場所にとめるわ、金も払わないわと、やりたい放題。
その理由が「前にもそうだったから」の一点張り。

さすがに僕一人じゃ対応しきれないと思い応援を頼んだ。

3人がかりで再度説明したのだがやはりこちら側のいうことを頑として聞かない。

もう果てには職場の責任者を呼んだ😒
その上で改めて聞いた。
「以前っていつのことで、誰に言われたのですか?」

「あんたら最近入った人間だからわからないだろうけどオレは20年前にもここに来た時にそう言われたんだよ!😤」
と平然と💦

もう一同、口をあんぐりさせて、
びっくりよ😵

「えっ…」(いま20年前って言ったよね???😅)
絶句してしまい、しばし静かになった。

場の雰囲気が変わったことを察知したのだろうか、爺様、今度は、
「カネ払えばいーんだろ!💢払えばよぉ!💢」
もう興奮して身体が震えている。
そして札をわしづかみにして投げつけんばかりに渡してきた。

「前も同じと仰いますが、今日は違うんです!あなたにとっては以前と同じでも、だからといってこちらの決まりを変える理由にはならないんです!だからそのような理由は当方には関係ないんです!前とは違うんですよ!

もう意地になっちゃったんだろうね。
(引っ込みがつかなくなったときの気持ちも若干分からないでもないが…😅)
それでも納得しない爺様。

さすがに金を踏み倒すとなるとヤバイと思ったのか、
最終的には、料金だけは支払ったが、

工事車両に囲まれて出庫時に相当苦労することになるし、
工事業者にも迷惑がかかるが、
駐車位置については頑としていうことを聞かないままだ。

まぁ、、、
興奮の余りに頭の血管が切れたりして、
倒れられたり、
また死なれても困るというもの💦

責任者も終始苦笑い。
致し方なく駐車位置は爺様のわがままをゆるした。

爺様が去った後、
一同、どっと疲労感に襲われる😰
一同、深いため息😮‍💨
「あぁ…歳取ってもああいう老人にはなるまい!って思ったなぁ。」
と僕の上司。

これは爺さん批判の話ではない。

おそらく、程度の差こそあれ、
自分が中心、その自分の考えに固執してしまうこのような人はどこにでもいる。

僕は、人は齢を重ねるごとに、
世の中の酸いも甘いもを経験してくる中で、
角が取れて丸くなるものだとかってに思っていたのだけど、
それとは逆に、歳をとってますます頑固になって、
ガチガチの石アタマと化すひともいることをあらためて思い知らされた。

ちなみに僕、
短気ですぐにカーっと頭に血が上る質だったのだけど、
それこそ人生の折り返し地点をとうに経過したいま、
怒りに割くエネルギーが身体に応えるようになってきた。
僕はそういう理由で丸くなるタイプの人なのかしら?ね😅

また特に最近は、引き寄せる現実を見据えてという観点でみることや、
現実を創造しているのは自分だという観点にすぐに立ちかえるクセ付けをしているせいだろうか、
嫌な氣分を長く継続することは以前に比べれば激減したように思う。

だから、この爺様の件をネタに怒ったり嫌な氣分になるのもくだらないこと。
件の爺様は反面教師の教材として出現したのだなぁ…
と認識することにした。

考えようによっては、
この爺様との経験は、
「こうはなりたくはない」と思ったのと同時に
「どうなりたいのか」を想起させる意味合いもあったのだ。
これも学びの一環。って。

ものの見方が変わったんだなぁ、
と我ながらちょっとだけ感心。

以前は思い出し怒りの常習だった僕だけど、
奇しくも爺様に諭した言葉と同じになるが、
前とは違うんですよ😆

そう思えるのも、
客観的に自分を観られるようになったことの証なのだろう。

いい感じになってきた!👍
と想う僕なのだけど、、、

この記事を読んだがために、
この話の爺様の所業に腹を立てた人もおられるかも?
僕はそういう気持ちにさせようと意図したわけではないのですが、
結果的にもし腹立たしいなぁと思われた方にはごめんなさい。

生意気な提案かも知れませんが、
せっかくですので、
この爺様の所業を、価値判断抜きにして、
あくまで教材として観てみる。
をやってみてはいかがでしょうか😅

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過去世療法や退行催眠、行動習性など、催眠と潜在意識の世界を歩いています。

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