株価暴落時のスポット買いの戦略を考える

今は日本株が絶好調ですね。日経平均株価も30,000円を突破し、バブル以来31年ぶりの高値をつけました。一方、中国の不動産開発大手の恒大集団が3000億ドル程の負債を抱え、中国最大の破綻が目前に迫っている状況です。

暴落時に安く株を買うために、最近の好調相場では投資資金を準備する期間でもあると考えています。

大暴落は7~8年ごとに起こると言われています。過去の大暴落時の株価の値動きを再確認してみたいと思います。

株価暴落時のスポット買いの方法を考える
出典:my index 「投資のデータ集」より

株価暴落時のスポット買いの方法を考える

株価暴落時の値動きと回復までの期間

株価大暴落時は、世界大恐慌を除けば下落率が-30%~50%位ということがわかります。コロナショック時は下落率は-32.8%でした。

最安値をつけるのは、暴落開始から半年後~数年後。世界金融危機の時は暴落開始から一旦株価が半年程度落ち着いた期間があり、また急落するという2段階の暴落がありました。コロナショック時は最安値をつけたのは下落開始から1ヶ月後で、その後株価は急回復しました。

株価が暴落を開始した後に暴落前まで回復するまでの期間は、1年~5年程度。コロナショック時は9ヶ月で回復しています。

株価暴落時の株の買い方を考える。

今回のコロナショックは株価が最安値をつけて回復するまでの時間が非常に早かったので、少し特殊な感じがしますが、概ね株価の暴落時には株価が30%以上安く買えるチャンスであるということがわかります。

しかし、最安値をつける時期を特定するのは非常に難しいです。世界金融危機のように何段階かで何年も下落していく場合もあります。また、株価回復までの時間にはある程度時間があるため、購入を急ぎすぎないのが得策と考えます。

これらの実例から私が考える株価暴落時の買い方は

・投資資金を分割して、株価下落率-20%、-30%、-40%、-50%、-60%など閾値を設けて、その下落率を超えた時に同じ金額ずつ購入すると決める。

・直近の最安値から20%以上上がったら、もう暴落はないと判断して同じ金額を買い増す。

・常に投資資金が枯渇しないように余力を持つ。

株価暴落時に慌てふためかないように、事前に自分だけの投資戦略を考えてみてはいかかでしょうか。

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